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職場はなぜ壊れるのか の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2019/01/10

産業医から見た成果主義・目標管理・評価制度への弊害などを分析されている。 残念なのが、今後どうすればよいかという提案があまりなされておらず、「産業医の立場」だからということで、現状の問題点を指摘することだけに終わっていること。 しかし、その問題点の指摘に関しては、鋭い着眼点や発想...

産業医から見た成果主義・目標管理・評価制度への弊害などを分析されている。 残念なのが、今後どうすればよいかという提案があまりなされておらず、「産業医の立場」だからということで、現状の問題点を指摘することだけに終わっていること。 しかし、その問題点の指摘に関しては、鋭い着眼点や発想でみている点は興味深いところであった。 参考 P183 労災申請や認定の数をひくまでもなく、就労にからんだ心の病が増えています。従来なら中間管理職であった50代や40代が中心でしたが、この数年は30代や20代にまで拡大しています。割合からすれば、30代と20代が危機的状況にあるというデータがあります。社会経済生産性本部付属メンタルヘルス研究所の調査では、原因として仕事の負担増加、評価への不満増加、将来への不安増加の3点が挙げられています。

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2018/10/23

職場はなぜ壊れるのかという命題に対し、産業医がいくつかの症例、事例をあげてそれに真正面からとりんだ本である。力作であることは認めるが、尻切れトンボなセクションが多く、意味の把握が困難である。「脳整理法(この本もイマイチ)」と連続で読んだために、私の脳がおかしくなったのではないかと...

職場はなぜ壊れるのかという命題に対し、産業医がいくつかの症例、事例をあげてそれに真正面からとりんだ本である。力作であることは認めるが、尻切れトンボなセクションが多く、意味の把握が困難である。「脳整理法(この本もイマイチ)」と連続で読んだために、私の脳がおかしくなったのではないかと疑った。が、よく考えてみる脳整理法とこの本は、同じ出版社。おそらくこの出版社の編集者はアホなのであろう。何とか意味を理解したが、結局この著者はなんの解決法を示さなかった。ただ産業医としていまの問題点を指摘するのみ。これでは全く参考になりませぬ。

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2016/12/22

もう10年ほど前に一度読んでいたのだが、ふとしたことで再読。すっかり内容を忘れていたが、当時残した読書メモには成果主義に対する痛烈な批判と共に、著者への共感が満載であった。だが、あれから10年経った今、個人としては評価制度などもうどうでも良くなっている。一つの理由はもう何年も目標...

もう10年ほど前に一度読んでいたのだが、ふとしたことで再読。すっかり内容を忘れていたが、当時残した読書メモには成果主義に対する痛烈な批判と共に、著者への共感が満載であった。だが、あれから10年経った今、個人としては評価制度などもうどうでも良くなっている。一つの理由はもう何年も目標管理や成果評価が形骸化していて、実質昔の職能制度に戻っていること。(但し考課結果による報酬の差は拡大の一途を辿っている。誰の納得感もなく、士気はダダ下がりだ。) もう一つは自分の出世階段の先が見えてきて、出世とか評価結果に価値を見いだせなくなってきたこと。裏を返せば、ちょっとやそっとでは今の地位を失うことはないという自信があるからかも知れない。 でもこの境地に立てるのは人生枯れてきたオッサンの特権であって、なんちゃって成果主義の重圧で壊れていく職場や若手社員は自分の周囲にも後をたたない。ホントに百害あって一利なしの制度で、とっくの昔に機能しなくなっていることを皆解っている筈なのに、何で看板を下ろさないのだろう?常にライバルとの評価競争に勝ち続けてきた役員にだけは見えていないのか?そうだとしたらあまりに不幸だ。

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2016/03/14

いま職場では、働きながら心の病を発症する人が増えている。かれらは日常生活に支障が出るほど、心に深い傷を負っている。睡眠障害を生じ、自律神経系が乱れ、うつになり、思考が混乱し集中できない。重いノルマ、評価の理不尽さ、周囲の無理解など、成果主義システムが生み出した実態を検証し、職場の...

いま職場では、働きながら心の病を発症する人が増えている。かれらは日常生活に支障が出るほど、心に深い傷を負っている。睡眠障害を生じ、自律神経系が乱れ、うつになり、思考が混乱し集中できない。重いノルマ、評価の理不尽さ、周囲の無理解など、成果主義システムが生み出した実態を検証し、職場の人間関係に軋轢をもたらす原因を探る。

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2015/05/07

多分年功序列の頃は仕事も出来ねえ奴が上にのさばって金貰ってるとかが問題になってたと推測してますが、資本家による成果主義の導入でギスギスした人間関係が職場を壊すというのも分からなくも無いです。 でも年功序列でもブラック企業なら心は壊れるでしょうね。

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2015/04/08

職場でメンタル疾患が増えている原因を探る。 昔からある職場の人間関係。 女性特有の社会、セクハラ、パワハラ、派閥、職場イジメ。 それらが前半で書かれている。 後半は、成果主義について。 後半の成果主義にかなり思いいれがあるように感じる。 かといって、それに対する対応策は、そんなに...

職場でメンタル疾患が増えている原因を探る。 昔からある職場の人間関係。 女性特有の社会、セクハラ、パワハラ、派閥、職場イジメ。 それらが前半で書かれている。 後半は、成果主義について。 後半の成果主義にかなり思いいれがあるように感じる。 かといって、それに対する対応策は、そんなに書かれていない。 この本が出版されたのは、2007年。 約8年が経つ今ですら、この本に書かれていりようなことは、日常茶飯事であり、何一つ解決がされていない。 私としては、成果主義の話よりも、前半の人間関係の部分をもう少しクローズアップして欲しかった。 おそらく、それは私が女性だからだろう。 女性が職場で一番ストレスに感じるのは、仕事の量でも、仕事の質でもない。職場の人間関係が一番との統計が出ているから。 成果主義の結果、過重労働が発生し、それが元で疾患にかかるというのは、もっともなことだが。

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2014/12/18

産業医のドクターが様々な「壊れた職場」を見て感じたことが綴られている本です。引き継ぎを十分にしない、セクハラ、突然の解雇などの事例が紹介されています。どこかの職場で現実にこういうことが起きているのだなと、考えさせられます。 全体を通して本書は、成果主義がもてはやされている世の風潮...

産業医のドクターが様々な「壊れた職場」を見て感じたことが綴られている本です。引き継ぎを十分にしない、セクハラ、突然の解雇などの事例が紹介されています。どこかの職場で現実にこういうことが起きているのだなと、考えさせられます。 全体を通して本書は、成果主義がもてはやされている世の風潮に対し疑問を提示しています。欧米で生まれた成果主義を日本にそのまま適用すると弊害を生むという話で、どの点がどのように問題であるかという指摘はなるほどと思います。 しかし著者の成果主義に対する批判もそこまで強くない印象です。欧米流の成果主義もいいとこあるけどそのまま適用するのはよくない、旧来の年功序列もいいとこあるけどそれだけではよくないという論調です。成果主義を徹底的に叩くでもなく、著者の主張が不明瞭な感じを受けました。

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2013/12/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

成果主義が職場の閉塞感をもたらし、社員を、ひいてはその会社自体を深く静に蝕んでいることが、様々な事例を通して見えてくる。また成果主義の画一的な導入が失敗の原因であるとする人事コンサルタントらが最近になって持ち出した日本独自の修正版成果主義にも著者は懐疑的であり、「どっちに転んでも成果主義しかない」かのような議論が浸透しつつある状況の中にあって、システムの根源への懐疑を正直に語る良心的な視点に好感が持てた。ただ職場でのハラスメントに対する見方に一貫性がないなど、書物として練られていない印象も持ったので星4つ。

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2013/10/23

筆者は産業医。その立場で見聞きした経験、様々な立場の従業員からヒアリングした内容を紹介。対策は語っていないし、全体に散漫な印象。ルポとして捉えれば良い本であり、何か論理的にきちんと構築された結論を求めるべき書籍ではないと感じた。

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2012/12/08

 成果主義によって個人が追い詰められ、職場の人間関係が悪くなり、結果として心を病んでゆく社員が多いという趣旨の本。仕事がスキルではなくアートだった頃の心を取り戻すことで現状を改善しようという主張が展開される。  決して成果主義が日本にふさわしくないとは思わないし、かつての年功序列...

 成果主義によって個人が追い詰められ、職場の人間関係が悪くなり、結果として心を病んでゆく社員が多いという趣旨の本。仕事がスキルではなくアートだった頃の心を取り戻すことで現状を改善しようという主張が展開される。  決して成果主義が日本にふさわしくないとは思わないし、かつての年功序列に戻るのも嫌だ。でも、成果主義の弊害が出ているのなら、成果主義を「転換」するのではなく、「修正」して、現状を打破すべきだと思う。成果主義のすべてが悪いのではなく、一部が日本の社会にそぐわなかったんじゃないかな。そこを修正していけばいい。

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