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ベストセラー小説の書き方 の商品レビュー

3.8

35件のお客様レビュー

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    10

  2. 4つ

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2012/05/22

自身の経験から「悪いことは言わないからジャンル小説なんか書かずに一般大衆小説を書け、な?」と繰り返すのが妙に可笑しかった。初めて邦訳が出たのが1983年(自分がクーンツを初めて知った『ウォッチャーズ』の10年前だ)なのでその点は差し引いて読んだ方がいい箇所も一部あるが、それ以外は...

自身の経験から「悪いことは言わないからジャンル小説なんか書かずに一般大衆小説を書け、な?」と繰り返すのが妙に可笑しかった。初めて邦訳が出たのが1983年(自分がクーンツを初めて知った『ウォッチャーズ』の10年前だ)なのでその点は差し引いて読んだ方がいい箇所も一部あるが、それ以外は普遍的なものかもしれない。作家志望者に限らず読者としても興味深い記述は多かった。

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2020/12/01

言わずと知れたクーンツの、作家志望者向けハウツー本(って言ったら良いのか?)。著者自身の作品の文章が文例としてたびたび登場するので、サブテキストとしても愉しめるかも。 実際、ハウツー本として役立つかどうかというより、そういう読み方の方が愉しめると思う。アメリカ出版業界の裏事情みた...

言わずと知れたクーンツの、作家志望者向けハウツー本(って言ったら良いのか?)。著者自身の作品の文章が文例としてたびたび登場するので、サブテキストとしても愉しめるかも。 実際、ハウツー本として役立つかどうかというより、そういう読み方の方が愉しめると思う。アメリカ出版業界の裏事情みたいなところはそれなりに面白い(とはいえ30年近く前の状況、ではあるが)。

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2012/03/06

作者がとても偉そうな上から目線で物言いをしているが、実際にベストセラーを連発している人らしいから、それはそれで許せるかな。 数々の名言やオススメ本の紹介で、本は付箋でいっぱいになってしまった。 これからのわたしの作家人生に多大なる影響を与えることになる人かも。 この人の小説はひと...

作者がとても偉そうな上から目線で物言いをしているが、実際にベストセラーを連発している人らしいから、それはそれで許せるかな。 数々の名言やオススメ本の紹介で、本は付箋でいっぱいになってしまった。 これからのわたしの作家人生に多大なる影響を与えることになる人かも。 この人の小説はひとつも読んだことないがw

Posted byブクログ

2013/07/02

数年前に読んだ本。読み物としてもとても面白く、文章を書く仕事に憧れる人には実用的だと思った。 フォトリーディング&高速リーディング。 読了。 プロとしての態度でしっかりとタイプライターの前に座る。読んで読んで読みまくり、書いて書いて書きまくる。なかなかすごい事だと思った。 流通...

数年前に読んだ本。読み物としてもとても面白く、文章を書く仕事に憧れる人には実用的だと思った。 フォトリーディング&高速リーディング。 読了。 プロとしての態度でしっかりとタイプライターの前に座る。読んで読んで読みまくり、書いて書いて書きまくる。なかなかすごい事だと思った。 流通業界の事についても記述があり、作家志望の人はぜひ読んだ方が良いと思った。それ以外にも創造的な仕事をしている人には創作のヒントになると思う。 星五つ。

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2011/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 すごくよかった。クーンツの言い方は体育会系だしアメリカンなオプティミズムも溢れんばかりで、たとえば「まず売れる作品を書かねば作家としてダメ」「読者が読みたいと思えるものを提供することもできないで何が作家か」といった論調が強いのだけど、基本的なポリシーとして「読みまくり、書きまくれ」という単純な、だけど何よりも真っ当な主張があるから、「いやそんな一面的な」と辟易する前にまず書いてみよう、そして何でも読もう、という方向に背中を後押しされるような感じがします。  こうすべきだ、という部分も少なくないし、エンターテイメントの手法を自作の引用から説明していくところは、さすがに読んでいてつらかったり退屈だったりもするのだけど(読みまくれって言ってるんだからそれだけでよくないすか、先生、みたいなね)、「私は肉体労働その他過酷なこともやってきたが作家よりきつい仕事はない」なんてありがたいお言葉だし、具体的に「一日14時間ほどタイプの前に座る生活を7年続けた」上でのノウハウだって言われれば内容はさておき背筋がピンとしちゃうよね。いい話です。 (今本が手元にないから上の具体的な数字間違ってるかもしれません。まあ雰囲気で)

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2011/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説ないし全ての物語に通じる、プロットや性格描写やアクションなどをより深く考察するためには、これは必読書。文体についてはとにかく濫読を薦めていた。スランプ脱出法は実生活でも適用できるかと思います。

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2011/09/02

1996年の夏に出版され、もう15年ほど経つことになる。内容的には古い。参考にならない部分もある。けれど読み物として面白い。クーンツという人が頭の良い、強い心を持った人だということが分かる気がする。 文章作成の際の重要事項の一つに、余分なものを削ること、いわゆる【簡潔な文章を...

1996年の夏に出版され、もう15年ほど経つことになる。内容的には古い。参考にならない部分もある。けれど読み物として面白い。クーンツという人が頭の良い、強い心を持った人だということが分かる気がする。 文章作成の際の重要事項の一つに、余分なものを削ること、いわゆる【簡潔な文章を心がける】があると思うが、本作の中でもその項があり、人物のセリフが例文として載っている。ここが大変タメになる。ああ、ここをこう削るのかと、具体的に学べると思う。 巻末の読書ガイド、多くが既読であり、多くが未読だった。なにを読めばいいか分からない人のためには、素敵な道しるべだと思う。

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2011/08/11

ドラマチックではなやかなことばを選ぶことが、読者の興味を引くコツ 実存感がありそれなりに首尾一貫し、おもしろくて好感の持てそうな人物ふたりを考えついたら、彼らに対話させてみる ①作家は今まさに恐ろしい困難に遭遇しようとしている主人公を紹介する ②主人公はその困難を乗り越えよう...

ドラマチックではなやかなことばを選ぶことが、読者の興味を引くコツ 実存感がありそれなりに首尾一貫し、おもしろくて好感の持てそうな人物ふたりを考えついたら、彼らに対話させてみる ①作家は今まさに恐ろしい困難に遭遇しようとしている主人公を紹介する ②主人公はその困難を乗り越えようと努力するがさらに深みにハマる一方である ③主人公が穴から這い上がろうとするといろいろやっかいなことが持ち上がる。事態はどんどん悪化していき、ついに考えがつかないほど困難に巻き込まれ、最悪の事態になる。多くの場合、このトラブルは、主人公が問題を解決しようとあがくうちに犯した失敗や判断のあやまりがもたらしたものだ。失敗やあやまった判断は、主人公の個性を形成している欠点や美点の相互作用から生じる ④恐ろしい体験と耐えがたい状況によって、深く傷つき、変貌を遂げた主人公は、自分自身について、あるいは人間が常に置かれている状況について、なにかを学びとる。彼は取り囲まれている危険な状況から抜け出すためには、自分が何をするべきかをさとる。彼はなすべき行動を実行に移す。それは成功することもあれば、失敗に終わることもある。しかし成功するほうが多い。というのも読者は、ハッピーエンドを好む傾向があるからだ 「じらせ」の手法 「時を刻む時計のトリック」

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2011/04/12

役に立つ部分もあり、ない部分もあり、というのがこの手の本ですね。 何種類も読み込むといいと思います。 翻訳物なので、読みづらい感じを受けることもありますし 古い本なので“今”とは当て嵌まらない部分もありますが もっとも!なことを言っている部分も多々ありますし あまりこういった本...

役に立つ部分もあり、ない部分もあり、というのがこの手の本ですね。 何種類も読み込むといいと思います。 翻訳物なので、読みづらい感じを受けることもありますし 古い本なので“今”とは当て嵌まらない部分もありますが もっとも!なことを言っている部分も多々ありますし あまりこういった本を読まない方にはオススメ。 それなりに、役に立ちます。 また、これを読んだ後、西尾維新のまよいマイマイを読んだら 西尾さんもこの本を呼んでいることに気付きました。 そこかしこにネタをちりばめる方だなぁ(笑 そういう意味でも「みんな読んでるから読んでみる」というのはアリかと。 小説を読んだ時にこの本のネタがあったりしたら面白いですね。

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2010/12/04

学校へ行く時間は無いので教本代わりに購入。残念ながら第一章は読み飛ばし。 頭の中では分かっているけどうまく形にならない疑問や書き方など、作り手にとって壁になるだろう部分をピックアップ、解決策を説明してくれている。 また作者の思いが切にこもってる。 ただし、年代がちょっと古いので...

学校へ行く時間は無いので教本代わりに購入。残念ながら第一章は読み飛ばし。 頭の中では分かっているけどうまく形にならない疑問や書き方など、作り手にとって壁になるだろう部分をピックアップ、解決策を説明してくれている。 また作者の思いが切にこもってる。 ただし、年代がちょっと古いので市場に関わる話はあまり参考にならないかも。 自分が必要な部分に付箋を貼っておけば迷ったときに役に立つのでは。

Posted byブクログ