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銀漢の賦 の商品レビュー

3.7

24件のお客様レビュー

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2023/05/16

導かれて葉室麟さん2冊目 そして勘のいいワタクシは2冊目にしてもうわかっちゃいました 葉室麟さん…外れないな たぶん何読んでもこのクオリティは保たれてるな ハイアベレージヒッターやな 分かりやすく言うとイチローやな 時代小説界のイチロー 葉室麟さんのが歳上だけど って葉室麟さ...

導かれて葉室麟さん2冊目 そして勘のいいワタクシは2冊目にしてもうわかっちゃいました 葉室麟さん…外れないな たぶん何読んでもこのクオリティは保たれてるな ハイアベレージヒッターやな 分かりやすく言うとイチローやな 時代小説界のイチロー 葉室麟さんのが歳上だけど って葉室麟さんてもう亡くなってるのね うーん残念 でも著作はいっぱいあるからね のんびり楽しもう で、『銀漢の賦』です カッコイイ漢たち銀漢(本来は天の川の意)の熱い友情の物語にガツンとやられました でも一番やられたのは「浮き浮き」でした なんか最近は「ウキウキ」って表記されてるのが多いんで、漢字で書かれるの見たらなんか新鮮でした

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2022/02/05

2022.02.05 気骨のある武士と呼ぶべきか、その立場でやるべきことをやり遂げる者を上役はきちんと見ているものである。友もしかり!

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2021/11/29

松本清張賞 受賞作、少年期に出逢った3人が満天の天の川に解らぬながらに唱った漢詩を胸に それぞれの道を歩く。源五、小弥太、十蔵の辿る道は全く違う道だったようで実はいつでもあの日の 共に見上げた星空に貫き通されていた!実はずっと接点を持続しつつも三者三様の生きざまに思いを馳せながら...

松本清張賞 受賞作、少年期に出逢った3人が満天の天の川に解らぬながらに唱った漢詩を胸に それぞれの道を歩く。源五、小弥太、十蔵の辿る道は全く違う道だったようで実はいつでもあの日の 共に見上げた星空に貫き通されていた!実はずっと接点を持続しつつも三者三様の生きざまに思いを馳せながら遂には爽やかな読後感に浸れる時代小説でした♪ 地元フクニチ新聞(今は無くなったけど)出の葉室麟さん、この作品も地元うきはの光景に発想を得たとか。惜しい人を亡くしましたね、ちょっと早かった!

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2016/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

松本清張賞授賞作であり昨年NHKでドラマ化もされた葉室麟さんの時代小説『銀漢の賦』を読了。タイトルの中にある銀漢とは漢文で言う天の川の事らしく、少年の頃境遇や身分は違えど天の川を見上げ語った3人の男のその後の数奇な運命を描いた物語が語られる。ストーリーは義を貫こうとする元家老の江戸時代版『インサイダー』の様な話で、どろどろとしたお話なのだが、男達の矜持を持った生き方と不思議な友情により読後感は非常に爽やかだ。そんないい男達が主人公の時代劇サスペンスを読むBGMに選んだのはDiana Krallの"Wallflower". 選曲と編曲がいい。

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2016/02/08

時代小説。 登場人物の心理描写が巧み。 漢詩を用いた物語の進行もみごと。 時代小説にまだ慣れない部分も多いので、また読み返したい。

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2015/11/01

読後感のたいへん良い佳作。 江戸時代のある小藩。少年時代に親しい友となった2人の武士と1人の農民。その3人のその後の人生や因縁が描かれる。

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2015/01/25

テレビ放映中であり、初読の時に◎をつけていたこともあり、内容を振り返りたく、6年ぶりに再読。 何回でも読み返したくなる、「匂い立つ果実のような時代小説」といえる。 作中、主人公の母が語る「・・・人の美しさは覚悟と心映えではないでしょうか」が、この作品の眼目ではないか。 また、青山...

テレビ放映中であり、初読の時に◎をつけていたこともあり、内容を振り返りたく、6年ぶりに再読。 何回でも読み返したくなる、「匂い立つ果実のような時代小説」といえる。 作中、主人公の母が語る「・・・人の美しさは覚悟と心映えではないでしょうか」が、この作品の眼目ではないか。 また、青山浩之氏のカバー表裏の画が、この作品に何とも絶妙で、製本の粋を見た面持がする。

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2014/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

深刻な話の中に、登場人物がどこか飄々としていて、救われました。何度も絶体絶命になってヒヤヒヤしましたが、最終的には幸せな結末で良かった!

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2014/01/23

 葉室麟さんの作品にしては、なんか潔いよいとは言えないような人たちがでてくるなあと初めは思って読んでいた。読み進むうちに、幼いころからの友であった3人が3様に自分の道をまっすぐ進んで凛として生きていることがわかってきて葉室さんの話らしくなってきた。自分を犠牲にして高い志に生きる人...

 葉室麟さんの作品にしては、なんか潔いよいとは言えないような人たちがでてくるなあと初めは思って読んでいた。読み進むうちに、幼いころからの友であった3人が3様に自分の道をまっすぐ進んで凛として生きていることがわかってきて葉室さんの話らしくなってきた。自分を犠牲にして高い志に生きる人ばかりでも読んでいてしんどくなるところだけれど伊織とたつの夫婦が3人とは一味違っていてよかった。ずる賢いくせに憎めない。そこいらにいそうなキャラクターでこんな人もいるよなあと安心できる人たち。  

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2013/11/01

江戸時代、少年時代を共に過ごした男達が成長し、家老・下士・百姓としてそれぞれに精一杯生きていく姿を描く。 派手さは無いが、しっかりと読める良い作品だと思う。 百田さんの影法師と少し似ているが、そちらと比べてあまり心が揺さぶられず、淡白な印象に感じました。

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