ヤバい経済学 増補改訂版 の商品レビュー
#インセンティブ次第でヒトの行動は大きく変わる 名前こそ『ヤバい経済学』だが、カテゴライズするとすれば心理学や行動経済学だと思う。 ヒトは無意識のうちに何かしらの「報酬」を期待して行動していることを再確認できる一冊。 `インセンティブ` とは 「ヒトにいいことをさせ、もっと悪...
#インセンティブ次第でヒトの行動は大きく変わる 名前こそ『ヤバい経済学』だが、カテゴライズするとすれば心理学や行動経済学だと思う。 ヒトは無意識のうちに何かしらの「報酬」を期待して行動していることを再確認できる一冊。 `インセンティブ` とは 「ヒトにいいことをさせ、もっと悪いことをさせないようにする方法」と定義してある。 保育園に遅れてくる親から罰金をもらう話や、相撲の八百長の話。 そして、クラック売りの密売人に迫った臨場感溢れる分析は痺れる。 組織の福利厚生や社会福祉制度にも、もちろんインセンティブが設計されている。 制度を利用させることで、設計者が利用者に望んでいることが垣間見えるかもしれない。
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ずっと読みたいと思っていた本をやっと読了。 物事の因果。バタフライエフェクト。 すべての物事は繋がっていて、何かを変えればそれに伴って良いことも悪いことも起こる。 1973年のロー対ウェイド事件によりそれまで非合法だった人工中絶が合法になった。その20年後、それまで増加する一...
ずっと読みたいと思っていた本をやっと読了。 物事の因果。バタフライエフェクト。 すべての物事は繋がっていて、何かを変えればそれに伴って良いことも悪いことも起こる。 1973年のロー対ウェイド事件によりそれまで非合法だった人工中絶が合法になった。その20年後、それまで増加する一方だった犯罪率が劇的に減少したのは何が原因だったのか。 あれこれと考えられてきた犯罪防止政策のどれかが効果を上げたのか? それとも? 変化は、時間をかけて他のものごとも変化させる。 面白かった。
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経済学ではなく、統計を使った社会学の豆知識集みたいな本。 基本的にはバカ向けに書かれているため、 そういう記述が多くて非常に疲れる。 意味のある文章が50Pに1Pあるかないか。
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映画を先に観ていたから内容が被っている部分には新鮮味は無かったけど、ヤクの売人のシステムの話や教師が行った不正の発見の仕方など、映画にはなかった話もワクワクする題材が多くて面白かった。
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誰にとって何がご褒美になってるかを元に仮説を立てる考え方は目から鱗。この考え方だと八百長やテストの不正など不謹慎と言われる問題も良い悪し抜きで判断できる。 ズルして自責の念にかられてもご褒美がある仕組みに責任転嫁しても良い!と都合よく解釈してみよ。
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犯罪の減少は20年前の中絶合法化と相関しているとか、試験の点と強く相関している要因など、目から鱗の相関を教えてくれます。面白い。
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話題を増やしたい雑学好きな人におすすめ。 【概要】 ●いろいろな分野の裏側の話 【感想】 ●第1章を読んで、残りは流し読み。 保育園の罰金制度や力士の八百長といった話は、自分にとって時間のムダであった。 ●やや読みづらい。海外本の訳本であるから仕方がない。
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雑にまとめると私たちが持っている先入観をデータで打破するというストーリーである。つい最近流行っていた『ファクトフルネス』の経済学(社会学)版といってもいいだろう。直前に『ファクトフルネス』を読んでいたこともあり、本書の冗長さがどうしても気になった(『ファクトフルネス』の書き振りが...
雑にまとめると私たちが持っている先入観をデータで打破するというストーリーである。つい最近流行っていた『ファクトフルネス』の経済学(社会学)版といってもいいだろう。直前に『ファクトフルネス』を読んでいたこともあり、本書の冗長さがどうしても気になった(『ファクトフルネス』の書き振りがやけにさっぱりとしているのもあるが)また本書で取り上げられている事柄もあくまでアメリカ社会がベースとなっているため、第1章の先生の話と相撲の話以外は日本人にはいまいち頭に入ってきにくい気がする。
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訳が口語調すぎて分かりにくい。もう少し分かりやすく訳せるはずなのに、なぜこうなってしまったのか。。。中身もコカインやアメリカ犯罪など馴染みが薄く日本向けではないかな。
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2007年当時のベストセラー。世の中、身近な事象を、インセンティブの考え方と、統計を用いて解き明かす。 力士が八百長をしているか?犯罪者が減った真の理由、効果的な子育てとは?などなど。でも、いまではもうビッグデータとかAIで、因果関係ではなく相関関係で物事を把握することが一般的に...
2007年当時のベストセラー。世の中、身近な事象を、インセンティブの考え方と、統計を用いて解き明かす。 力士が八百長をしているか?犯罪者が減った真の理由、効果的な子育てとは?などなど。でも、いまではもうビッグデータとかAIで、因果関係ではなく相関関係で物事を把握することが一般的になってきているので、もうさほどの驚きはない気がする。 ブログなどの記事も追加した増補版ですが、よほどハマった人以外にはこれは不要かな。
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