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使命と魂のリミット の商品レビュー

3.8

250件のお客様レビュー

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    49

  2. 4つ

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  3. 3つ

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匙加減が絶妙

父の死の真相を知るために、心臓外科医を目指す夕紀。一方で、勤める病院に送られてきた脅迫状。過去の事件と現在の事件、ふたつの物語が交錯して……。ドキドキさせて、ほろりとさせる。その匙加減が絶妙、です。

yui

2024/01/24

後半は胸が熱くなりました。 ドラマ化や映画化はされていないんですよね? 映像でも観てみたい。 追記:2011年にテレビドラマ化されてました。

Posted byブクログ

2023/12/01

心臓外科医を目指す研修医の夕紀は、元警察官の父を心臓手術中に亡くしていた。ある日、医療ミスの公表を求める脅迫状が帝都大学病院届く。大病院を襲う危機と医療ミステリ。

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2023/10/06

東野圭吾さんの作品にしては、大きな展開がなかったような…。西園先生が夕紀の父を故意に死なせたのでは、と疑いながら読んでいたけど、最後には、その疑いも晴れ、東野圭吾作品には珍しいハッピーエンド。手術シーンの描写も、とても良かったし、最後はうるうるしちゃいました。「使命を全うする」…...

東野圭吾さんの作品にしては、大きな展開がなかったような…。西園先生が夕紀の父を故意に死なせたのでは、と疑いながら読んでいたけど、最後には、その疑いも晴れ、東野圭吾作品には珍しいハッピーエンド。手術シーンの描写も、とても良かったし、最後はうるうるしちゃいました。「使命を全うする」…いい言葉だなぁ。

Posted byブクログ

2023/05/28

入院している患者を狙う犯人と、 父親を殺されたかもという疑惑を持ちながら研修する医師と、 刑事の視点が入り混じるミステリー 最後の2割くらいから面白くなって来たけれど、 全体的に作品のトーンが硬質でなかなか読み進められなかった。 が、最後は胸熱でなかなか良い終わり方で...

入院している患者を狙う犯人と、 父親を殺されたかもという疑惑を持ちながら研修する医師と、 刑事の視点が入り混じるミステリー 最後の2割くらいから面白くなって来たけれど、 全体的に作品のトーンが硬質でなかなか読み進められなかった。 が、最後は胸熱でなかなか良い終わり方でした

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2023/05/07

医療系サスペンス。 「医療ミスとはその能力の不足から生じる。能力のあるものがわざとそれを発揮しない、ということはありえない」その通りだと思った。勉強不足、知識不足な自分。医療ミスしませんように。 しかし西園先生、医者としてはすごいけど、どうやって遺族の妻とそういう関係になった...

医療系サスペンス。 「医療ミスとはその能力の不足から生じる。能力のあるものがわざとそれを発揮しない、ということはありえない」その通りだと思った。勉強不足、知識不足な自分。医療ミスしませんように。 しかし西園先生、医者としてはすごいけど、どうやって遺族の妻とそういう関係になったのか甚だ疑問。

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2022/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了。 以下、メモ。 心臓外科医を目指す夕紀は、誰にも言えないある目的を胸に秘めていた。その目的を果たすべき日に、手術室を前代未聞の危機が襲う! 大傑作長編サスペンス。

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2022/05/01

主人公の氷室夕紀(ひむろ ゆうき)は、父が心臓の手術中に 亡くなったことに疑問を抱き、 自分自身が心臓外科医になろうと志す。 夕紀の父の死について、病院に脅迫状を送る男性について、 脅迫状を追う刑事について… いろいろな視点で様々な物事が進んで行くけど、 最後は、いー感じに終わる...

主人公の氷室夕紀(ひむろ ゆうき)は、父が心臓の手術中に 亡くなったことに疑問を抱き、 自分自身が心臓外科医になろうと志す。 夕紀の父の死について、病院に脅迫状を送る男性について、 脅迫状を追う刑事について… いろいろな視点で様々な物事が進んで行くけど、 最後は、いー感じに終わるー笑 停電が起きた中、必死に患者を助けようとしている 医者や看護師などの医療従事者に、なんだか感動!! 停電が起きるなんて、よっぽどのことだろうけど、 現実にも、こうやって助けようとしてくれてるんだなぁー と思ったら、本当に有難い気持ちになったよー。

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2021/11/04

本棚から何気に選んでの14年ぶりの再読であるが、ストーリーには少しも古さを感じさせない。 手術で父を亡くした主人公氷室夕紀は、その手術に医療ミスを疑い、担当した医師の元で研修医を務め、その疑念を晴らそうとする。 その目的を果たすべき手術日に、病院を爆破するという脅迫事件が襲う。 ...

本棚から何気に選んでの14年ぶりの再読であるが、ストーリーには少しも古さを感じさせない。 手術で父を亡くした主人公氷室夕紀は、その手術に医療ミスを疑い、担当した医師の元で研修医を務め、その疑念を晴らそうとする。 その目的を果たすべき手術日に、病院を爆破するという脅迫事件が襲う。 迫り来る病院の危機は防げるのか。 彼女の疑念は解消し、目的を果たせるのか。 主人公の秘めた目的にテロ事件を絡ませたサスペンスフルな展開に、ベストセラー作家の巧みさを感じる。 題名に使用される「使命」は、夕紀に対する父の言葉として、たびたび語られる。 「人間というのは、その人にしか果たせない使命というものを持っているものなのだ」 事件を担当する刑事も、かつての先輩刑事=夕紀の父の言葉を反芻する。 「人間は生まれながらにして使命を与えられている」 さらに、犯人の動機としてもこの言葉が用いられる。 「救命士も医師も最善を尽くそうとした。自分の使命を果たそうとした。彼らにそれをさせなかったのは、じつはたった一人の老人が自分の使命を忘れたからなのだ」 エンターテイメントの形式で、人間の使命というものを、その意味を問いかける医療ミステリー。

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2021/03/14

東野圭吾による医療モノ。 心臓外科医を目指す研修医・氷室夕紀。 彼女は帝都大学病院にて心臓外科手術のスペシャリスト・西園教授の下、日々の仕事に追われていた。 その西園は、過去に夕紀の父親・氷室健介の胸部大動脈瘤手術を担当した医師であり、 健介はその手術が上手く行かずに死亡してし...

東野圭吾による医療モノ。 心臓外科医を目指す研修医・氷室夕紀。 彼女は帝都大学病院にて心臓外科手術のスペシャリスト・西園教授の下、日々の仕事に追われていた。 その西園は、過去に夕紀の父親・氷室健介の胸部大動脈瘤手術を担当した医師であり、 健介はその手術が上手く行かずに死亡してしまった。 そして現在、西園と夕紀の母親が再婚しようとしている。 夕紀は、心のどこかに西園に対する疑いを持ち続けていた。 そんなある日、帝都大学病院に一通の脅迫状が届く。 内容は「過去の医療ミスをすべて公表せよ。さもなくば病院を破壊する」というものだった。。。 東野圭吾によるサスペンスというと『天空の蜂』あたりが思い浮かぶが、さすがにそこまで専門用語乱発ではなく一安心。 内容も、もっと掘り下げれば非常に重くなるテーマだと思うのだが、 「医療」がメインというよりかは「人間ドラマ」がメイン。 という事で、取っ付き易い物語である。 さて、その内容だが、“ご都合主義”が若干多く見られたのが残念である。 例えば七尾刑事が過去に氷室健介と働いていた、とか 西園の息子の事件があれやこれやだったり、とか。 元宮医師が何でそこまで知ってるんだ、という事も気になる。 更にラスト近辺、犯人による「とある決断」が下されるのだが、 何というか東野圭吾にしては珍しく性善説なお話だな、と感じた。 そんな訳で読後感は爽やか系である。 久々にそこまで肩肘張らずに、それでも夢中になって読み進められる東野圭吾作品、といった趣き。 自分の「使命」について、ちょっとだけ考えてしまう。

Posted byブクログ