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獄門島 の商品レビュー

4

230件のお客様レビュー

  1. 5つ

    69

  2. 4つ

    80

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    5

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2024/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古谷一行版金田一耕助シリーズをスカパーで何回も見て、あらすじも犯人も知っていたけど原作は未読だったので読んでみた。 いわゆる差別用語バンバン出てくるし今は多分ドラマ化出来ないであろう作品。でもトリックは奇抜というか…いくら暗がりでも死体背負ってたらわかると思うけど…f^_^; それよりもいつも思うがとにかく人間関係が秀逸☆ 島のドン嘉右衞門さんや息子の与三松、その後妻のお小夜、分家のお志保さんや怪しいイケメンの鵜飼、雪月花の三姉妹等々、みんなオカシイ。 それが濃くてオドロオドロしくて好きな作品☆

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2024/04/29

この小説の初版が昭和46年という事実に衝撃です。何年経っても色褪せることの無い傑作がこの本だと思います。 今では、昔よりも面白いミステリー小説がたくさん登場しましたが、この小説はそれらに負けず、終戦後と獄門島の独特な雰囲気が唯一無二であると言えます。

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2024/04/28

あの有名な探偵、金田一耕介の二作目。ミステリー小説の金字塔的作品で、古めのミステリーランキングでは一位をとっているような作品です。今読むと、トリックなどに古さは感じられますが、探偵金田一のキャラや作中の雰囲気は色褪せていない名作です。

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2024/04/25

南北朝時代は海賊の根城となり、江戸時代には流刑地となった獄門島。復員船で死んだ戦友に遺言を託され、金田一耕助はこの瀬戸内海の孤島へ向かう。 「三人の妹が殺される……おれの代わりに獄門島へ行ってくれ。」 そして、その言葉のとおり、異様な殺人事件が次々と起こる… 先に読んだ『本陣殺...

南北朝時代は海賊の根城となり、江戸時代には流刑地となった獄門島。復員船で死んだ戦友に遺言を託され、金田一耕助はこの瀬戸内海の孤島へ向かう。 「三人の妹が殺される……おれの代わりに獄門島へ行ってくれ。」 そして、その言葉のとおり、異様な殺人事件が次々と起こる… 先に読んだ『本陣殺人事件』『八つ墓村』と同じく、因習が色濃く残る閉鎖的な地方が舞台になっているが、金田一耕助をはじめ、床屋の清吉や警官の清水などコミカルな人物が登場するためか、そこまでおどろおどろしくはなく、最後には寂しい余韻が残る。 また上記二作とは違い、金田一耕助の目線を中心に物語が進むため、全編にわたって活躍する姿が描かれている。

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2024/02/17

 作者がアガサクリスティに影響を受けて書いた傑作。国産の「見立て殺人」の作品かつ横溝正史の作品としてはNo.1と言っていいくらいの作品。

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2024/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本鬼頭の人間がことごとく精神がおかしくなったことになんらかトリック(祈祷所らへんから火山ガスがでてるとか、毒盛られてるとか)があるのかなと期待してたけど特になかった。閉鎖的な村社会が人を変えてしまったのかな。 それで村長と猫はどこへ…w

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2024/01/24

何もコメントいらないくらい名作 俳句での見立て殺人も斬新、あの時代ならではといったところ 何回も読んでしまいます

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2023/12/30

前半やはり読むのがすこし億劫になるが、後半からおもしろくなる ただ、先に読んでいた八つ墓村に比べたらあまり人物に魅力を感じられず、動機やトリックも感心するほどではない

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2023/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人生で初めて『金田一』シリーズを読みました。 最初は古めかしい文体や語句が多くて読み進めるのに苦労したけど、それも気にならないくらいストーリーが面白くて、時間をかけてゆっくり楽しめました。 まず『獄門島』という名前がかっこいい! 流刑地だったとか海賊の子孫が多いとか名前も歴史も物々しくてワクワクが止まりませんでした。 何も起こらないはずがなく…という感じの舞台でこれぞミステリー!という胸の高鳴りを感じました。 (現代的な刑事ものも好きだけど、やっぱり『島』っていいですね) ミステリー読む時は犯人が誰か予想しながら読むのも一つの楽しみだけど、今回は全然見当もつかなかったし意外な人でした。 誰かのために殺人を犯したり… いや、誰かのためというより、これは脅迫めいた理由からなのか… でも遺言通りにしなかったら末代まで呪い祟るぞ!と言われてもフツー人殺しして挙句の果て自殺なんて… この辺は昔の人の感覚って感じでした。 いっくら三人娘がどうしようもない殺して惜しくもない人間だとしても、未来ある若い娘を、本家だの分家だの跡継ぎだの、くだらない理由(当人たちにとってはそれが全てだったわけだけど)で殺してしまうなんて。 閉鎖的な世界って怖いなぁ!と改めて思いました。 『気ちがいじゃが仕方ない』は意味がわからなくてずっと何だろう?と考えながら読んでいましたが、まさか『季節が違うが仕方ない』なんて意味だなんて……… 怖!!! 人殺しておいてなーに季語なんか気にしてるのよ! この謎が解けた時、牢に閉じ込められているキチガイより和尚の方がよっぽど『気ちがい』だと思い、リアルにドン引きしました。笑 とりあえず、自分が猫好きなので、最後の殺人で猫ちゃんが残念なことにならなくて良かったなぁ、とホットしました。笑 金田一シリーズハマった感あるので、次は一作目から読んでいこうかなぁと思いました。

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2023/08/21

おおっと! これは想定外のラスト!!(๑°ㅁ°๑)✧ 戦友で、復員兵である鬼頭千万太が復員船で金田一耕助に遺言を託す。 瀬戸内海の小島『獄門島』へ行き、妹達が殺されるのを阻止してほしいと。 獄門島で起こった連続殺人事件には、共通点があった—。 金田一耕助シリーズ第3弾...

おおっと! これは想定外のラスト!!(๑°ㅁ°๑)✧ 戦友で、復員兵である鬼頭千万太が復員船で金田一耕助に遺言を託す。 瀬戸内海の小島『獄門島』へ行き、妹達が殺されるのを阻止してほしいと。 獄門島で起こった連続殺人事件には、共通点があった—。 金田一耕助シリーズ第3弾! 第3弾! …なのに、またやってしまった(-_-;) 『本陣殺人事件』を先に読む事をオススメする! 本陣持ってるのに、どうしても『獄門島』読みたい気分でした。笑 ただ、気にしなければストーリー自体は問題ないと思います。 瀬戸内海の名物は海賊—。 海賊の子孫といわれる土着の漁師と婚姻して子孫を残した…と言われる獄門島。 江戸時代は流刑の地だったそう。 島の名前もかっこいい(º﹃º ) 排他主義的な島であるという点も魅力的(〃´-`〃)♡ 島内皆家族傾向強し…。 なるほど… これが有名な獄門島… ミステリーの金字塔と紹介されているだけの事はある。 モヤっと感じる人間関係の設定がまたいい。 たいていお家騒動。 毎回思うのですが、横溝作品の1番好きな点は『派手な死体』♡⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝ 一目で発見者を驚愕させるその存在感が素敵.☆. 今回の名シーン。 遺体は着物姿の花子ちゃんが梅の木から宙吊りにされております…。(有名なシーンかな?) この派手さがとても好き! 美しや〜‎߹ㅁ‎߹)♡ 細かな真相が小出しなので後半になっても「これは犯人を当てるのは不可能なのでは?」……と思いましたが、金田一が犯人を確信した時点で材料は出揃っているハズなのかも…。 私は気付かなかったが笑 これは犯人わからん…(いつもわからんが…笑) やはり金田一耕助シリーズ面白い(´▽`)! この後、いつものように映画も観ようと思います。 あのシーンもあのシーンも映像で観るの楽しみ♡

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