美晴さんランナウェイ の商品レビュー
破天荒だけど憎めない、“美晴叔母さん”登場! 美晴さんは「適齢期」の美女ながら、何かと家を飛び出すトラブルメーカー。そんな彼女が追いかけているものとは? 彼女が巻き起こすドタバタを姪の目線で描いた、ハートウォーミングストーリー。
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VIVA 昭和!!だ。27歳独身の叔母さんって 普通だったらちょっと煙たい存在だったりすると思うけど。家族から何となく腫れ物に触るように扱われたり…おまけに天真爛漫 破天荒 傍若無人 な人だから、見てる分にはいいけど家族にとってはかなり迷惑だったりするはずだけどさ。だけど家族みん...
VIVA 昭和!!だ。27歳独身の叔母さんって 普通だったらちょっと煙たい存在だったりすると思うけど。家族から何となく腫れ物に触るように扱われたり…おまけに天真爛漫 破天荒 傍若無人 な人だから、見てる分にはいいけど家族にとってはかなり迷惑だったりするはずだけどさ。だけど家族みんなが大切にしてるところがいいな。「まったくもうっ!」なんて思いながらも。んん いいよ、とっても。 こういう ほのぼの系家族小説って今の世の中には必要だぜ。
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帯の 「本の雑誌」が選ぶ2007年上半期ベストテン第2位 に惹かれて読む 特に大きなドラマがあるわけでもないホームドラマ でも日常ってこういうものだし、 その中で人それぞれのドラマがある。 こういう小説もいいな と思う。 ほんと読後感がいい。 やさしい気持ちに...
帯の 「本の雑誌」が選ぶ2007年上半期ベストテン第2位 に惹かれて読む 特に大きなドラマがあるわけでもないホームドラマ でも日常ってこういうものだし、 その中で人それぞれのドラマがある。 こういう小説もいいな と思う。 ほんと読後感がいい。 やさしい気持ちになった。
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同居している美晴さんは父の妹。所謂きちんとした常識的な父や母と美晴さんはちょっと違う。普通の人から見ると非常識ともいえる行動をする美晴さん。それは彼女自身の考え方に基づいた行動である。中学生の世宇子はそんな美晴さんを、時にバカだなとか大人げないと思いつつも結構気に入っている。常識...
同居している美晴さんは父の妹。所謂きちんとした常識的な父や母と美晴さんはちょっと違う。普通の人から見ると非常識ともいえる行動をする美晴さん。それは彼女自身の考え方に基づいた行動である。中学生の世宇子はそんな美晴さんを、時にバカだなとか大人げないと思いつつも結構気に入っている。常識に基づいた普通の生き方。それを続ければ、とりあえず叱られる事はない。周りから非難される事はない。中学生の世宇子はそんな生き方に疑問を感じ初めているのだろう。そしてそんな常識に縛られない生き方をする美晴さんに憧れているのだと思う。ん〜。世宇子には悪いが…。美晴さん。アンタの事は好きじゃないな。確かに社会通念はある意味多数者の専政であるし、個人の主張より共同体の道徳意識や秩序維持を優先する社会のあり方には疑問を感じるかもしれない。しかし、結局アンタは社会通念という枠の中に保護されながらやんちゃをしているに過ぎない。ならば、世の中の考え方を変えるなどという大それた事は無理としても、周囲に自分の行動の理由を説明するくらいはしても良いだろう。それを受け入れてもらえるよう努力くらいはすべきだろう。気に入らないから逃げる。周囲の助力に甘え勝手に行動する。それじゃガキじゃなかい?美晴さん。世宇子さんが憧れる気持ちはわからんでもないし、大人の入り口に立つ世宇子さんの家族や親戚を見つめる視線は幼いなりに鋭い。しかしその視線の先にある憧れの対象があまりに魅力に乏しい。そして人の心の動きや変質などが描かれぬままに予定調和する物語からは得るものが少なすぎた。
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昭和のかおりがする懐かしくって心温まる大家族ドラマ。世宇子の叔母である美晴さんは、27歳独身で、一家のトラブルメーカー。ここ一番という大切な時に限って、逃げ出してしまう悪癖がある。27歳にしては天真爛漫で破天荒な美晴さんに振舞わされる家族や周囲の人々を世宇子の視線で描いた、連作...
昭和のかおりがする懐かしくって心温まる大家族ドラマ。世宇子の叔母である美晴さんは、27歳独身で、一家のトラブルメーカー。ここ一番という大切な時に限って、逃げ出してしまう悪癖がある。27歳にしては天真爛漫で破天荒な美晴さんに振舞わされる家族や周囲の人々を世宇子の視線で描いた、連作集です。 美人なクセに男運が悪いのか、27歳になってもふらふらしてて未婚の美晴さん。美晴さんのやることなすこと、一家にトラブルを引寄せてしまうのよねえ。キャラ立ってるけど、あまり知り合いになりたくないタイプかも(汗)。 だけどやっかいもの扱いされているようで…まるで美晴さんが一家の大黒柱みたいなのだ。存在感の大きさ、精神的柱というか。そうはいいながらもそこかしこに温かい家族の絆が見え隠れしていて、ほっこり胸が温かくなる。 個人的には、世宇子が従兄の自由に寄せる淡い思いが良かった。従兄同士だしねえ。その後は容易に想像できるけど。 それに、最後に「ランナウェイ」の真意が明かされるところ、年が離れた末っ子で待望の女の子である美晴さんを、おばあちゃん、可愛がってたんだろうな。この親子関係の描かれ方も。(ちょっと時系列が入り込んでるけど、第1話の構成がスゴイ!「え?」一度じゃ理解できず、何度か読み直しちゃったよ)
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う〜ん>< この後に読んだ角田光代の『夜をゆく飛行機』とかぶる。おばの名もミハルだし。この作家がこれを書かなくてもよいような。。。
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