ハゲタカ2(下) の商品レビュー
前作「ハゲタカ」の続編で、「ハゲタカⅡ」の後編。ここまで来ると話が大きすぎて、リアルを感じずに逆にすごい。しかし、主要参考文献一覧を見てみると、「企業買収の焦点」や「経営不在 カネボウの迷走と解体」など、やはり当時の日本経済を取り巻く環境をフィクションにしている様子が分かる。新書...
前作「ハゲタカ」の続編で、「ハゲタカⅡ」の後編。ここまで来ると話が大きすぎて、リアルを感じずに逆にすごい。しかし、主要参考文献一覧を見てみると、「企業買収の焦点」や「経営不在 カネボウの迷走と解体」など、やはり当時の日本経済を取り巻く環境をフィクションにしている様子が分かる。新書が出てすぐに読んだが、もう一度読み直したい本の1シリーズ。
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経済小説やっぱり得意ではないのだけど 分かりやすくてダイナミックで なにより登場人物が魅力的なのが良い。 そしてまだ続くのね。 全然どうでもいいけど前作から何と無く芝田=唐沢寿明のイメージがついちゃってて 今作でもそのイメージが離れなくて厄介だった。
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この辺まではややこしさに自分の理解が追いついてたので、楽しめてたと思うが、問題は次のレッドゾーンなんだよなあ… 勢いよく読めてしまうだけに、拙速になってしまいやすい。しかしまあ、実際にそんな日本の闇を抱えた会社とはあるものなのか、ひとつどこかが盛大にぶちまけてみてほしいものです。...
この辺まではややこしさに自分の理解が追いついてたので、楽しめてたと思うが、問題は次のレッドゾーンなんだよなあ… 勢いよく読めてしまうだけに、拙速になってしまいやすい。しかしまあ、実際にそんな日本の闇を抱えた会社とはあるものなのか、ひとつどこかが盛大にぶちまけてみてほしいものです。どっか既にあるのだろうか。
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そりゃないよ。最強の軍事ファンドと買収を巡って戦う鷲津たちの奮闘を描く。 そりゃないよといったのはアランの死から始まった話なのに、その真相は次の話に持ち越しで決着をつけることなく終わってしまった。 うーーん。次を買うしかないじゃない。 ついでにいうと村岡という人物がちょいちょい出てきたが、結局なんだった、いてもいなくてもどっちでもよかったのでは。
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前作に劣らぬクオリティで、物語は終始緊迫した展開が繰り広げられていた。単なる企業買収に留まらず、日本の企業の実態、また政治と企業の関係性など、その根底を指摘する内容となっている。そしてストーリーは、米国と日本との問題にまで広がっていくー。企業買収に関わる様々な人々の葛藤や人間性が描かれ、企業と言う「生き物」が単なる数字ではなく、人の思い、怒り、悲しみ様々な気持ちがあいまって動くということが感じられた。「経営者は自分の好きなように会社を動かしていい」「会社というのは人の怒り、憎しみで動く」(言い回しに違いはあるかも)など、独特の鷲津節には何度も納得させられた。 日本人として、働く人々にはサムライ魂を忘れずに、自分の「正義」を持って振舞っていこうと本書を読み終えて感じた。
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スケールの大きさ、経済界のリアルに迫る生々しさ、駆け引きの緊張感、相手の裏の裏まで読む会話の応酬、どれをとっても秀逸。 ハゲタカシリーズを読んで、毛嫌いしていた経済のことをちょっとだけ学べた気がする。 ハゲタカでは柴野さん目線で読んでいたので、鷲津さんはただの悪役って感じ...
スケールの大きさ、経済界のリアルに迫る生々しさ、駆け引きの緊張感、相手の裏の裏まで読む会話の応酬、どれをとっても秀逸。 ハゲタカシリーズを読んで、毛嫌いしていた経済のことをちょっとだけ学べた気がする。 ハゲタカでは柴野さん目線で読んでいたので、鷲津さんはただの悪役って感じだったけど、このハゲタカⅡでは鷲津さん目線で読んだためか鷲津さんのビジネスがかっこよすぎてぞくぞくした。 アランの死は私も哀しかった。 そして、リンは本当にかっこいい。 次は『レッドゾーン』◎
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ハゲタカ1,2読了。 アルファベット3つからなる単語が多くてこんがらがってしまった。 いくつかの会社の買収から成るが、終わりが唐突なので分かりにくいっちゃ分かりにくい。 そして伏線はまだ回収されていない。 あと敵役が今回ぼんやりしてたかなー。鷲津は人間っぽさを増しているしかっこい...
ハゲタカ1,2読了。 アルファベット3つからなる単語が多くてこんがらがってしまった。 いくつかの会社の買収から成るが、終わりが唐突なので分かりにくいっちゃ分かりにくい。 そして伏線はまだ回収されていない。 あと敵役が今回ぼんやりしてたかなー。鷲津は人間っぽさを増しているしかっこいいんだが。 全体としても、印象は前回の方が強かった。
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深謀遠慮(しんぼうえんりょ)=遠い将来のことまで考えて周到にはかりごとを立てること。 凋落(ちょうらく)=おちぶれること。落魄。 「サムライというのは、死に場所を探すために生きることだと多くの人は勘違いしている。本当のサムライは、いつどこで死んでも悔いのないよう、どう生きるかを...
深謀遠慮(しんぼうえんりょ)=遠い将来のことまで考えて周到にはかりごとを立てること。 凋落(ちょうらく)=おちぶれること。落魄。 「サムライというのは、死に場所を探すために生きることだと多くの人は勘違いしている。本当のサムライは、いつどこで死んでも悔いのないよう、どう生きるかを常に考えているのだ。」 アランの死の真相は?
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エンターテイメントとして極上の作品です。 ハゲタカシリーズは全て読みましたが、ハゲタカ2が一番面白い。 ハゲタカファンドというと血も涙もない冷徹な人物像をイメージしがちですが、主人公の鷲津は心の中に熱い想いと日本への愛国心を持っています。 後半の展開は少年漫画にも劣らない熱い展開...
エンターテイメントとして極上の作品です。 ハゲタカシリーズは全て読みましたが、ハゲタカ2が一番面白い。 ハゲタカファンドというと血も涙もない冷徹な人物像をイメージしがちですが、主人公の鷲津は心の中に熱い想いと日本への愛国心を持っています。 後半の展開は少年漫画にも劣らない熱い展開です。
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エンターテイメントとしておもしろかったが、リアリティの点では前作に比べてもさらに荒唐無稽になってきた感じ。終盤になっても回収されない伏線が多いなと思っていたら、次回作に続くのエンディング。それで初めて「レッドゾーン」という続編があることを知りました。 こう引っ張られると続きが気に...
エンターテイメントとしておもしろかったが、リアリティの点では前作に比べてもさらに荒唐無稽になってきた感じ。終盤になっても回収されない伏線が多いなと思っていたら、次回作に続くのエンディング。それで初めて「レッドゾーン」という続編があることを知りました。 こう引っ張られると続きが気になるので、ずるい気はしつつも、結局次も読んでしまいそうです。
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