使命と魂のリミット の商品レビュー
東野作品で久しぶりに感動した。泣いた。 手術がうまくいかずに亡くなった父。当時の執刀医西園に疑念を抱く研修医夕紀。 かつて自動車の欠陥が原因で恋人を亡くし、自動車会社社長殺人を目論む犯人と、何も知らない看護師の現恋人。 読みやすく面白かった。 ただ、研修医が他の医者や患者と話すと...
東野作品で久しぶりに感動した。泣いた。 手術がうまくいかずに亡くなった父。当時の執刀医西園に疑念を抱く研修医夕紀。 かつて自動車の欠陥が原因で恋人を亡くし、自動車会社社長殺人を目論む犯人と、何も知らない看護師の現恋人。 読みやすく面白かった。 ただ、研修医が他の医者や患者と話すときの「あたし」に少し違和感を感じた。
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これは面白かった~。 私、東野さんのすっごいファンではないんですけど、東野さんの作品は話題になるので、なんとなく読んでます。 『容疑者Xの献身』も読んだけど、期待しすぎたからなのか、そんなに感動しなかった。。。 この作品はそういう前置きなしに読んだので楽しめました。 私が東野さん...
これは面白かった~。 私、東野さんのすっごいファンではないんですけど、東野さんの作品は話題になるので、なんとなく読んでます。 『容疑者Xの献身』も読んだけど、期待しすぎたからなのか、そんなに感動しなかった。。。 この作品はそういう前置きなしに読んだので楽しめました。 私が東野さんの作品を読んだ中で一番私のツボに入った本。 『使命と魂のリミット』って、ほんとにこの小説に最適な題名だと思う。 自分の使命とは何か。本当の信頼とは何か。信頼しあうこととは何か。 をシミジミと感じさせてもらいました~。 最後の西岡の告白。 も~ね~。泣いてしまった~。 私は父を何年も前に亡くしてるからなのか、こういう父親たちの姿を見るとね、なんかすっごく切なくなる。 私のお父さんもね、職業こそ違うけど「自分の使命を真っ当した人」だからね、ちょっと自分の父親と重なる部分もあってね。 いろんな偶然が偶然を呼んで。。。ってちょっとメロドラマな話っぽいけど、でも、二人の父親の「使命」と「信頼」の話を読んですごく胸を打たれました。かっこいい。かっこよすぎる。 もちろん、これは小説だから何とでも書けるんだけど、でも、このかっこよさにやられた~~。 ああぁぁぁぁ。いろいろもっと書きたいんだけど、書けない。 とにかく読んで。
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物語としては特にクセのないあっさりとした物語。 面白くないわけではありませんが、 東野作品にしては、 ミステリー要素が少ないのでドキドキハラハラ感は無いです。 ただ、読む事によって得る物があったので、 ☆4つにしました。 人は他人から恨みや疑念を持たれる事がある。 それは、 そ...
物語としては特にクセのないあっさりとした物語。 面白くないわけではありませんが、 東野作品にしては、 ミステリー要素が少ないのでドキドキハラハラ感は無いです。 ただ、読む事によって得る物があったので、 ☆4つにしました。 人は他人から恨みや疑念を持たれる事がある。 それは、 その人が誠実であろうが不誠実であろうが関係無い。 恨みや疑念を持つ事は苦痛でもある。 その苦痛から抜け出したいなら、 癪かも知れないが、相手に弁明のチャンスを与えるべき。 逆に、相手にその苦痛を与えてしまったと思うなら、 自分の弁明だけを考えずに、 どうすれば『誠心誠意』が相手に伝わるかを考えなければならない。 自分が言いたい事だけを、 自分のタイミングで話すのでは、 どれだけ誠意を持って話しても相手には『言い訳』にしか聞こえない事も多々ある。 誠意(心)の伝え方。 それが、この本で感じた事です。
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展開は読めつつも最後まで楽しめた。 思わず涙ぐんでしまった。。。 医療の話は身近だけど、いろいろためになる話もあり。。。 やっぱ志の高い医者は素晴らしい!! ひどい輩も多いけどね。
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病院に届いた脅迫状。事件に巻き込まれる研修医 夕紀と西園教授を結ぶ複雑にもつれ合った糸。 使命を全うする人物は誰か?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
じーんときて。 あ~…東野圭吾ってこうだよなーって感じる作品。 この人って最後の最後まで種明かししないよね(笑) なんとなくはわかってたけど、ちゃんと言葉になったの見た瞬間、 ぶわーって涙が出てきました。 P.361(P.376中)の58章からが最高に好きです☆ 胸がぐっと締めつけられて、涙があふれて… どんなトラブルが起ころうとも、自分の全てを懸けて命を救おうとする、 また、その行動で長年の誤解を解こうとする西園先生に心を打たれました。 まさに“使命と魂”!! “リミット”がよくわかんなかったけど… 全てをかけて手術に臨んだ西園先生が、それを終えた後に精魂尽きた辺り? これも、母親と娘の間で些細な誤解がある話。 娘ってどこまでいっても勝手なんだなぁ~(笑) 親の話はきちんと信じてあげましょう!( ´艸`) 東野さん自身も、大変な時期に書かれたそうで… (作家生活25周年特別企画“東野圭吾公式ガイド”にありました) とてもとても深い思いが込められた作品だったことがわかりました。 読後感がとても良く、心があったまるこの作品。 東野さんのこんな気持ちが背景にあったからなんですね。
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〈内容〉心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う! 大傑作長編サスペンス。
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面白かったけど、東野作品にしては興奮度が低かったかな。期待値が高いから評価が低くなってしまいますね;
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手術後に亡くなってしまった父親を思い 医者になった夕紀。 上司の西岡教授は心臓外科の第一線で活躍し 医師として優れた人間性を備えた人物だが 夕紀の父親は救えなかった。 母親と西岡教授の関係や過去の父親と西岡教授の関係が 夕紀の疑惑を深くしていく そんな中、病院への脅迫・・・ 医...
手術後に亡くなってしまった父親を思い 医者になった夕紀。 上司の西岡教授は心臓外科の第一線で活躍し 医師として優れた人間性を備えた人物だが 夕紀の父親は救えなかった。 母親と西岡教授の関係や過去の父親と西岡教授の関係が 夕紀の疑惑を深くしていく そんな中、病院への脅迫・・・ 医療ミスか医師への復讐か病院全体が混沌とする中 犯人の最大の攻撃が始まる。 手術室に仕掛けられた罠と医師との戦いは 正に使命と魂の戦いでした。 夕紀の疑惑は夕紀が医者になったからこそ 分かり合えたんじゃないかと思った 温かい空気に包まれたラストは好きでした。 普段の生活の中で「使命」という言葉には、なかなかピンと こないが、その人にしか果たせない使命というものを 持って仕事をしている人達に触れられた本でした。
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8月の2冊目。今年の115冊目。 読み終わったとき、「え、ここで終わり?」と思い、前後のページを何回も読み返してしまいました。うーん、感動した!って言えば陳腐に聞こえるかもしれませんが、本当に感動しましたよ。久々に後味すっきりのミステリーでした。 ほんと世の中って疑おうと思え...
8月の2冊目。今年の115冊目。 読み終わったとき、「え、ここで終わり?」と思い、前後のページを何回も読み返してしまいました。うーん、感動した!って言えば陳腐に聞こえるかもしれませんが、本当に感動しましたよ。久々に後味すっきりのミステリーでした。 ほんと世の中って疑おうと思えばいくらでも疑えるし、人を殺そうと思えば、殺せちゃう世の中なんだよね。ただ、やっぱりそこは使命と魂がね、と感じさせる小説でした。
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