銀漢の賦 の商品レビュー
第14回松本清張賞受賞作。 話としては良いのだが、あっさりし過ぎ、物足りなさを感じる。一人一人について、もう少し書き込んで欲しかった。
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渋くてオジさん達が、かっこいいです。子供の頃偶然出会い、天の川を一緒に見た身分の違う3人の男の子。お互いを尊敬しながら成長して行き、最後は私利私欲を超えた働きをする。読むと姿勢が正しくなる気がします。
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葉室 麟著「銀漢の賦」を読了。 この本は、本年度の松本清張賞 受賞作品である。 三人の男 「漢」の友情物語である。 「花は自然に咲いていて、綺麗なものだが、やはり葉は切らなければなりませんか。」 「人も花も、生まれたもったものは、尊いもの。 それを美しくする為に、花に...
葉室 麟著「銀漢の賦」を読了。 この本は、本年度の松本清張賞 受賞作品である。 三人の男 「漢」の友情物語である。 「花は自然に咲いていて、綺麗なものだが、やはり葉は切らなければなりませんか。」 「人も花も、生まれたもったものは、尊いもの。 それを美しくする為に、花には鋏を入れる。 人は勉学や武術で鍛錬して自分を美しくするのだ。」 漢詩が、作品を活かしている。 「有限を将て、無窮をおうこと莫れ」 社会人としての経験を活かした作品である。 山本周五郎の「長い坂」の主人公・三浦主水の生き様を想起させた。
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第14回松本清張賞受賞作であり、 “私は、この作品に満点をつけました” 宮部みゆき なんて帯がついてるから、よけいに読書欲をそそられます。 少年時代を共に同じ道場で過ごした、十蔵、源五、小弥太。 時は流れ、それぞれの道をすすみ、3人が再開した時、 彼らには厳しい現実が待っていた...
第14回松本清張賞受賞作であり、 “私は、この作品に満点をつけました” 宮部みゆき なんて帯がついてるから、よけいに読書欲をそそられます。 少年時代を共に同じ道場で過ごした、十蔵、源五、小弥太。 時は流れ、それぞれの道をすすみ、3人が再開した時、 彼らには厳しい現実が待っていた。 家老、郡方役、農民一揆を企てる者。。。 友情だけでは、どうすることもできない、自分の立場。。。 幼い日の記憶を胸に秘め、3人の心は揺れるのだった。 「銀漢の賦」とは天の川のこと。 3人が見た、幼い頃の天の川。。。 その美しさは、彼らの胸にしっかりと刻まれていたのだろう。。。 男でしか通じ合えない心。。。そんなものを感じました。 深く、美しく、読み応えのある物語
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