天璋院篤姫 新装版(上) の商品レビュー
長く積んでたけどしっかり読んでみると面白くてどんどん進む〜!!篤姫のこの時代の女性らしいところも少年のような目を輝かせるところも落ち着いた女主としての顔もまるで政治を担う大人の男のような顔も全部面白い……周りのキャラクターも篤姫のいろいろな魅力を描くためにすごく効果的なキャラクタ...
長く積んでたけどしっかり読んでみると面白くてどんどん進む〜!!篤姫のこの時代の女性らしいところも少年のような目を輝かせるところも落ち着いた女主としての顔もまるで政治を担う大人の男のような顔も全部面白い……周りのキャラクターも篤姫のいろいろな魅力を描くためにすごく効果的なキャラクターとして描かれててすごい。あと単純に敬語がものすごく好きなのでそういう身分だからこその敬語でのやり取りうっとりする……。下巻も楽しみ!
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これが宮尾先生の初歴史作品だったんですね。 ちょうど大河で『篤姫』の再放送をしているので、読み直しました。 篤姫の心の動きがわかって、せつなかったです。
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篤姫の出世から家定への三番目の御台所へ上がる経緯を上巻では描かれている。 篤姫のこころの動きを丁寧に描写し、島津今和泉家時代の奔放な女の子から、徐々に階段を上がるように境遇も思考も変わってくる様は、読者の興味を誘う。上巻の前半は少し退屈するが、後半から下巻まで一気に読み進みたくな...
篤姫の出世から家定への三番目の御台所へ上がる経緯を上巻では描かれている。 篤姫のこころの動きを丁寧に描写し、島津今和泉家時代の奔放な女の子から、徐々に階段を上がるように境遇も思考も変わってくる様は、読者の興味を誘う。上巻の前半は少し退屈するが、後半から下巻まで一気に読み進みたくなる。
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なかなか幾島、家定との関係性が面白い。 多分映像で見たはずだけど、あれは役者の見栄えもあるだろうから幾島のコブに関しては無かったものとして役者がやってたような気がしたけど、これは結構物語に重要な要素だと思った。
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幕末頃が好きなので読んでみた。上巻では篤姫ご幼少頃から、将軍家定後嗣問題あたりまでを扱う。幕末好きと言う自分の観念と対話をする時間がとても気持ちよかった。幕末はくめどもくめども尽きない魅力があると思っている。いろいろ専門の方は僕みたいな意見を持たれてることだろう。家定が将軍なの...
幕末頃が好きなので読んでみた。上巻では篤姫ご幼少頃から、将軍家定後嗣問題あたりまでを扱う。幕末好きと言う自分の観念と対話をする時間がとても気持ちよかった。幕末はくめどもくめども尽きない魅力があると思っている。いろいろ専門の方は僕みたいな意見を持たれてることだろう。家定が将軍なのにお菓子を作っていたなどマニアックな史実も知れて知的好奇心も満たせる。なお、本書の語彙レベルは比較的高めで、もっていた広辞苑を導入するほどだった。下巻に続く。
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この春(2023年4月)からNHK BSプレミアムで2008年に放送された大河ドラマ「篤姫」が再放送されると云うことで読む。この時代、最近では「青天を衝け」で見たけど、描く視点が変われば当然ストーリーは変わるのね。その「青天を衝け」では萌音ちゃんだった篤姫。知ってたけど、あさの姉...
この春(2023年4月)からNHK BSプレミアムで2008年に放送された大河ドラマ「篤姫」が再放送されると云うことで読む。この時代、最近では「青天を衝け」で見たけど、描く視点が変われば当然ストーリーは変わるのね。その「青天を衝け」では萌音ちゃんだった篤姫。知ってたけど、あさの姉ちゃんがどう演じるのか楽しみ
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著者、宮尾登美子さんの作品、ブクログ登録は2冊目になります。 宮尾登美子さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 宮尾 登美子(みやお とみこ、1926年4月13日 - 2014年12月30日)は、日本の小説家。高知県高知市生まれ。高坂高等女...
著者、宮尾登美子さんの作品、ブクログ登録は2冊目になります。 宮尾登美子さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 宮尾 登美子(みやお とみこ、1926年4月13日 - 2014年12月30日)は、日本の小説家。高知県高知市生まれ。高坂高等女学校卒業。『櫂』で注目されて以来、緻密な構成と、時代に翻弄されながらも逞しく生きる女性を描いた作風で多くの読者に支持された。高知の花柳界で育った体験を生かした自伝的作品のほか、芸道物、歴史物のモデル小説に優れる。文化功労者。 88歳にて亡くなられています。 先頃、わが母校の理事長に、林真理子さんが就任されました。 その林真理子さんですが、産経新聞の過去記事によると、 宮尾登美子の熱烈なファンだとか。 その縁で、今回、宮尾登美子さんの作品を手にしました。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) 十八歳で藩主斉彬の養女となった篤姫は薩摩島津家分家に生まれた学問好きな姫であった。その才覚、器量を見込んだ斉彬は画策の末、篤姫を十三代将軍家定の正室として江戸城に送り込んだ。形ばかりの結婚に耐え、病弱な夫を支え将軍御台所として大奥三千人を見事に統べる篤姫には、養父斉彬の密命が…。2008年大河ドラマ原作。 なかなか、面白いですね。 興味深かったのは、13代将軍・家定。 多分、将軍になりたくもなかったのに将軍になってしまったのでしょう。 凡庸な人物だったようで、将軍の器ではなくとも、止めることもできない。 最期は、暗殺説もあるようで、若くして亡くなってしまう。 何とも、気の毒な人生に思えます。
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2022/06/04 読み終わった 大河ドラマはあんまり見ないけど毎回主題曲だけよく聴いていて、中でも篤姫のOPテーマは好きだった。このたび機会が有ったので読んだ。 大変面白かった。間違いなく暫定で今年一番の読書体験だった。 歴史的にみれば倒幕側の生まれでありながら、徳川幕府...
2022/06/04 読み終わった 大河ドラマはあんまり見ないけど毎回主題曲だけよく聴いていて、中でも篤姫のOPテーマは好きだった。このたび機会が有ったので読んだ。 大変面白かった。間違いなく暫定で今年一番の読書体験だった。 歴史的にみれば倒幕側の生まれでありながら、徳川幕府の最期にその中枢にいてその終焉を目の当たりにしつつも、次の世代へと遺志を継ぐ。そんな篤姫の運命や生き方に、背筋をピンとしたり、涙をぐっとこらえたり…。 それと同時に、何もかも篤姫の思い通りにいかない幕内政治や世の趨勢を見て、世の中きれいごとだけでは動かないものだとも思った。女性だからなのか、それとも篤姫が高潔でありすぎたのか。 また、明治維新を倒幕側からしか今まで見たことが無かったので、幕府側の最期ってこんな感じだったんだという発見もあった。戊辰戦争で江戸に攻めてくる倒幕軍を待ち受ける江戸城内の戦々恐々とした状態や、その中で屋台骨として皆の支えになり続けた篤姫の強さを考えるとグッとくる。こちらも、今は江戸城無血開城とその後の徳川宗家のことも知っているけれども、当時の江戸城内はそんなこと知らないもんね。 巻末、歴史家の網淵謙錠さんと著者の宮尾さんの対談あり。こちらも、本作以前の篤姫観(和宮をいじめた姑、というイメージがあったそうだ)とそれに対して宮尾さんが違和感を覚えられていたということを聞き、なるほどねと。 2008年大河のイメージしかない自分としては、背景を知れたこともいい読書体験だった。 一人の女性の一生を描いた話として、山崎豊子さんの「花のれん」と同じくらい没入した。また読みたい。
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幕末の時代に翻弄された女性のイメージで読み始めたが、大河ドラマの配役もなんとなくイメージしつつ、楽しく読み進められた。上巻は、本家の養女になり、13代将軍御台所までの お話だが、自分の運命に逆らわず、その時の置かれた立場で力を発揮する。私はそういう生き方を尊敬する。
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薩摩藩主・島津斉彬は、養女として迎え入れた才女・篤姫を第十三代将軍・徳川家定の正室として江戸城に送り込んだ。病弱な家定を支え、次期将軍に一橋慶喜を推す養父斉彬の密命に苦悶する篤姫。将軍御台所として大奥の三千人を束ねながら、孤独と焦燥の日々が描かれた、宮尾登美子さん渾身の長編歴史小...
薩摩藩主・島津斉彬は、養女として迎え入れた才女・篤姫を第十三代将軍・徳川家定の正室として江戸城に送り込んだ。病弱な家定を支え、次期将軍に一橋慶喜を推す養父斉彬の密命に苦悶する篤姫。将軍御台所として大奥の三千人を束ねながら、孤独と焦燥の日々が描かれた、宮尾登美子さん渾身の長編歴史小説。
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