Separation の商品レビュー
妻がどんどん小さくな…
妻がどんどん小さくなっていく 原因不明の若返りの先に見えるのは、別離の恐怖と悲しみ それでも残された時間を受け入れて、二人は生きていく もしも、ある日突然自分の大切な人を失ったら? ヤバいです、涙腺ゆるくなります…
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せつない雰囲気があり…
せつない雰囲気があります。この作家の特徴かもしれません。
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愛した妻の体が、どん…
愛した妻の体が、どんどん若返り小さくなっていく。漢字を読めなくなり、二人の思い出も、記憶からなくなっていく。すごく切なくて、深い愛を感じるストーリーでした。
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「いま、会いにゆきま…
「いま、会いにゆきます」に通じるものがあるなあと思いました。せつないです。
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高校生だった時に、手に取った小説です。 英語の教科書か単語帳に載っていた単語がタイトルだったのが手に取ったきっかけだったと思います。 話の展開は、類似作品だと「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」が挙げられます。 それを国内に焦点をあてて仕立て直した感じです。 話の骨子は、奇をてらったものではありませんでした。 話の命題は「無償の愛」。 学生の頃、出会った2人が主人公たちであり、子どもを失ったことが大きな起点でした。 両親たちの反対を押しのけて新しい生活を始めた2人。 そのうち、妻が過去の自分の体格へ戻っていくことになった。 原因を探しながら、様々な話が紹介、展開していく。 最後に明確に記載されていないが、原因に触れていく。 読後は決して気持ちの良いものではないかと思います。 ただ、優しい世界だなと思います。文体も優しい感じです。 決してあり得ない話ではあるけど、そういう世界があることを願いたくなるような世界観だと思います。
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「いま、会いにゆきます」ほどの驚きはなかったけれど、ゆっくりじっくり確かめ合う愛の在り方に、その健気さに、胸を打たれた
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SF的 恋愛小説。 妻がどんどん若返っていってしまう。 体はどんどん小さくなり、心までも幼少期へと戻っていくが、夫を愛してることは忘れない。 現実的にありそうな病気にも思えるが、結末があまりにも突拍子なくそこまでの挿話や二人の物語が全くなしになってしまうようで かなりガッカリした。
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デビュー作らしい拙さはあるけれど、市川拓司を1番感じられる作品だと思う。 純愛とかいう意識はなくて、彼にとっては当たり前のことなんだろうな。 「出来るだけ小さな世界で生きることね。そうすれば、そういった人間たちと出逢う機会は少なくなるから」 市川拓司を知れば知るほど、依李子さ...
デビュー作らしい拙さはあるけれど、市川拓司を1番感じられる作品だと思う。 純愛とかいう意識はなくて、彼にとっては当たり前のことなんだろうな。 「出来るだけ小さな世界で生きることね。そうすれば、そういった人間たちと出逢う機会は少なくなるから」 市川拓司を知れば知るほど、依李子さんの言葉に彼の世界の見方がすべて詰まっているなと感じる。
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ベンジャミンバトン…?結局彼女は自分の子供を抱くことはできなかったし、主人公もできなかった。彼女が払った代償に、見合うなにかはなんだったんだろう…
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妻の体の異変が明らかになったときの夫の決意が、最後までぶれなかったことに感動。 妻の感じる不安や恐怖に献身的に寄り添っていく様に、一貫した、暖かい愛情を感じた。 相手が一方的に、一番幸せだった頃と同じように動けず、その頃の記憶もなくなっていくことがわかってしまった場合、 いくら...
妻の体の異変が明らかになったときの夫の決意が、最後までぶれなかったことに感動。 妻の感じる不安や恐怖に献身的に寄り添っていく様に、一貫した、暖かい愛情を感じた。 相手が一方的に、一番幸せだった頃と同じように動けず、その頃の記憶もなくなっていくことがわかってしまった場合、 いくら愛していても、やりきれなくなって、一緒に暮らそうという気持ちが薄れてしまうようにも思う。 そして、妻の方も、夫を愛していることを、いろんな形で示す、そのあり方は、見習いたいというか、懸命さに心をうたれた 形は変わったけど、「無償の」愛を体現する夫婦を描いたストーリーで、さめざめと泣ける話でした
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