スローカーブを、もう一球 の商品レビュー
’79年夏の甲子園の…
’79年夏の甲子園の球児達の一瞬の出来事。広島対近鉄の日本シリーズ第7戦の江夏豊投手。一人でオリンピック出場をかけた津田真男氏。バッティングピッチャー黒田真治氏。ボクサー春日井健氏。スカッシュの坂本聖二氏。高崎高校野球部の川端俊介氏。飯野邦彦監督。棒高跳び選手高橋卓己氏。どの話も...
’79年夏の甲子園の球児達の一瞬の出来事。広島対近鉄の日本シリーズ第7戦の江夏豊投手。一人でオリンピック出場をかけた津田真男氏。バッティングピッチャー黒田真治氏。ボクサー春日井健氏。スカッシュの坂本聖二氏。高崎高校野球部の川端俊介氏。飯野邦彦監督。棒高跳び選手高橋卓己氏。どの話も当事者の心理・感情、外からの視点を交互におりまぜた臨場感あふれる文章に引き込まれました。
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さまざまなスポーツに…
さまざまなスポーツに挑むアスリートたちの一番輝いた瞬間がドラマチックに描かれたスポーツ・ノンフィクション。結果こそが全ての世界に挑むアスリートの思いが、山際さんの感性豊かな文章からよく伝わってきます。スポーツにあまり興味がない人でも、きっと何かを感じさせてくれる一冊です。
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地方の高校野球決勝、…
地方の高校野球決勝、バッティングピッチャー。日本シリーズ最終戦といった華やかな舞台だけでなく、様々な野球選手にスポットをあてたノンフィクションです。
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結局主人公はどうなる…
結局主人公はどうなるの?という結論。みんなで語り合いたい一冊。
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題名にもなっているの…
題名にもなっているのは群馬県が誇る名門「高高」(高崎高校)のエースが甲子園に出場したときの話。私の親友に高高出身が2人いるのですがとても興奮しておりました。私は母校が違うのでそこまで興奮しませんでしたが、進学校のエースらしい心理描写など、楽しく読ませてもらいました。野球好きにはお...
題名にもなっているのは群馬県が誇る名門「高高」(高崎高校)のエースが甲子園に出場したときの話。私の親友に高高出身が2人いるのですがとても興奮しておりました。私は母校が違うのでそこまで興奮しませんでしたが、進学校のエースらしい心理描写など、楽しく読ませてもらいました。野球好きにはおすすめの1作です。
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『怪物に出会った日』きっかけで。視点や時間軸を何度もスイッチしながら一つの「ドラマ」を淡々と語る、というこの手法だからこそ、その日その時その一瞬の臨場感をよりドラマチックに感じながら読むことができた。どれだけ丹念な取材の賜物なんだろうか。
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8の短編がおさめられた作品 いずれもスポーツ関連で半分は野球 実際のお話のようで第8回日本ノンフィクション賞受賞作 こういった作品もおもしろいなと感じました スポーツを字で読む楽しさがありました
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
※2004/7/18のblogより転載 何年ぶり、いや十数年ぶりに読んだだろうか。 学生時代に一度読んで、山際淳司氏が亡くなった時に読んで、今回3度目読み終えた。 何故今回読んだかというと、普通は購入した本は捨てる事は無いのだけれど、数度の引越しの間に紛失してしまうものも多数あります。 このスローカーブも、そういった一冊でした。 たまたま古本屋巡りをしていた時に発見し、久しぶりに読みたくなったので購入。100円だったのでダブってもいいかと。 1979年夏の甲子園、未だ語り継がれる箕島vs星陵戦を描いた「八月のカクテル光線」。 1979年日本シリーズ優勝を決めた、江夏豊のあの一球「江夏の21球」。 平凡な青年がオリンピック出場を目指す「たった一人のオリンピック」。 無名校から名門巨人に入団した高校生の物語「背番号94」。 努力・汗・練習・ストイック、ボクシングに必要なファクターに、全く無縁な男を描くボクシングストーリー「ザ・シティ・ボクサー」。 営業マンとして働きながら、スカッシュの第一人者としても世界を飛び回る「ジムナジウムのスーパーマン」。 エリートとは無縁な高校生が投げる魔球「スローカーブをもう一球」。 棒高跳び幻の五輪代表が思い起こす、セピア色の想い出「ポール・ヴォルター」。 以上、8編の短編作品集。 何度読んでも新鮮で、早く次のページが読みたくなってしまう。 特に野球モノを読む時のBGMは、是非ともデーゲーム。出来ればユニコーンverで。坂上二郎さんも好きなんだけど、この本に合うのはユニコーンの方なのよね。 山際氏は、95年に享年46歳という若さでお亡くなりになっている。 ノンフィクションスポーツライターとしては、他の追随を許さない類稀な存在だっただけに、その損失は計り知れない。と思います。 わたし的には、とてつもない大損失でありました。もっともっと、色々なスポーツやプレーヤーを描く山際さんの文章を読みたかったなあ。
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小学生の頃、母に勧められて読んだ。 読み終わって、不思議な感じがしたのを憶えてる。 以来、山際さんの本を探しては、読んでいた。 今も、たまに思いついては、本屋で探す。 もう、新作はないとわかっていても。 本を読みたいという欲求は、たぶんここから始まっている。
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ノンフィクションという分野に出会ったのがこの作品 この作品に出会えたことを本当に感謝している。 この作品を知るきっかけになったのは、山際氏を知ったことに始まる。 1995年前後、山際氏がこのCMに出ていた。 ノンフィクション作家 山際淳司のテロップがすごく頭に残っていて・・・...
ノンフィクションという分野に出会ったのがこの作品 この作品に出会えたことを本当に感謝している。 この作品を知るきっかけになったのは、山際氏を知ったことに始まる。 1995年前後、山際氏がこのCMに出ていた。 ノンフィクション作家 山際淳司のテロップがすごく頭に残っていて・・・ その年、山際氏はがんのため急逝してしまう・・ それが当時クローズアップされ、余計に彼に興味を持ったことを記憶しています。 この本は ?8月のカクテル光線(1979年甲子園箕島VS星稜戦) ?江夏の21球(1979年の日本シリーズ最終戦) ?たった1人のオリンピック ?背番号94 ?ザ・シティ・ボクサー ?ジムナジウムのスーパースター ?スローカーブをもう1球 ?ポールボルダー 合計8作品からなります。 山際氏は、主人公の思い考えなどすごくリアルにとらえています・・ あまりに有名な江夏の21球 江夏投手の1球1球の気持ち、思い、ブルペンの動き、監督の思惑、後ろで守るバックの気持ち その場所に自分がいるかのような状況描写・・ この作品のあと、私は、彼の作品を見かけるたびに購入し、読めるものはすべて読んでいきました・・ 今生きていたら、どんなものを書くんだろうと・・
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