天璋院篤姫 新装版(上) の商品レビュー
今更ながら。もうずいぶん前から自室には積読かれていたんだけど。篤姫が鹿児島出身ということをガイドブックで知り、慌てて手にしたもの。最近、歴史小説がどうも自分の波長と合わなくて、本作も、ただ時系列で語られているだけという印象が拭えない。気が付いたらページだけ進んでた、みたいなことも...
今更ながら。もうずいぶん前から自室には積読かれていたんだけど。篤姫が鹿児島出身ということをガイドブックで知り、慌てて手にしたもの。最近、歴史小説がどうも自分の波長と合わなくて、本作も、ただ時系列で語られているだけという印象が拭えない。気が付いたらページだけ進んでた、みたいなこともしばしば。
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最近大奥の19巻を読み、大河ドラマ青天を衝けを見てると、その時代にぴったりの篤姫の活躍が、この本で全部つながってくるようで面白いです
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面白かった 激動の幕末を生き抜いた十三代将軍家定の妻篤姫の生涯を描いた作品 上巻では 薩摩・の島津家の分家・今和泉家に武士の娘として生まれた篤姫は、18歳で島津家当主・斉彬の養女となり、一橋家慶喜を次期将軍にとの密命を受けて将軍家定に嫁ぎます。 しかし、家定は心身ともにとても...
面白かった 激動の幕末を生き抜いた十三代将軍家定の妻篤姫の生涯を描いた作品 上巻では 薩摩・の島津家の分家・今和泉家に武士の娘として生まれた篤姫は、18歳で島津家当主・斉彬の養女となり、一橋家慶喜を次期将軍にとの密命を受けて将軍家定に嫁ぎます。 しかし、家定は心身ともにとても病弱。 夫婦としての生活もままならない状況で、大奥の特殊な生活を送っていきます。 大奥三千人の女たちとの確執。 大奥のしきたり。 そんな中、慶喜との面会では、慶喜のあまりの態度にショックを受け、次期将軍に押すべきなのか? 結局、継嗣争いでは、破れてしまうことに。 しかし、下巻では、そんな慶喜との確執が.. 徳川家に嫁いだ篤姫の想い、覚悟がひしひしと伝わってきます。 そして、下巻に続く
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大河ドラマがかなりアレンジされていたのがよく分かりました。 わりとひらがなが多かったので読みやすかったです。 早速続きも読みます!
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上巻読了。 薩摩・島津家の分家・今和泉家に生まれた篤姫が、島津家当主・斉彬の養女となり、様々な画策を経て将軍・家定に嫁ぎ、激動の人生を歩む様を描いた大作。 大奥という、特殊な組織に身を置くだけでも大変なのに、更に島津家からの密命もあり、本当にストレスフルな状況な中、心身が脆弱な...
上巻読了。 薩摩・島津家の分家・今和泉家に生まれた篤姫が、島津家当主・斉彬の養女となり、様々な画策を経て将軍・家定に嫁ぎ、激動の人生を歩む様を描いた大作。 大奥という、特殊な組織に身を置くだけでも大変なのに、更に島津家からの密命もあり、本当にストレスフルな状況な中、心身が脆弱な夫・家定を思いやる篤姫の心の広さに感じ入りました。 時は幕末、不安定な時勢で今後の篤姫の運命を心配しつつ、下巻へ。
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大河ドラマ「西郷どん」に登場したのを見てどんな人か興味を持ったので読んでみた。 これ以上読むとドラマの進行を追い越してしまうので、とりあえず上巻でやめておこう。
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林真理子「正妻」からのリンクで本棚に入れる。 倒幕から明治維新、激動の時代を生きた13代将軍家定の妻篤姫。薩摩藩今和泉家に武士の娘として生まれ、18歳で藩主島津斉彬の養女となり、一橋家慶喜を次期将軍にとの密命を受けて江戸城に送り込まれる。公家にせよ武家にせよ、上流社会の結婚は...
林真理子「正妻」からのリンクで本棚に入れる。 倒幕から明治維新、激動の時代を生きた13代将軍家定の妻篤姫。薩摩藩今和泉家に武士の娘として生まれ、18歳で藩主島津斉彬の養女となり、一橋家慶喜を次期将軍にとの密命を受けて江戸城に送り込まれる。公家にせよ武家にせよ、上流社会の結婚はほぼ政略婚。恋愛感情など感じるまもなく結婚させられ、婚家に入るともはや実父母に会うこともままならない。ましてや将軍の正室ともなると自分の時間などありもしない。トイレに行くとき寝るときにまで見張り番がついているそうな。男子禁制の大奥は女性ばかり3000人の大所帯。贅沢三昧の日々とはいえ、自分勝手にできる時間などかけらもない。部屋の端に寄って庭を眺めるとこともとがめられたとある。ほんと武士って上下関係やしきたりがめんどくさそう。 体とおつむが弱いという家定は「おわたり」も少なかったが、寝床を共にしても男女の行為に至ることは決してない。(そんな時にも控えの間にはおつきの者が…)そんな薄~い関係でも夫婦の絆はお互いに感じていたはず。同じ敷地内に居ながらにして病気の夫を見舞うことも、死に目に会わせてもらうこともできなかったのはさぞ無念なことだったかと思う。 そしてこの小説の見どころ(読みどころ)は十四代将軍家茂の正室和宮との確執。自分の実母を京都から江戸に連れてきて大奥内に住まわせているその甘ったれぶりと、何かにつけ公家流京都方式で生活しようとする和宮にきりきりする篤姫は大奥関連小説の大スターだ。 しかし、崩れかかっている徳川家をなんとかして守りたいという意気込みは男子以上だ。さすが武士の娘、根性が違う。天下を取った新政府の薩摩藩から戻ってこないかという誘いにも乗らず、お金に困ってるはずなのに島津家からの年三万両の申し出も断り、徳川をつぶした人たちの情けは受けないというまさに武士の中の武士。江戸城明け渡しと同時にさっさと京都へ戻った和宮とは根本が違う。 身も心も徳川に忠誠を尽くす篤姫にとって、部下を捨てて逃げてきた慶喜のことは相容れられないのでしょう。幕府を崩壊させたのは慶喜のせいだと思っているし、家茂は慶喜に暗殺されたと信じて疑わない。徳川宗家の人間は決して慶喜の一族と婚姻関係を結んではならぬとの遺言を残し、48歳でこの世を去る。 篤姫が亡くなった翌明治17年、家族令が定められ、日本の華族に公侯伯子男の称号が贈られた。徳川宗家は筆頭の公爵、三家(水戸、尾張、紀伊)三卿(田安、清水、一橋)もそれぞれ侯、伯を受け、慶喜の四男は男爵となった。…そして話は「元華族たちの戦後史」(戦後の華族没落史)へと流れていく。
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はなから世継を持てないと分かっていながら家定の正室を命ぜられたのは明らかに陰謀。女としての悦びを考える間もなく大奥の統括を任され、水戸と紀州の確執に翻弄され、ハリスからは矢のような通商要求。 かつて多くの女帝がいた。北条政子という将軍に代わって実権を握った女もいた。しかし篤姫ほど...
はなから世継を持てないと分かっていながら家定の正室を命ぜられたのは明らかに陰謀。女としての悦びを考える間もなく大奥の統括を任され、水戸と紀州の確執に翻弄され、ハリスからは矢のような通商要求。 かつて多くの女帝がいた。北条政子という将軍に代わって実権を握った女もいた。しかし篤姫ほど日本という国家の命運と哀しみを背負った女性はいただろうか?その思いを自分が知ってる幕末史に重ね合せると、下巻を読む前から涙が止まらない。
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年上の女性から、一気に読むほどの面白さといわれたが、すごくつまらなかった。 篤姫は篤姫なりに頑張っているのだけれど、結局時代背景的に女性の活躍の余地は小さく、箱庭の中でこちょこちょとしている感じ。和宮に対して、嫁に行った家の為に生きろと押し付けがちな部分は、全然新しくなく、むし...
年上の女性から、一気に読むほどの面白さといわれたが、すごくつまらなかった。 篤姫は篤姫なりに頑張っているのだけれど、結局時代背景的に女性の活躍の余地は小さく、箱庭の中でこちょこちょとしている感じ。和宮に対して、嫁に行った家の為に生きろと押し付けがちな部分は、全然新しくなく、むしろ和宮の方が現代女性に近い気さえする。そして主演を演じた彼女、浮気をして離婚とは皮肉。 先日、黒田家の宝物展に行ったら、思いがけずタイムリーに篤姫の晩年の竹の絵を見た。墨の濃淡だけで書いた、男らしい作品で、骨太な女性だったんであろうとこの作品より素直に思えた。 無理やり、女性が活躍していない時代に、女性を主人公にした話はいらないと思った。
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2015.2.7 大奥の政治介入。女性は怖いね。 徳川家と島津家の間で葛藤する篤姫。 日本の最高軍事責任者である家定の本音、弱さ。それを優しく包容する篤姫。 家定の弱さというか、女々しさが印象的だった。同情します。
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