ベストセラー小説の書き方 の商品レビュー
読み物として面白いので、自身で小説を書かない人でも楽しめると思います。 古いアメリカの出版事情など現在の日本では役に立たないと思われる情報も多いけれど、ものの考え方としては応用は効くのではないかと思います。 小説を書くときに気をつけるべきことが分かりやすく書かれているし、いやみの...
読み物として面白いので、自身で小説を書かない人でも楽しめると思います。 古いアメリカの出版事情など現在の日本では役に立たないと思われる情報も多いけれど、ものの考え方としては応用は効くのではないかと思います。 小説を書くときに気をつけるべきことが分かりやすく書かれているし、いやみのない文章で面白かったです。
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題名からして明快。 中身も熱い! 何が一番熱いって作者の心意気である。さらりと書かれた何気ない言葉に彼の生き様が如実に現れている。 たとえば、書く行為の目的(13頁)で、 「ひとりぼっちのおびえた人々全てに手を差し伸べて、心の底では私たちは一人ひとり皆同じであることを知らせるの...
題名からして明快。 中身も熱い! 何が一番熱いって作者の心意気である。さらりと書かれた何気ない言葉に彼の生き様が如実に現れている。 たとえば、書く行為の目的(13頁)で、 「ひとりぼっちのおびえた人々全てに手を差し伸べて、心の底では私たちは一人ひとり皆同じであることを知らせるのも作家の役目」 (18頁) 「小説の目的は、読者とのコミュニケーションである。…読者の心に隠れた糸に触れ、それをかき鳴らす」 書かずにはいられない人間と、小説を読まずにはいられない人間。どちらも孤独な作業の中で繰り広げられるが、その孤独に橋を架けたいとする、著者の、人間に対する優しい愛情。 確かに、テクニックやマニュアルを侮蔑する人々も多い。だが、先達には当たり前のテクニックやノウハウが、入門者にはさっぱりわからない物も多いのだ。著者はそこまで酌んで、徹底的にテクニック的なことを書き連ねる。 ああ、全て彼の奥深い愛情からである。 心が伝わると、頁をめくるのも楽しい。 題名が俗っぽいが、それもまた彼の狙いだからして、なかなかどうして、愛嬌がある。
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書く方じゃなくて、読むを楽しむために読みました。 小説がどんな風に出来ているのか、体系的に網羅されている良書だと思います。
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「ベストセラーとは何か」 100万部以上売ることである。すげぇ。 売れるからって、読者に迎合するだけじゃ面白い作品にならず。真剣に面白いベストセラーを書くにはどうすべきかを語りきった逸品。 陥りやすいダメなことがらについて「一部の、天才か、ほかの事柄が秀逸であるが故に成功...
「ベストセラーとは何か」 100万部以上売ることである。すげぇ。 売れるからって、読者に迎合するだけじゃ面白い作品にならず。真剣に面白いベストセラーを書くにはどうすべきかを語りきった逸品。 陥りやすいダメなことがらについて「一部の、天才か、ほかの事柄が秀逸であるが故に成功しているだけで、素人が手を出すもんじゃない(意訳)」と切り捨ててるところがかっこいい。惚れる。 己の書きたいテーマで、構成を考えプロットを練り、魅力的な登場人物を効果的に描写し、さらに説得力のある背景を用意する。 至極まっとうで面白い。 リアリティに欠ける作品を読んでいて、「些細ではあるが、おやっと思う箇所にぶつかった。そこでつまづくたびに、作品が創造しようとしているリアリティの世界から、ふと現実に引き戻されてしまう」は、すごくあるある、と思う。 面白い小説は作品世界に耽溺できる。 最初の1〜3ページで書う本を選ぶもその通り。1〜3ページ読んで合わないと思う本を読了することは、(よっぽど暇か、活字に飢えてない限り)無い。 書きたいものを書いてるからいい、分かってくれる人が居るからいい、と、特定のジャンル小説しか書かない作家に、著者は問いかける。 「なぜTOPを目指さないのか」 噴いた。かっこいいわ。 著者は面白い小説が大好きで、みんなオラに面白い小説を読ませてくれと叫んでる感じがします。前向きでまっとうですがすがしい。 著者のいうところのベストセラー、面白い小説の好みが私の好みに近いので、巻末の「読んで読んで読みまくれ」は読んでみようかなと思いました。
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アメリカの人が書いた本。読んでも損にはなりません程度。「新人賞の獲り方おしえます」を読んだ方がいいんじゃないかと。
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