見えない誰かと の商品レビュー

瀬尾まいこ【著】

お薦め

[みやした]

初めてのエッセイ集。中学校の先生と作家を兼任する瀬尾さんの、日々のことが綴られています。ありふれた一日の中で、感動すること、楽しいこと……そのポイントに人柄が表れていて、ほっこりと和みます。お薦め。

2024/10/19

瀬尾さんの教師時代の思い出が描かれていてどの話も、ほっこりした。瀬尾さんのお人柄なのかなと思いながら読んだ。クラスは担任の先生で良くも悪くも変わると思うから。中でも最後にねずみかくまか解らないけど可愛いらしいぬいぐるみをくれた女の子、文芸部の男の子の話、2組の話が心に残った。

2024/10/15

瀬尾さんが学校の先生だったと知り興味を持って読んでみました。
中学生相手でもしっかり相手を尊重して敬う瀬尾さん、素敵です。大人になった生徒さんたちは「うちらの担任、瀬尾まいこなんだよ」と誇りに思っているんでしょうね！私は学校では働いてないけれど、「あいらぶ2組」のお話など、生活が全てクラスの事で終始している感じがなんとなくわかります。
生徒に助けられたのもなんとなく共感でした。

2024/06/07

瀬尾まいこさんの教師時代のエッセイ。
同僚である先生、生徒、そして保護者…
多くの人と出会い、交流してこられたんだなぁ…と思いながら読む。

どの話なんだかほのぼの、優しい気持ちになれるものだった。
瀬尾さんのおおらかさが多くの小説を生み出しているんだろうなと感じた。瀬尾さんの小説を読んでいてもそうだけれど、このエッセイも読み終わった後ほっこり温かな気分にさせてもらえた。

人と繋がるって幸せだとそう思えるエッセイだった。
人との縁を大切に生きていきたいと思った。

2024/01/12

　瀬尾さん初のエッセイのようです。
以前読んだ『ありがとう、さようなら』が作家デビュー直後～３年半後までを綴ったエッセイで、この本はデビュー前を綴ったエッセイでした。

　どちらも中学の教員をされたいた頃のエッセイで、生徒、保護者、同僚の先生方との日々がほのぼのと綴られています。

　瀬尾さんご自身は周りの方々に恵まれていたと思ってらっしゃるようですが、瀬尾さんに出会えた人々も恵まれてたと思えるような良い関係。

　おおらかで、子ども好きで、面白い先生が先生を続けられる環境に近づきますように。幼稚園、小・中・高校と先生方見てきたけど、皆さん大変そう。先生方が業務に追われたり、親の顔色伺ったりする事に忙しくならずに、純粋に子どもに向いてくれる時間を多く持てるようになりますように。

2024/01/04

瀬尾まいこさんの小説はいつも素敵だけど、それは現実の世界でこんなに素敵な出会いをたくさんしてきたからなんだなぁと思った。特に教師時代に出会ってきた子どもたちの存在は大きいんだろうなぁ。加えて瀬尾さんの物事の捉え方もまた素敵。エッセイは人生で初めて読んだかも。こういう作家さんがどんなふうに生きて、感じて、それがどんなふうに小説に繋がっているのかを知るのもまたよい。

2023/11/09

期待はずれだった。
瀬尾まいこさんのエッセイだったら、日常にほっこりできるものなのかなと思って読んだけど、
小説家というより学校の「先生」のエッセイ。
以前、「先生」の自伝を読んだことがあり、それととても既視感を感じた。
ほかの先生や生徒たちのことを「よい思い出話」「綺麗事」に持っていこうとするところとか、ものすごく「先生」で、なんだか嘘で塗り固められた感じで好きじゃないんだよな…
まあ、人物特定されちゃうから下手なこと書けないんだろうけど。

2023/07/14

ひとつひとつのお話がとても短く読みやすいです。どのエピソードもクスッと笑えたり感動したりほっこりするお話ばかりです。
瀬尾まいこさんの人柄を感じられるエッセイです。

2023/06/08

この本を読んではじめて瀬尾さんが学校の先生だったと知りました。
だからこそ、あんなに瑞々しい青春小説が描けるんだなぁと思いました。
同じ年頃だし、私も子どもがいるので、学校現場の大変さはすごくわかるけど、その中でも
愛情を持って、よいところをおおらかに見つめていく瀬尾さんの視点は、とても心を温かくしてくれて、瀬尾さんの小説の読後感がいいのも、なるほどこういう人だからなのねとわかったエッセイでした。

2022/10/03

瀬尾まいこさんの作品を沢山読んできましたが、エッセイは初めて！
瀬尾さんの温かな人柄と大変だけど愛おしい中学校での教師生活がたっぷり詰まっていて良かった。