新美南吉童話集 の商品レビュー
人間には喜怒哀楽が必要だと思わせる。 谷悦子さんの“悲しみに耐える力”という解説も興味深い。 そう、 “悲しみに耐える力”。 必要。 悲しむけど、悲観的ではない。 前向きに悲しむ力。悲しみを見つめる力。 心に広く、深く染みわたる一冊。
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「ごんぎつね」や「手袋を買いに」で有名ですね。この時代の童話は悲しみや寂しさをまといながら、実に清く美しいので好きです。文章自体の美しさが、それを増すんでしょうね。 子どもが大人へと変わる瞬間を、子ども目線の他者を通して描かれている処が興味深かったです。
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いつもいたずらばかりしているゴンはある日兵十のお母さんが亡くなったことを知り、それ以来心を入れ替えて毎日、兵十に栗や松茸などのさしいれを送るというゴンの「思いやりの気持ち」を描いた作品。 この話で一番心に残ったのは最後の兵十の勘違いで、ゴンを撃ち殺してしまうというシーンだ。「...
いつもいたずらばかりしているゴンはある日兵十のお母さんが亡くなったことを知り、それ以来心を入れ替えて毎日、兵十に栗や松茸などのさしいれを送るというゴンの「思いやりの気持ち」を描いた作品。 この話で一番心に残ったのは最後の兵十の勘違いで、ゴンを撃ち殺してしまうというシーンだ。「厳しい現実」を描いておりとてもせつない気持ちになり感動した。 江戸時代の人々の生活を描きながら、すごく読みやすい内容でとても驚いた。読みやすく読んでよかったと思える本だった。
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児童文学の領域では一番好きな作家ですね。 小学校の教科書でも有名な「ごんぎつね」や「てぶくろをかいに」など、自然描写が美しく、ふわっとした安らぎを与えてくれるような読み口ながら、いろいろと考えさせられることが多い。 読み手によっても、それぞれ違う印象を受けるであろう永遠の傑作です...
児童文学の領域では一番好きな作家ですね。 小学校の教科書でも有名な「ごんぎつね」や「てぶくろをかいに」など、自然描写が美しく、ふわっとした安らぎを与えてくれるような読み口ながら、いろいろと考えさせられることが多い。 読み手によっても、それぞれ違う印象を受けるであろう永遠の傑作です。
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どのお話も素晴らしかったです!!大人になってから読むと、子供のころに読んだのとはまた違ったものを感じることができます(*´ー`)
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「ごん狐」でおなじみ新美南吉の童話集。動物と人間の交流をモチーフに、両者は本当に心を通いあわせることができるのだろうか、という点に筆者は真摯に取り組んでいるように思われる。やはり何よりも「ごん狐」が圧巻。
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