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論より詭弁 の商品レビュー

3.7

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

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2018/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

言っていることは間違ってはいないわよ、 断じて間違っていません。 話を言いくるめるには知恵と屁理屈が 大変大事となります。 それを詭弁という場合もありますが ハッキリ言えば合法手段なんですよね。 だけれども相手にそういう人が向かってきた場合は 対策を練ってしまいましょう。 ただここで使う詭弁は使い過ぎると どこぞの民のように自滅の結果を招きます。 お気を付けあそばし。

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2018/06/13

ムカムカして中断。 一見、論理と詭弁が対立関係にある前提で論じられているようにも見えるが、実はそうではないようにもとれるという、なんだかよくわからない1冊。 そもそも、論理と詭弁は対立軸には存在しないし。 話題になったほど大した本でないことは確か。

Posted byブクログ

2016/10/11

人は誰しも詭弁を使うが,他人の詭弁には厳しいということ. 世の隠された一面を示している.ただ,それだけでもある.

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2015/12/30

今論理学を勉強している。だからこそそれに反するような本を読んでみようと(とはい 言ってもたまたまネットで見つけただけなのだが)読んでみたのが本書。 ◼️議論に世の中を変える力などありはしない。もし本当に何かを変えたいのなら、議論などせずに、裏の根回しで数工作でもした方がよほど確...

今論理学を勉強している。だからこそそれに反するような本を読んでみようと(とはい 言ってもたまたまネットで見つけただけなのだが)読んでみたのが本書。 ◼️議論に世の中を変える力などありはしない。もし本当に何かを変えたいのなら、議論などせずに、裏の根回しで数工作でもした方がよほど確実であろう。実際に、本物のリアリストは、皆そうしている。世の中は、結局は数の多い方が勝つのである。 論理的思考力や議論の能力など、所詮は弱者の当てにならない護身術である。 なるほど、ここまで言い切られると爽快だし、事実、その通りだと思う。論理はあくまで純粋に言葉の意味するところだけを問題にする。だが人間社会において、純粋に言葉の意味だけを捉えることなどどれくらいあるのだろうか?山田ズーニーがその著書の中で「自分の意見を主張したいのなら、まず自分の信用力を上げるべき」というような趣旨のことを書いていたが、まさにこの本の内容に当てはまるだろう。 世の中には詭弁が溢れている。というか、詭弁なしではやっていけないのだ。よく考えたら純粋な論理によって人とやり取りをすることなど実際はほぼないと言っていいのかもしれない。この本はその当たり前のことに改めて気付くためのものである。 もちろん、特に文章を書くときなんかには論理の理路整然とした構成方法は役に立つのだろう。だが、論理というものの欠陥、つまり感情を持った人間が構成する現実社会では完璧なものではないというその限界を知っておくことも、論理を使いこなす上でまた重要だと思えるのである。

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2014/07/01

K西先生! ディベートをやっていたら、論理的思考が万能ではないこと、論理的に考えるべき時、そうでない時も判断できるはず。ただ、帯にあるような、相手の非論理性を非難する輩が目立つってことなんでしょうね。これはディベートをかじらせてしまった弊害でしょうか。

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2013/12/15

ほとんどの場合、人間関係には力の不均衡が存在する。つまり、我々は偏った力関係の中で議論をする。 そんな中で「正しく」論理的な議論では相手を説得できない。 「詭弁」とは、論理的ではない論証のことを指すが、人間関係が不均衡である場合で相手を説得するためには必要な事。→これが、修辞学...

ほとんどの場合、人間関係には力の不均衡が存在する。つまり、我々は偏った力関係の中で議論をする。 そんな中で「正しく」論理的な議論では相手を説得できない。 「詭弁」とは、論理的ではない論証のことを指すが、人間関係が不均衡である場合で相手を説得するためには必要な事。→これが、修辞学。 つまり、結果を得る為の現実的な議論方法、ということか。面白い。 「詭弁」とは、言葉に事実ではなく語り手の意図が(度を超す程度に)入る事、と作者は定義づけているように読める。 内容/主張は面白いが、文章の構成はあまり好きではない。例示と主張が入り交じっていて、整理されておらず、少し読みにくい。私の好みなだけかも? でも、レトリックに興味が出てきたので、この著者の方の別の本も読んでみます。

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2013/07/24

香西さんの本は面白い。 「詭弁」と書いているが、詭弁と言われているものは実は詭弁ではないと言う。ま、詭弁の何が悪いかと言うところもある。 弱者の護身術、と言うワンフレーズは、ちょっと、本筋ではないが心に残る。

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2013/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事実のようで事実じゃない ・彼は振り返らずに歩いて行った。  ほんとはただ歩いただけ。語り手の意見が入っている 問いを出す側は、自分に都合良く言葉を選べる。相手が選んだ言葉で絶句する場合は、問いの中身を入れ替える 類似からの議論 死刑に反対するのか? じゃあ、監禁は?きょうせいろうどうは?

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2013/03/20

目から鱗がてんこ盛りに落ちていきました。おもしろかった。 日頃から「いかにも正論じみて聞こえるのになんだかもやもやと納得できない」と感じる言葉のやりとりも、こう考えることでなるほど、と納得させられます。

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2012/11/23

本書は、対等な人間関係を前提とする論理的思考よりも、偏った力関係で議論されることを前提としたレトリックに価値を置き、論理的思考側から詭弁と名指された論法をレトリックの側から弁護を試みる、というものです。 ですので、相手の詭弁を論破するためというよりも、自身が詭弁を用いるシチュエー...

本書は、対等な人間関係を前提とする論理的思考よりも、偏った力関係で議論されることを前提としたレトリックに価値を置き、論理的思考側から詭弁と名指された論法をレトリックの側から弁護を試みる、というものです。 ですので、相手の詭弁を論破するためというよりも、自身が詭弁を用いるシチュエーションで役立つ本と言えます。詭弁というと悪い印象を持ちますが、要は自分の意見に反対する意見は全て詭弁であり、言葉で他人を支配しようとする相手方に対して、反論理的思考で議論しようというものです。 論理的思考で相手を説得出来ない場面で是非とも使いたいです。ただ、やっぱりボリュームが少ないのが残念です。

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