学園のパーシモン の商品レビュー
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赤い手紙がうちの学園で流行っているんだ。 届くと別世界へいけるというんだけど―。 真衣・木綿子・恭・磯貝―三人の生徒とひとりの教師。 彼らは、倦怠し、愛し合い、傷つけあう。 (アマゾンより引用)
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なんだかお話がとっ散らかってる…?そんな印象を受けました。でも学園特有の狭い世界観が不思議でした。誰もが違う場所で違うことをしてみたりしているのに、誰もが学園に縛られてる。そんな印象を受けた。
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退廃系の学園もの。 家族や生活さえも、お洒落な自分の理想通りに作りこもうとする読者モデルの母を持つ、美少女、真衣。過去に恋愛で傷ついた経験を持ち、認知症の祖母をいじめている母のいる、女にモテる恭。絵の才能があり、それがゆえにいじめられている木綿子。この高校生3人と、妻との生活が破...
退廃系の学園もの。 家族や生活さえも、お洒落な自分の理想通りに作りこもうとする読者モデルの母を持つ、美少女、真衣。過去に恋愛で傷ついた経験を持ち、認知症の祖母をいじめている母のいる、女にモテる恭。絵の才能があり、それがゆえにいじめられている木綿子。この高校生3人と、妻との生活が破綻していて学園にも馴染んでいない美術教師磯貝の、居場所のない4人の視点で書かれる。 舞台となる学園は幼稚舎から大学までの一貫校で、創立者であるカリスマ学園長は病気で死に瀕している。学園内で囁かれる様々な噂… 狭い、小さく完結した世界の中で、外からは異常に見えるまで密度が濃くなっている感じが不気味だった。
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幼稚園から大学まで一貫のカリスマ的存在である園長先生が危篤状態だと知ったのは、GWが明けた頃だった。 学園にはいくつかのうわさがあり、 赤い手紙が届くと幸福がおとずれるというのもその一つで 母譲りの美人の真衣は美術教師の磯貝と関係を持っていて、 美術部で絵の才能に溢れている木綿子はいじめにあっている 二人のもとに、ある日届いた赤い手紙は、噂のものではなく 転校生の恭からのラブレターだった。 死にゆく園長先生の不確かな情報、学園に時たまあらわれる千羽鶴とポスターに混乱するなか 揺れる思いと変わっていく気持ち。 ずっと続く。あたしはずっと描き続ける。 って木綿子が周りに惑わされずに決心する勇気が好き。 学校って、退屈で憂鬱で、孤独だよね~)^o^(
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登場人物・ストーリー共になかなか独特の雰囲気で、引き込まれました。 最後の方はなんだか釈然としない終わり方だなあ、という気がします。
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人物設定が変わっているということで、不思議な雰囲気な小説を作り上げているのかもしれないが、ポジティブなものが何も無い。 著者は成蹊大学の出身とのこと。 直木賞作家?
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なんだか謎だらけの不可思議な学園物語。 学園長の死へ向かう中での人々の心の変化。 「学園長の死」がこの作品の軸になってるんだな。 学園がひとつの宗教団体みたいでわけわかんないし、それにひどく違和感と呆れを覚える恭。この物語においてこういう子がいなかったら私この作品読めなかった...
なんだか謎だらけの不可思議な学園物語。 学園長の死へ向かう中での人々の心の変化。 「学園長の死」がこの作品の軸になってるんだな。 学園がひとつの宗教団体みたいでわけわかんないし、それにひどく違和感と呆れを覚える恭。この物語においてこういう子がいなかったら私この作品読めなかった。 このお話についてはもうすこし時間が必要だな。
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■赤い手紙がうちの学園で流行っているんだ。届くと別世界へいけるというんだけど―。真衣・木綿子・恭・磯貝―三人の生徒とひとりの教師。彼らは、倦怠し、愛し合い、傷つけあう。 ■■一風変った雰囲気の不思議な話だった。でも特に感じるものはなく、ふわふわしたまま物語が進んでいって、結局...
■赤い手紙がうちの学園で流行っているんだ。届くと別世界へいけるというんだけど―。真衣・木綿子・恭・磯貝―三人の生徒とひとりの教師。彼らは、倦怠し、愛し合い、傷つけあう。 ■■一風変った雰囲気の不思議な話だった。でも特に感じるものはなく、ふわふわしたまま物語が進んでいって、結局なにがしたかったのか。っていうか自分的に合わなかった。こうゆう倦怠感というかずるずるとした性の生々しさは苦手だ。
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高校が舞台だけど、青春小説というイメージからはほど遠い。自己中心で気まぐれ、芯のない登場人物が設定のままにぐだぐだと交差してる感じ。印象に残る場面もあるが、全体的に退屈。作者紹介で「人間関係を繊細にとらえる眼差しと、生活の瞬間瞬間を切り取る確かな筆致に定評がある」そうだが、人物に...
高校が舞台だけど、青春小説というイメージからはほど遠い。自己中心で気まぐれ、芯のない登場人物が設定のままにぐだぐだと交差してる感じ。印象に残る場面もあるが、全体的に退屈。作者紹介で「人間関係を繊細にとらえる眼差しと、生活の瞬間瞬間を切り取る確かな筆致に定評がある」そうだが、人物に全く好感がもてない。この人の作品はもういいな・・
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裕福な家庭の子が通う私立の一貫校で毎年選ばれた生徒にだけ届く赤い手紙のウワサ。6番目の小夜子のようなストーリーに引き込まれました。小説の雰囲気は好きでしたがお互いに傷つけ合う生徒たちと教師の恋愛描写にぐったりしました。
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