ランナー の商品レビュー

あさのあつこ【著】

2009/10/04

えぇ〜。ううぅん……。
実はまだ『バッテリー』とか読んだことなくって、彼女の作品は初なんだけど。
いいのか、これで？煮え切らない…。途中までは面白いと思ったのに、でも何だかラストが見えなくて。まぁ、でも他の作品も読もうとは思う。あれだけ売れているんだから何かあるんだろう。

2009/10/04

「一瞬の風になれ」を読んでしまったからか、陸上の細かい描写のないこの本は、なんだかよく分からなかった。陸上と言うよりも家族のお話だなーって気がした。あと感じたのが、すごい難しい言葉がいっぱい出てくるのと、登場人物が若干バッテリーとかぶること。それから前藤先輩の恋の相手、すごいね。杏樹ちゃんは最後までどうなるのか分からなくて、ハラハラだったー。

2011/07/17

長距離走者、まあスポーツをするということは、自分との闘いだと思います。人間関係も、やはり自分をいかにコントロールできるかに、かかっている部分もあるかと思います。自分の感情を表に上手く出せない人間は、発散方法をいろいろ自分なりに考えるわけで、このもがきをこの本は書いているのかなと思いました。

2009/10/04

バッテリーの作者の最新作。今度は陸上もの。走ることから逃げていた主人公が、再び走り出す所までが書かれている。走ることをやめた理由が、血の繋がらない妹を母親から守るためなのか、走ることから逃げるためなのか、そこに答えを出すことが大きなテーマだったと思う。ただ、虐待を受けている妹は自分の意志で自分を虐待する母親を選んだのだが、果たしてその答えは正しいのだろうか？疑問だなぁ。
きっと、続いていく話になると思うので、楽しみ。

2009/10/04

陸上の話です。絶賛だとか、バッテリーを超えたねとかと称賛がありますが…
正直あんまり好きじゃない。

ネタバレですが、一度陸上で負けた主人公が、母親と妹を言い訳に陸上を辞めて、そこから這い上がってくる話なんですけど。（おおまかに言うと）

純粋じゃないと。

バッテリーがどこまでも少年の事だけにこだわって、彼がただそう思うべき事と世界との葛藤だとかを描いているから（その世界との関わりあいだとかも含めて、自分の話だからなんだけど）、虐待だとかそういう世間にありふれているモノを含んだのが許せなかったから、純粋じゃないって言ってしまってるんだけど。

いい話なんだとは思います。でも、ただ逃げる事を辞めた主人公に共感できないのはなんでなんだろうなぁ。っと。

2009/10/07

・一瞬の〜を読み、もしあさのさんが陸上ものを書いたらどうなんだろうと思ったら出た、という品。笑。・陸上というよりも、家族とか人間の方が描かれているので若干テイストも重めです。・走る事の怖さと快感がせめぎ合う、そんなところが読んでてぞくっとしました。・あさのさんは視点が変わるが、ずっと主人公視点だったらそれはそれで面白かったかもしれない。

2009/10/07

昨年から陸上を題材にした作品が多いので、本書も同様にランナーとしての苦悩や友情など書かれているのかと思ったが、陸上は主人公に起こった事柄の複線のように書かれている。
1冊にまとめるにはDV・恋愛・友情・両親の離婚などちょっと詰め込み過ぎ。
しかし、私は「一瞬の風になれ」よりは好き。

2009/10/04

両親の離婚、血のつながらない妹への実母のDV、母親のDVで心を閉ざす妹、故障で部活をあきらめた親友、教師を愛するマネージャ、そして、走ることをやめた主人公。なんじゃ？こりゃ。青春苦悩の満漢全席でつか？加えて「後は読者の想像にお任せします」的なエンディング。いけてねぇにもほどがある。

2011/08/28

長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳だった。走ることから、逃げた。逃げたままでは前に進めない。碧李は、再びスタートラインを目指そうとする―。

陸上話が流行りなんでしょうか？私としては、「一瞬の風になれ」のほうが良かったです。なんていうか、そんなに長くないページの中に話を詰め込みすぎかなと。陸上の話だけでなく、家庭の問題や恋愛、友情まで。まぁ、続編があるかもしれないらしいので、そこで補完するのかも。

2009/10/04

三浦さんと佐藤さんのを既に読んでしまっているせいか、パンチが足りない気がした。陸上については理論よりも感情の面で描かれていることが多いと思った。リアルにかけるかもしれない。陸上を中心に回っていくというよりも、主人公の現在の問題があって、その問題に陸上が付随しているという感じ。