ぼくと、ぼくらの夏 新装版 の商品レビュー

樋口有介【著】

2012/11/26

そうね～。
話の内容的には、ほーんとよくあるミステリー。
読んでて半ばくらいで犯人分かっちゃったし。。。
ミステリーを求めて読むよりも、青春小説を期待して読んだ方が正解かも。。。
半々くらいの割合で書かれてる気がする。

私としては、春一のお父さん、良い味出してるな～って
ちょっと思ってしまったわ。

それよりもなによりも、この表紙のデザイン好き。

2012/10/24

これぞ、青春ミステリ！
主人公がこのまま探偵をつつけてもいいのかと悩んだりするところはまさに青春だなぁと思ったりしました。
ミステリとしての質も割と高く、昭和の作品なのに色あせない感じがまた素晴らしかったです

2012/08/30

ハードボイルド青春ミステリー小説。高校同級生の自殺、ツンデレ女の子との恋愛、美人担任教師との絡み、父親の青春時代の恋愛、などなど、ハードボイルドかつ軽快な会話と描写が秀逸。作品発表は昭和の終わりで、巨人は原が４番だったり、誰も携帯電話を持っていないなど、現代では成り立たないことも多いが、話に古くささは感じない。青春時代の若者の心はいつの時代も普遍ということか。ミステリー部分は後半急展開し、謎解きも実に面白い。主人公が美人にモテすぎなこととか、何事も少々うまく行き過ぎるところなどが納得いかないのだが、フィクションだししかたないか。

2012/09/22

青春ミステリーを得意とする（であろう）樋口有介さんのデビュー作。
ジャンルは文句なしの青春ミステリー！！

クラスメイトの自殺、高校生の主人公がひょんなことから女の子と共にクラスメイトの自殺の真相を捜査することに！！！という王道な青春ミステリー的ストーリーにはぐんぐん入り込める。
軽くしなやかでかつ巧みな文章はリーダビリティ抜群。
通して感じられる爽やかさの中にある倦怠感がどこかリアルな青春を想起させる。
キャラ同士の会話が一部コミカルかつシニカルでテンポがよく、ついにやにやしながら読んでしまった。

まぁ主人公自体は非常にシニカルでどこか高校生離れしていて、正直友達にはなれないタイプだけど、そんな主人公が何故かモテまくるのが腹立たしいとか、ラストに色々キャラ崩壊する犯人とか、粗を探せなくもないが、総じて面白く好印象な作品！
名作青春ミステリーと冠されるに相応しいオススメ本！！

2012/08/19

著者の作品『ピース』を読み、ファンになった。

ただ、どうやら『ピース』の評価は分かれるようで、あまり女性
には好まれない様子（あるレビュアーの方によれば）。

それでも、この作品『ぼくと、ぼくらの夏』は女性にも読み
やすいということだったので、それに従って読んでみた。

自殺した同級生の、事件の真相を探る物語。

主人公の高校生が、いい。これがハードボイルドというものか。
どこかで見たようなキャラに感じるのは僕個人のデジャブか。

途中で、こいつ怪しいなと思わせる箇所もあるが、自分の予想
したとおりの展開にはならず、期待を裏切らない。

名作と言われるだけあり確かに面白かった。

2012/08/07

飽きずに面白く読めた。
人生を斜めから見たような
主人公、１７歳の少年も
最後は衝撃を隠しきれない感じ。

勝ち逃げ・・みたいにならす
真犯人をみつけ、真相を探れたのは
お見事。

１７歳のわりには、老けた会話に笑える。

時代を越えて、１０代の少年少女は美しい。

2012/07/28

すごぉ～～くよかった。
大好きです。
かなり前に書かれた本なので、確かに古色蒼然（*^_^*）としている、というところはあるけど、きっちり楽しませてもらいました。
詳しい感想は今、時間がなくて書けないので、ただ、よかったとだけ。（*^_^*）

2012/05/06

読み終わってから知りました。
この本1988年の作品なんですね！
たしかに携帯やネットなんかが出てこないとは思っていたけど・・・
でもそんなことは関係ないですね、面白ければ。
ただ主人公が凄すぎる気がして・・・

2012/05/04

刑事の父親を持つ高校生と、夏のある事件のお話。

青春モノを期待して買ったのですが、どっちかというと
これは推理小説ですね。しかも、２時間サスペンスドラマに
あるようなかんじ。事件そのものは全然複雑じゃない。

主人公＆父親＆同級生の女の子。
みんな一癖もふた癖もあるようなアジのあるキャラなので
全体的には面白かったのですが、推理小説じゃなくて
恋愛・青春モノにしてくれた方がもっと楽しめたような気が…

主人公と○○さんとの仲も結局描ききれてないし、
なーんかもったいないかんじだなぁ～

携帯なんて普及する前に書かれた話にしては違和感なく
読み進められたのは、「時間」に縛られない魅力はあるって
ことでしょうかね。この点は素敵だと思いました。

2012/03/17

樋口さん、ずっと気になってて、ようやく読み始めました。
本当は純文学をやりたかったらしいのですが、無理くり書いたミステリが賞を取ったそうです。
飄々とした高校生の男の子に、気の強い高校生の女の子。
ちょっととぼけたお父さん、如何にも裏ありげな美人教師。
煙草、コーヒー、レモンスカッシュ、夏。
青春ミステリの歴史的名作、と明記されているだけのことはあります。
平成に読んでも色褪せない。うーん、たまらん。