ミミズクと夜の王 の商品レビュー

紅玉いづき【著】

2009/10/04

死にたがり屋で魔物に食われたいミミズクという名の女の子と、人間嫌いな月の目を持つ美しい夜の王の物語。互いを思いやる心が美しくて切ない。中高生向きファンタジーという感じの読みやすい物語だが、大人でも充分楽しめる。

2009/10/04

最近のライトノベルはイラストも魅力の一つとしてよく取り上げられていますが、この作品は文章だけなのにも関わらず非常に魅入られる作品でした。
素朴でシンプルなファンタジー。
王道な展開だというにも関わらず不覚にも涙が零れる冷たくも優しい物語。
普通に「むかしむかしあるところに〜という物語」を「ライトノベルで読んでみたい」方に是非ともオススメの一作品だと思います。

2013/05/06

透明な感じが凄く好き。
泣きはしなかったけれど。本棚にずっと置きたくなるような本。
こういう物語がもっと読みたいなあ。

2009/10/04

ミミズクワールドに吸い込まれました。

最初はミミズクの口調があまり好きじゃなかったけど、それも気になることがなくなってきて、最終的にはその口調さえも愛しくなりました。
フクロウがさりげなく優しいのが素敵で、不器用で本当に優しいなあ、と。
クロは最後辺りの出番はあまりなかったけど、いいキャラでした。
聖騎士とオリエッタの関係が凄く良かった。
親子も良かったね、と言うしかない。

他にも沢山、沢山言いたいことはありそうな気がするけど、言葉が出てこないのでここまで。
読み終わったら「ありがとう」と言いたくなるお話です。やさしい。

読了：20090206

2009/10/07

白でも黒でもなく、希望も絶望も知らない無、もしくは空虚なミミズクの物語。冒頭から引き込まれた割には次第に平凡な物語になっていくことに少々戸惑いを覚えたが、読後はそれも当然かもしれないと思った。無、の中で、本能が知っていた嫌悪や喜び、出会う前から絶対の存在であることが決まっていた夜の王との運命的な出会いと事件を通して、ミミズクが「人間くさく」なっていくのだから、読み進めるうちに淡々としていくのも納得がいく。稚拙な文章とも確かに言えるけれど、一方ではミミズクの視点で書かれていることを考えれば、人間として幼いミミズクの成長とも読んでとれる。そのような意味で、素晴らしい作品であった。この作品を受賞させた編集部もまた素晴らしい。

2009/10/04

2007, 4,xx　読破 + 表現やキャラクターは個性的で良いと思うのですが、ストーリーはシンプル。他の方の評価が良いので読んで見たのですが、期待の方が大きすぎた感が若干。私は泣きませんでした。

2009/10/04

良い話なんですが…シンプルな物語なので、他人に薦めるときに要約できませんね（苦笑）　前半はやや稚拙な感じがしましたが、読み進むにつれて、稚拙と取るか直球と取るかは微妙なところ。中にイラストが入らないのは、自分なりの世界観を作れるので良かったと思います。（下手に絵が入ると視界が限定されそう…）今後どういった方向の作品を出されるのかが気になる作家さんです。

2009/10/07

・各所で絶賛されている本書。噂通り、とても素晴らしいものでした。泣きました。童話のような物語で、不要な説明や設定を一切省いてある、それがまた雰囲気を引き立てている。・死にたがりの少女ミミズクと、夜の王が魔物の森で出会う。彼らは当然ながら、その他のキャラクターもとても好感が持てました。とくにクロちゃん。騎士とその妻とか、王様とか王子様とか、ほんといい。

2012/07/30

アマゾンで絶賛されてたので購入。
それにホラ、電撃大賞の大賞受賞作だし気になるじゃないですか。

感想。
文章は拙いところもあるし、話も先は読める。でもそんなん関係ねえと思わせるほどの引力。世界観も文も安定してないのにここまでぐいぐい読み手をひっぱっていける力の正体は一体何なんでしょう・・・。

とにかく登場人物みんなが優しくて愛おしい。何よりミミズクが純粋で無垢で目が離せないんですよね。

えーと、でもスイマセン、確かに良い話だと思うし結構好きだけど、絶賛されるほどではないかな・・と・・思いま　す　・・。

2009/10/07

なんだかとても評判がいいので買ってみました。明日から会社で読む。
ちらっと見た感じ、とても好きな香りがします。