日本語はなぜ美しいのか の商品レビュー
著者に会う前に読んでおかないとということで。 洞察力・観察力・多岐にわたる知識と、んーこんな女性には憧れます。って、本のレビューじゃないけどw
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タイトル通りに日本語を賛美するようなものではなく、 日本語とそれを母語とする話者の表現力との結びつきを重視し、 昨今の児童の英語教育に警鐘を鳴らすもの。だと思います。 日本語だから、日本人だから見えるものがきっとある。 日本語って良いなぁと改めて思える一冊です。 後半はちょっ...
タイトル通りに日本語を賛美するようなものではなく、 日本語とそれを母語とする話者の表現力との結びつきを重視し、 昨今の児童の英語教育に警鐘を鳴らすもの。だと思います。 日本語だから、日本人だから見えるものがきっとある。 日本語って良いなぁと改めて思える一冊です。 後半はちょっと難しいですが。
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著者の自身たっぷりの「言い切り」が気持ちいい。少々こじつけな感もあるが、それでも納得できることが多い。日本語を大事にしたい。
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日本語の美しさについて、音という点から論を展開しています。音とイメージの違いから「おはよう」と「God morning」の違いを論じるなど、とても面白く読める本だと思います。
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日本語の単語というより、日本語の成り立ちや発音、そして日本語のみならず日本人としての教育のあり方(「こうあるべき」というより、「こうした方がいいのでは」という、強制型ではなく提案型)について述べられている本です。 僕としては、もう少し日本語の単語に対する美しさについて述べられても...
日本語の単語というより、日本語の成り立ちや発音、そして日本語のみならず日本人としての教育のあり方(「こうあるべき」というより、「こうした方がいいのでは」という、強制型ではなく提案型)について述べられている本です。 僕としては、もう少し日本語の単語に対する美しさについて述べられても良かったな、と思います。が、あまりやりすぎると自己陶酔の極地に陥ってしまう可能性がありますので、それはほどほどの方が良いでしょう(笑) 大学進学以降、様々な国籍の方と話をしたり活動したりしていましたが、やはり皆さん一様にして、「日本語は本当に美しい」と仰ってくださいます。と同時に、「一番日本語が難しい」とも……。。。 それもそのはず。この本を読んで改めて認識したのが、欧米諸国を始めとする各国の言語(特にインド・ヨーロッパ祖語系)は、子音を強調する言語であるため、母音を強調する数少ない言語である日本語は不慣れである、ということ。 加えて、様々な言い回しや活用法も複雑に存在するのが、日本語に対する難解なイメージを持たせているのでしょう。 でも、だからこそその難解の中に潜んでいる音の『心地よさ』、むしろ『雅な心』が、諸外国の方々の琴線に触れているのかもしれません。大脳皮質に蓄積された、言葉を自在に操る前の、原始動物の名残である『自然を感受する力』が、そうさせているのでしょうか? ただ、この本はどちらかというと「女性の視点で」且つ「子育てを機軸として」述べられているため、男性で、且つまだ家庭を持つ身でない人にとって見れば、捉え難い内容に感じます。日本語を母語として幼児期に取り入れるべきと論じる以上、そういった視点と機軸は必要不可欠ですが、もう少し、老若男女幅広い視点で述べられたほうが、色々な人に『日本語の美しさ』を感じてもらうことができたかもしれません。
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言語学ではなく、脳のめメカニズムによって、日本語という言語を分析した本。視点が斬新で興味ある内容も多いが、まだこじつけに近い論の展開の仕方も多い。今後の研究の発表が期待される。
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