ぼくと、ぼくらの夏 新装版 の商品レビュー
なるほど、これは名作。 文庫解説で、全く古びていないと大矢博子が冒頭で 感嘆しているように、驚くほど古さを感じさせない。 ただ、ミステリーとしてはそれほど驚きや精緻さがあるわけではなく、 「夏の日の1993」のような90年代のJ-POP、 すなわち、ある種の時代を超越した青春...
なるほど、これは名作。 文庫解説で、全く古びていないと大矢博子が冒頭で 感嘆しているように、驚くほど古さを感じさせない。 ただ、ミステリーとしてはそれほど驚きや精緻さがあるわけではなく、 「夏の日の1993」のような90年代のJ-POP、 すなわち、ある種の時代を超越した青春・恋愛模様を 小説化したような空気感にこそ、 この作品の良さがあるように思う。
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- ネタバレ
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読みやすく、さわやかな文体ですらすらと読み進められた。 今から10年以上前に書かれた話で、古い表現などが多いが、色あせず没頭することが出来る。
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麻子が最後まですきになれなかった。情緒不安定でいつもイライラしていておまけにそれを生理のせいにして。自分の性格の悪いのを生理のせいにする女は嫌いです。
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再登録。表紙絵有。ストーリ全く覚えておらず、普通に楽しめた。90年代初頭は、誰もが喫煙してたのね。。と。
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刑事を父親に持つ高校生が同級生の女の子の自殺事件を追って行く。行先には、援助交際というか高校生の身体を弄ぶ大人が出てくる。構図は単純だけど、主人公の高校生と面倒くさい同級生の彼女の関係、会話が面白い。 サントリーミステリー大賞の読者賞を取ったのも頷ける。
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爽やかな青春て感じが伝わってきてよかったです☆ ガッツリなミステリーを期待してる方はちょっと期待はずれかもしれませんが、このキラキラ感が好きでした♪ 夏には必ず読み返したい1冊です!
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同級生の死の真相を追うお話です。春一と麻子のじれったいようで甘酸っぱい高校生男女の距離感と、父と息子のほのぼのとした会話のやり取りが微笑ましかったです。 ただ、題材と動機がありふれたもので、ストーリーもあまり起伏がなく平凡な印象でした。
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タイトル買いしてみた。その名の通り高校の夏のミステリー。84年あたり舞台と器用で頭のキレる主人公、会話のやり取りがおもしろく、サクサク。
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ディスコやら公衆電話やらが出てくるので昭和をテーマにして書かれた作品なのかと思っていたら、自分が生まれる前に書かれていたというのは衝撃だった。 軽めのミステリー+甘酸っぱい恋愛物語という感じで読みやすさはよかった。 サクサク読めるので、電車の中やスキマ時間に良い一冊。
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1988年サントリーミステリー大賞受賞作。確かに今読んでも、古くさくなく、違和感なく読める。でも、やっぱりライトノベルはなぁ…。軽く読みたい時はオススメ。
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