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数学する遺伝子 の商品レビュー

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2012/12/02

数学する能力は言語を操る能力と同根であり、したがってあらゆる人に数学する能力は存在する。 そのような主張を掲げ、特に数学に関するウンチクあり、時にアクロバティックな論理の構築ありで、かなり楽しみながら読める本。 後半の、人類史上において脳はどのような発達をしてきたのかというような...

数学する能力は言語を操る能力と同根であり、したがってあらゆる人に数学する能力は存在する。 そのような主張を掲げ、特に数学に関するウンチクあり、時にアクロバティックな論理の構築ありで、かなり楽しみながら読める本。 後半の、人類史上において脳はどのような発達をしてきたのかというような話は、スリリングで推理小説のようでもある。 とても有益な本だとは思うけど、惜しむらくは、結論が平凡だということ。 たとえば類書(と僕が思う)『銃・病原菌・鉄』がとんでもなく面白いのは、とんでもない観点の結論を、とんでもない説得力で述べているからなんだよね。 もちろん知的に誠実にあろうとすれば、往々にして平凡な結論に落ち着かざるを得ないことは十分に理解しているつもりだけど、うーん、惜しい、惜しいなあというのが正直なところ。 あ、でも面白いのは面白いよ。繰り返すけどとても有益な本です。

Posted byブクログ