日本語はなぜ美しいのか の商品レビュー
現在、小学校の低学年から、英語の授業を、、、、と、国じゅうが、言いだしている。 2020年のオリンピック開催もあるからかもしれないが、、、、、 この本は2007年1月の本である。 3歳までは、日本語を教えるべきと、、、書かれている。 母国語を大事にすべきであると、思う。 今の時...
現在、小学校の低学年から、英語の授業を、、、、と、国じゅうが、言いだしている。 2020年のオリンピック開催もあるからかもしれないが、、、、、 この本は2007年1月の本である。 3歳までは、日本語を教えるべきと、、、書かれている。 母国語を大事にすべきであると、思う。 今の時代、企業も、TOIECが、何点以上でないと駄目だとか、会社内では、英語で会話をと、求められている。 グローバルな世の中になって来ているので、仕方が無いのかもしれないが、、、中途半端な英語交じりの日本語を話す政治家等、本当の意味が分かっているのか?と、疑いたくなるような事を話しているのを聞くと、がっかりする。 作者のお子さんで、桜の風情を、巧みに感じられるか感情の深さにビックリである。 子供は、のびのびと、日本語を話して欲しいと思うのは、今の時代贅沢なのか? K--カラカラ、クルクル、コロコロ、(個体) S--サラサラ、スルスル、ソロソロ、(空気) T--タラタラ、ツルツル、トロトロ、(液体) この法則、知らなかった。 日本語のなせる技!かな。
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おもしろいけれど、納得があまり行かないところが随所ある。というか、根拠不足に思える。…と思いつつ、最後のあとがきまで読んで、作者の持つ性格のギャップがおもしろかった。うん、この人、おもしろい。この本をかわぎりに、もっとこのテーマを誰か掘り下げてはくれないかしらん。
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大学の講義で,日本語に関する小論文の執筆を求められたので手に取った一冊であるが,200項足らずのコンパクトさで,しかも文面がまるでエッセイのように綴られているので,非常に読みやすい書物であった. タイトルは『日本語はなぜ美しいのか』となっているが,本書の内容は,早期英語教育へ...
大学の講義で,日本語に関する小論文の執筆を求められたので手に取った一冊であるが,200項足らずのコンパクトさで,しかも文面がまるでエッセイのように綴られているので,非常に読みやすい書物であった. タイトルは『日本語はなぜ美しいのか』となっているが,本書の内容は,早期英語教育への批判(本書の発行は2007年)を切っ掛けとして,脳とことばの関係に着目しながら,日本語とその美しさについて論ずるというものである. 経済的要請とグローバリズムの観点から,我が国で早期英語教育どころか英語の第2公用語化まで,狂ったように叫ばれ始めて既に久しいが,本書はこの際,ほとんど無視されているといって良いような問題を多く取り扱いながら,こういった流れに対して批判を展開していく. 多少,展開が強引に感じられる箇所もあるが,筆者の主張には共感するところも多く,面白く読むことができた.特に,本書で披歴される,ことばを軸とした世界観と文明論は非常に興味深いものであった. 英語(外国語)教育に関心のある読者はもちろん,TOEICや英検などに執心することばかり教えられてきた若年層の読者にとっても,本書は一読の価値がある書物である.
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日本語に関する本ですが、どちらかというと日本語の発音50音、母音と子音の組合せの意味するものなど、非常に説得力がありました。母音中心主義の日本語は世界でも珍しい言葉だそうです。また母親の言葉と感情を身体を通して赤ちゃんが身に付けていく母語の大切さということについても大変説得力があ...
日本語に関する本ですが、どちらかというと日本語の発音50音、母音と子音の組合せの意味するものなど、非常に説得力がありました。母音中心主義の日本語は世界でも珍しい言葉だそうです。また母親の言葉と感情を身体を通して赤ちゃんが身に付けていく母語の大切さということについても大変説得力があります。
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言語学者が政治を語るとトンチンカンなことになるらしい… 早期英語教育に反対する姿勢には賛成。 しかしこういう議論になるとそもそも 「真の国際化のためには『日本人』である必要ない。 国をなくして地球人になるべきだ!」 なんていう人たちとは永遠に平行線をたどるんだ...
言語学者が政治を語るとトンチンカンなことになるらしい… 早期英語教育に反対する姿勢には賛成。 しかしこういう議論になるとそもそも 「真の国際化のためには『日本人』である必要ない。 国をなくして地球人になるべきだ!」 なんていう人たちとは永遠に平行線をたどるんだよなあ。。 特に目新しいことはありません。 子育てって難しいなって思ったくらい。 ☆2つ。
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母語が完全に形成される前に外国語を教えることの悪弊の指摘はもっともだと思った。 日本語は母音を主体に音声認識する珍しい言語であると紹介されていることには興味をそそられたが、詳しい説明がない。 一方でサ行の語感がどうとかマ行の語感がどうとかいう話が頻繁に出てくるので、母音主体であ...
母語が完全に形成される前に外国語を教えることの悪弊の指摘はもっともだと思った。 日本語は母音を主体に音声認識する珍しい言語であると紹介されていることには興味をそそられたが、詳しい説明がない。 一方でサ行の語感がどうとかマ行の語感がどうとかいう話が頻繁に出てくるので、母音主体であることが本書の主眼ではなさそう。 たびたび日本語は美しいと繰り返されるが、美しさの説明になっていない。 全体として、理路整然としていない、ご自身の印象をバラバラと紹介されているだけという印象で、ちょっとタイトル負けという感じ。
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母語についての考察に納得 子育て中のお母さん(養育するまわりの方)が 機嫌良く快の状態で、お子さんの脳に日本語はを惜しみなく注いであげること。三歳児神話のホントの意味。 思いがけずふれることができた記述に、感謝→嬉しくなりました。
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――――――――――――――――――――――――――――――○ 誰に母国語を奪われたわけでもないのに、自ら母国語を捨てようとする国。26 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 日本人にも、見えなくなってしまったのだろうか。あの、日本語の語感が作り出す、豊...
――――――――――――――――――――――――――――――○ 誰に母国語を奪われたわけでもないのに、自ら母国語を捨てようとする国。26 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 日本人にも、見えなくなってしまったのだろうか。あの、日本語の語感が作り出す、豊かな情感の世界……意味を突きつけ合う合理的な会話の裏で、語感によって交わしている、意識の対話があることを。33 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 優劣をうやむやにして、気配で譲り合って暮らしていけるのは、日本人だからだ。傍流といわれても、あえて反論せずに、こつこつと組織に貢献し続ける美学がわかるのは、日本人だからだ。38 ――――――――――――――――――――――――――――――○ 何より怖いのは、「その風土で培われなかった言語」を使う民族になることだ。風土と言語が乖離することは、風土と人々の意識のありようが乖離するということに他ならない。日本列島に生きて、国語として英語をしゃべる民族となってしまったら、日本人はほどなく自然と対峙するようになる。常に何かと戦い続けなければ生きていけない民族になってしまう。そうなれば、何かの宗教にすがるようになるはずである。34 ――――――――――――――――――――――――――――――○
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おもしろい!やっぱり私は日本語が好きやなぁとしみじみ思いました。言葉は人をつくる、とは前から感じていましたが、科学的にも正しいんですね。
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「私の長年の疑問を、この本が答えてくれた」。 そんな気がします。 日本語を母語とする私たちは、日本語の言葉を発するとき、 息の流れを体感し、 そして言葉そのものにストーリーを頭に描いているのですね。 「なるほど!」という実感を、得ることができました。 著者の黒川さんは、「...
「私の長年の疑問を、この本が答えてくれた」。 そんな気がします。 日本語を母語とする私たちは、日本語の言葉を発するとき、 息の流れを体感し、 そして言葉そのものにストーリーを頭に描いているのですね。 「なるほど!」という実感を、得ることができました。 著者の黒川さんは、「脳とことば」の研究者。 人工知能の開発にも携わった方なのです。 言語学一筋という研究者と、 また違ったアプローチがこの本でなされているのが とても新鮮でした。 「おはよう!」は、日本に風土に似合った朝のあいさつ。 「Morning!」は、イギリスの風土に似合った朝のあいさつ。 日本を母語とする人にとって、日本語は美しい。 イギリス語を母語にする人にとって、イギリス語は美しい。 風土に似合う、言語があるのですね。 その中、日本語の特異性にも触れたあったことも 見逃せません。 この本から、お互いの風土に根ざしたことばや 文化、習慣を お互いに尊重していきたいな、と感じさせてくれました。
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