使命と魂のリミット の商品レビュー
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物語は、父の死因に疑念を抱く主人公夕紀のわだかまりと、病院に仕掛けられた犯罪の2つの流れを軸に展開していくが、どちらもそれほど深く交差することなく大団円を迎える。
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目的を達成するため、病院全体を人質に取る犯人とそれを追う刑事と、パニックの中懸命に患者の命を守るために奔走する医療スタッフたち。もうずっと目を離せないハラハラ展開でページをめくる手がとまらない。 本編がめちゃくちゃ面白いのに、犯人投降からのラストが残念。ここまで丁寧に物語を綴ってきたのに、なんかいきなりバタバタと終わったなあと。 ヒロインにこのセリフを言わせるなら、一旦話を締めたあと、もう1章設けて〇年後を描くとかの方が自然だと思う。 最高に面白かっただけに、もったいない。
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安心して作者買いできますね。 タイトルのとおり、使命というものについて深く認識させられます。 ラストの持って行き方が、ひょっとしたら通俗的に過ぎるという方も居るかも知れませんが、私は素直に感動しました。 おすすめです。
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ラストの展開はハラハラして読んだ。犯人のその後を語って欲しかった。色々な人間ドラマを織り交ぜてストーリーは展開。手術室なんて入ったこと無いが細かい描写で頭の中にうまく絵が描けた。
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読了日2010/05 やっぱり東野圭吾氏の作品は面白い!次から次にテレビドラマ化されるわけだ。 医療系のお話は個人的に苦手だけど、専門用語がたくさん出てきても、わかりやすく、さくさく進みました。 人の使命って。 「人は生まれながらにして何かしら使命を持って生まれてくる」 医者の...
読了日2010/05 やっぱり東野圭吾氏の作品は面白い!次から次にテレビドラマ化されるわけだ。 医療系のお話は個人的に苦手だけど、専門用語がたくさん出てきても、わかりやすく、さくさく進みました。 人の使命って。 「人は生まれながらにして何かしら使命を持って生まれてくる」 医者の使命。警官の使命・・・ この本の中に出てくる登場人物は、みんな、ちゃんと使命を持って生きている。間違った方向の使命だとしても。 そんな立派な使命じゃないにしても、私にも何かあるのかな~ 毎日、なんとなく生きている自分。これでいいのかと考えさせられる本でした。 。
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ネタバレしてでもツッコみたい!建設業界では、現場での事故は企業がペナルティをくらう。死亡事故、それも外部の人間となると業務停止が考えられる。現場監督にも責任あるやろけど、彼女のせいで従業員の生活が危ういんやで彼氏さん!独りよがりにも程がある。本の言いたい事は題名で分かる。それ以上...
ネタバレしてでもツッコみたい!建設業界では、現場での事故は企業がペナルティをくらう。死亡事故、それも外部の人間となると業務停止が考えられる。現場監督にも責任あるやろけど、彼女のせいで従業員の生活が危ういんやで彼氏さん!独りよがりにも程がある。本の言いたい事は題名で分かる。それ以上の感慨はなく、これ東野さんの本?と疑いたくなる。ちょっとツッコみどころ満載でフィクション感がムンムンで残念。
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【あらすじ】 「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜呑みにできなかった。西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父は、意図的に死に至らしめられたのではという疑念を抱いていたからだ…。あの日、手術室で何があったのか?今日、何が起こるのか?大病院を前代未聞の危機が襲う。 【感想】
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初めて東野の小説を読んだが、これは絶対に推理やミステリーやのジャンルに入れない。とはいえ、私は決してこの点について作者東野を責める訳でもなく、況して若しこの作品が著者の自己向上を追究する一歩なら褒めるべきであろう。但し、この物語は極普通であり、言葉も褒揚し難く残念な気持ちを思いさ...
初めて東野の小説を読んだが、これは絶対に推理やミステリーやのジャンルに入れない。とはいえ、私は決してこの点について作者東野を責める訳でもなく、況して若しこの作品が著者の自己向上を追究する一歩なら褒めるべきであろう。但し、この物語は極普通であり、言葉も褒揚し難く残念な気持ちを思いさせられる。それに、この版の表紙はとても工夫してなく読者に眉を顰めさせる程の不美人だ。
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東野圭吾の書く物語は、犯行のトリックの面白さに加えて、人物の関係性の設定と心理描写のうまさが息をつかせない迫力を生んでいる。研修医の氷室夕紀、父である元警察官を胸部大動脈瘤の手術をした西園教授、母、犯人、恋人たちの、結びつきと真剣で複雑な思いこそこの小説の中核であると思った。とて...
東野圭吾の書く物語は、犯行のトリックの面白さに加えて、人物の関係性の設定と心理描写のうまさが息をつかせない迫力を生んでいる。研修医の氷室夕紀、父である元警察官を胸部大動脈瘤の手術をした西園教授、母、犯人、恋人たちの、結びつきと真剣で複雑な思いこそこの小説の中核であると思った。とても面白かった。
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医療もの。 父親の死を不審に思った娘が医師になり父の手術をした医師と同じ病院で働くといった話。 使命という言葉が頻繁に出てくる。 主要な登場人物は医者も警官も自分の使命をまっとうしようと尽力をつくす。 現実世界もそんな人間ばかりなら良いのにね。 「人間というのは、その人にしか果た...
医療もの。 父親の死を不審に思った娘が医師になり父の手術をした医師と同じ病院で働くといった話。 使命という言葉が頻繁に出てくる。 主要な登場人物は医者も警官も自分の使命をまっとうしようと尽力をつくす。 現実世界もそんな人間ばかりなら良いのにね。 「人間というのは、その人にしか果たせない使命というものを持っているものなんだ。」 とある。 前半の早い段階ででてくるのだけれど、この部分が印象的だった。 本来の使命をまっとうできればどんなにか素晴らしいことだろう。 東野圭吾の長編小説は切ないものが多いと思ったがこの本はそんなことはなかった。 主人公の女性もリアルな感じがした。
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