少数精鋭の組織論 の商品レビュー
とても素晴らしい。スタイリッシュではないが、血の通った文体で説得力がある。 方針は自分で決めるもの。納得できていれば良い。 従順な便利屋で終わるより、ゴツゴツした自分というものを認めさせるべき。 毎日素材が変わる以上、同じ行動では同じ結果は出ない。こちらが変わらねば良い結果は...
とても素晴らしい。スタイリッシュではないが、血の通った文体で説得力がある。 方針は自分で決めるもの。納得できていれば良い。 従順な便利屋で終わるより、ゴツゴツした自分というものを認めさせるべき。 毎日素材が変わる以上、同じ行動では同じ結果は出ない。こちらが変わらねば良い結果は得られない。→製造業でも同じ! 満たせれていない、不遇な時は一番いい状態。道の途中ということ。 技術は前例の後追いではなく、攻撃的で主体性をもった独特なもの。技術者は企業からすると替えのいない、気楽に消費できない相手。→このような技術者にならなければ。 金がないのは言い訳。行動が先。行動を起こさないと金は着いてこない。 想像や反省を重ねる孤独な時間が料理人をつくる。 普通の人でなくなる(客観視できなくなる)と判断を見失う 失敗を叱るのは傷口に塩を塗るだけ。こちらの感情をなだめてからの方が相手の意識に残る。 底力は崩壊寸前の現場を乗りきることで身に付く。その通り。 ◎仕事の核心は掃除。煩わしさの克服法や見て見ぬふりをしない意識の変化をもたらす。不便がいい。結果、便利なものを、使うより意識して掃除するのできれいになる。 非効率が仕事の塩梅を良くする。 教えたことを紙に残してもらい、確認する。伝わっていないことが良く分かる。 職場の空気を維持するにはイエスマンばかりにしないこと。上意下達で終わることが嫌。→これが目標になっていないか注意!! 競札させるが、業者もこちらを推し測っている。結果メリットを得られているのか。。。 大切な人とはお金の関係にしない。 ベルナール「まさおは必要だから、お金はたくさん払えない。」p173
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著者は、フレンチを知る人はよく知っている三田の名店「コート・ドール」のオーナーシェフだ。私は仕事絡みで2度ほど行っただけだが、やはりとても印象深い店だった。地味に美味しく、メインはちゃんと旨いのだ(コースの一品一品それぞれに抑揚がある、とでも言おうか)。そして、私達の真後ろで会...
著者は、フレンチを知る人はよく知っている三田の名店「コート・ドール」のオーナーシェフだ。私は仕事絡みで2度ほど行っただけだが、やはりとても印象深い店だった。地味に美味しく、メインはちゃんと旨いのだ(コースの一品一品それぞれに抑揚がある、とでも言おうか)。そして、私達の真後ろで会話や表情を見ながら作っているんではないか、と思う程、すべてがぴったりしている店なのだ。 「あそこは鴨が旨いよ」とか、そういう言葉で良い店は伝えられるが、「コート・ドール」に、それはあて嵌まらない。そう、「すべてが」、なのだ。 この本に書かれている事は、良くも悪くも平凡な事である。しかし、レストランの世界、特に裏方(キッチン)では、平凡で地味な作業の繰り返しが殆どなのだ。その尊さを斉須シェフは誰よりも理解しているのだと思う。そして、前線指揮官(「調理場という戦場」という本も上梓されている)としてのシェフの守るべき節度と原則を枉げない心・・・。この本からは、そういう「たおやかな男気」が漂ってくる。 --- ぼくは、社会にはじめて出た時の理不尽さや悔しさが、ものを考える下敷きになっているところがあるので、何としてでも、自分のお店では自分の正義を実現させていたいなと考えています。方針は単純です。外圧にめげずに自分の足で立って、自分の手で作って、それで暮らしをまかなっていく。そういう当然のことが実現できる職場で働きたかったのです。 斉須政雄著「少数精鋭の組織論」より抜粋 --- なんという勁さだろう。そして、それを支える感性の、なんとたおやかなことか。 単にレストラン関係の人だけでなく、掛け値なしに「少数精鋭の組織論」として成立する実のある一冊だ。 又、行きたいなと思う。
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書かれていること何一つ無駄がない。 現場は手放したくない。 安定を求めると停滞する。 想像力。 行動を起こさないとカネはついてこない。
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見えない世界に目を向けるという方針。全て基本は掃除。理屈から評価まで持っていかなければ知らないのと同じ。技術は想像を形にすることだから、想像力が鍛えられられれば、飛躍できるし、楽しくなる。はじめからは出られない。まわりからやられる。避けかたを覚える。やられながら反撃する。この繰り...
見えない世界に目を向けるという方針。全て基本は掃除。理屈から評価まで持っていかなければ知らないのと同じ。技術は想像を形にすることだから、想像力が鍛えられられれば、飛躍できるし、楽しくなる。はじめからは出られない。まわりからやられる。避けかたを覚える。やられながら反撃する。この繰り返しです。
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http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=300326
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”異業種から学べ”というのはよく言われます。 業界での常識にとらわれることなく 新しいヒントが得られる可能性があるからです。 本日ご紹介する本は、 一流フレンチレストランのオーナーシェフが、 チームで結果を出すための秘訣を示した1冊。 料理業界と我々のような業界でも 参考に...
”異業種から学べ”というのはよく言われます。 業界での常識にとらわれることなく 新しいヒントが得られる可能性があるからです。 本日ご紹介する本は、 一流フレンチレストランのオーナーシェフが、 チームで結果を出すための秘訣を示した1冊。 料理業界と我々のような業界でも 参考になることはたくさんあります。 ポイントは 「基本、想像力、自主性」 少数精鋭といっても、 組織論的なことではなく 少数チームで結果を出すための 考え方が書かれています。 「掃除」 掃除の習慣は何か行動しなければいけない時に 「めんどうくさい」というような わずらわしさの克服や、見て見ぬふりをしないような 意識の変化をもたらします。 行動力や気づきをアップさせる効果があります。 「想像力」 想像力が料理を作り上げます。 そして、独自のアイデアを提供できることが、 小さな規模のレストランの醍醐味だそうです。 我々のような中小企業でも、 その気になれば、自分のアイデアで 新しい商品を作ることを仕事にできます。 今無いものを想像する力は どんな仕事でも重要です。 「自主性」 与えられた状況で自分の創意工夫によって 人のやっていないことができれば仕事が楽しくなります。 我々のような技術者も、元々は自分で何かを作り出したい という思いがあって、技術者になったんだと思います。 それを楽しめるような仕事が出来れば 幸せだと思いました。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 夢は手放さない。基本は外さない=これが出来る人は強い ありそうでなかった料理を発見し、違和感のない形でなりたたせ、発想を製品化し、営業をなりたたせる カネがないはいいわけ。行動が先。行動を起こさないとカネはついてこない。 組織の問題を解決するには、現場で従業員と併走していなければならない 掃除は=わずらわしさの克服や、見て見ぬふりをしない意識の変化をもたらす 与えられた状況で自分の創意工夫で人のやっていないことをたのしむ ぼくの欲しいものは、手入れのいきとどいたお店、新しい料理 日本人はハード面にはお金をかけるが、人の意識はハード面ほど高くない場合がほとんど。 頂点を欲しがるなら、頂点にたどり着くまでの過程も欲しがること チームの過不足のためには、こういうところを補ってほしいという希望を伝えるのが、僕のできること ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1章 大組織では自立ができない? 第2章 大成功を求めるとあぶない 第3章 飽きられないサービスとは 第4章 小組織だからできることは ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/6c0174ccd2023350.png
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ピンときた言葉。数字はページ。 4 仕事の許容範囲は、頭で考えるだけでなく衝突や行動を通して確かめてみないといけません。
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料理人がレストラン経営の経験から語る組織論。まっとうなことが書いてあるし、フランス修業時代の経験は貴重だと思う。でも、この人じゃなくても書けるんじゃないかなと思ってしまった。 余分なことかも知れないけど、一枚ぐらい料理の写真があると良かったかな。見れば楽しいし、料理を作る過程...
料理人がレストラン経営の経験から語る組織論。まっとうなことが書いてあるし、フランス修業時代の経験は貴重だと思う。でも、この人じゃなくても書けるんじゃないかなと思ってしまった。 余分なことかも知れないけど、一枚ぐらい料理の写真があると良かったかな。見れば楽しいし、料理を作る過程から学んだことも書いてあるんだから、写真がある方が分かりやすい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 味、価格、サービス、雰囲気…レストランはいくつもの尺度で客から裁かれる。 不満を抱いた客は、二度と訪れない。 彼らを満足させるためにやるべきことは山ほどあるが、無駄な人員を抱える余裕はない。最少人数のスタッフが一丸となってサービスを提供できなければ店が潰れてしまう。 そんなシビアな世界で二十年の長きにわたって営業を続けてきた一流フレンチレストランのオーナーシェフが、チームで結果を出す秘訣を明かす。 [ 目次 ] 第1章 大組織では自立ができない?(固定したら、組織も個人も終わりです 優秀な個人を集めてもうまくいかない ほか) 第2章 大成功を求めるとあぶない(内部よりも外部が先に理解してくれる 見えない世界に目を向けるという方針 ほか) 第3章 飽きられないサービスとは(有名店も、持ちあげられると崩壊する 経験は遠慮なく冒険をするためにある ほか) 第4章 小組織だからできることは(お客さんの信頼を獲得するということ 「苦労したくない人材」もやってくる ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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