僕はパパを殺すことに決めた の商品レビュー
図書館に予約を入れて かなりの月日が経ち やっと手元に届きました。 内容の土地とか、知ってるだけに 真実を知りたいという思いも強く 一気に読み終えてしまいました。 この事件がニュースで報道された時は かなり驚いたのを覚えています。 父親が、しょっ中暴力をふるってたなんて・・・ ...
図書館に予約を入れて かなりの月日が経ち やっと手元に届きました。 内容の土地とか、知ってるだけに 真実を知りたいという思いも強く 一気に読み終えてしまいました。 この事件がニュースで報道された時は かなり驚いたのを覚えています。 父親が、しょっ中暴力をふるってたなんて・・・ あの学校に入れただけでも凄い事なのに。。。 信じられない気持ちで読み終えました。 父親には、息子の努力、頑張りを認め 褒めてあげることをしてあげて欲しかった。 読み終えた今・・・ 心が重いです。
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ふたつのことを感じた。 ひとつはメディアが必ずしも真実を伝えるわけではないということを再認識した。 日に日に異なるニュースが報道される中、事件は遺族や関係者の意識など関係なく風化してしまう。誤った報道をしたとしても、気づく人がまずいない。メディアの報じ方ひとつで、世論が誕生し、...
ふたつのことを感じた。 ひとつはメディアが必ずしも真実を伝えるわけではないということを再認識した。 日に日に異なるニュースが報道される中、事件は遺族や関係者の意識など関係なく風化してしまう。誤った報道をしたとしても、気づく人がまずいない。メディアの報じ方ひとつで、世論が誕生し、そのままにされてしまうのは恐ろしいことだと思った。 もうひとつは、父親は医者になる息子を愛していたわけで、勉強ができない息子、つまり医者にならない息子は愛していなかったように思った。 息子の未来しか見れず、彼の自由に生きるべき『今』を奪ってしまうことは、愛しているなら起こり得ないはずだ。
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虐待、暴力というものは連鎖してしまうものなのだろうが、 どこかで断ち切れないものかと考えさせられた。
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報道されていた情報と、本書内で紹介されている情報にはかなりの開きがある。本書が正しいとそのまま鵜呑みにすることも危ういのだろうが、本書によりマスメディアの問題点を認識することができた。また、人ひとりを育てるという行為の難しさ、自分を健康に育ててくれた親のありがたさを実感した。
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とても悲しい気持ちになりました。父親の過剰な考えから、色々逃げ出したかったんだな...父親も愛情がないわけではないけれど、息子の気持ちを考えてあげるべきだったと思う。家族に死ねとか、絶対に言うべきではないな。
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随分前に予約していた本です。事件が報道された当時は、とてもショッキングで、息子を持つ私にはとても他人事ではなく、疑問ばかりが残りました。 でも少年犯罪となるとテレビでも長いこと報道されることは少ないので、少年が捕まるとあっという間にテレビで話題にもならず、私も忘れかけていまし...
随分前に予約していた本です。事件が報道された当時は、とてもショッキングで、息子を持つ私にはとても他人事ではなく、疑問ばかりが残りました。 でも少年犯罪となるとテレビでも長いこと報道されることは少ないので、少年が捕まるとあっという間にテレビで話題にもならず、私も忘れかけていました。 そんな時にこの本のことで再び話題になり、是非とも読んでみたいと思い予約したのです。 読んでいくと父親が1番悪いんだろうと思います。でも少なからず私にも通じる面もあり、私の子育ても振り返ることになりました。 私はちゃんと息子のことを見ているのかなと不安にもなりました。一緒に居る時間は多いけれど、だからと言って息子の気持ちを全て理解しているとは言えません。大きくなってくるにつれて、良くも悪くも知恵をつけ、多少の嘘をつくこともあります。もちろん私が分かる程度の嘘なのでたいしたことではありませんが、そういう時には怒りよりもハッとすることの方が多くて、嘘をつかないといけない状況にしたのは私なんだよなーと反省します。 今は怒らないようにを肝に銘じながら息子を育てています。それでも何も怒らない日なんてないですけどね。 この本を読んでいると、確かに誰の意見にも耳を貸さず、出されていた我が子からのサインにも気付かずにいた父親がこの事件を起こす原因だったと思うのですが、でもこの父親は息子のことをちゃんと愛していたんじゃないかとも思います。 自分の見栄や意地だけで息子を教育していたわけじゃないんじゃないかと。 自分の子供の評価はそのまま育てている親の評価でもあると私は感じることがあります。息子が何か悪いことをすれば親も悪いし、息子が誉められれば自分も誉められたような喜びを感じます。こんな風に感じる親ばかりではないかもしれませんし、こんな風に感じる私の方がおかしいのかもしれませんが。 ただ少し歪んでいたとは思いますけどね。あんなに近くに居たのに分かってあげられないことはおかしいと感じる気持ちもあるけれど、近くに居すぎて見えなくなっていたのかもしれないのです。そして自分は間違っていないと信じ続ける気持ちも強かったのだと思います。 私自身も息子を育てる上で忘れてはいけない教訓をたくさん学ぶことが出来ました。 少年が無事更生されることを心から願っています。
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一時期問題になった本。確かに生々しい部分もあるが、一方で現代の家族の抱える闇の部分を感じずにはいられなかった。
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こんな本も読みました、という記録として本棚にいれてみます。なぜ「僕」はパパを殺すことに決めたのか、うーん・・・・・・人を殺すことって何だ、と思ってしまいました。
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奈良エリート少年自宅放火事件のルポ。供述書が大半を占めているので違法の本なのだが読んでみたかった。これが事実なら加害者である少年はなんてかわいそうな人生だったのだろう。 本当の加害者は教育という名の下に暴力をふるい続けていた父親だろう。サッカーの試合を見るために他人の家に入ったこ...
奈良エリート少年自宅放火事件のルポ。供述書が大半を占めているので違法の本なのだが読んでみたかった。これが事実なら加害者である少年はなんてかわいそうな人生だったのだろう。 本当の加害者は教育という名の下に暴力をふるい続けていた父親だろう。サッカーの試合を見るために他人の家に入ったことが逮捕のきっかけとなったということなどから広汎性発達障害も疑われている。社会に復帰して父親が引き受けることでうまくいくのか疑問に思う。
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通常は手に入らない精神鑑定を担当した医師の供述調書を入手して書かれた本。出版の是非をめぐって裁判にもなっていたと思う。 とにかくびっくりしたのは父親による異常なまでの暴行の事実。勉強を教えながら息子に暴行を加えるのは当たり前、さらにテストの成績が悪いとよりひどく暴力を与えながら叱...
通常は手に入らない精神鑑定を担当した医師の供述調書を入手して書かれた本。出版の是非をめぐって裁判にもなっていたと思う。 とにかくびっくりしたのは父親による異常なまでの暴行の事実。勉強を教えながら息子に暴行を加えるのは当たり前、さらにテストの成績が悪いとよりひどく暴力を与えながら叱り続けていたのだ。小学生ならまだしも中学、高校になっても毎日のように父親の監視ものと何時間も勉強させられて、できなければ殴るけるの暴行。これで正常な精神状態を保てる訳がないと思う。中学の担任の先生、同居の母親、祖父母など助けを求めようと思えば助けてくれる大人もいたのではないかと思うし家出をする、警察に駆け込むなど父親に自分のしているひどいことを自覚させる方法も考えればいくつもあるだろう。そのことを思いつかなかったのが とても不思議だった。すでに正常な精神状態ではなくなっていたのか?いくら父親の力の支配下にいて感覚が麻痺しているとしてもエリート進学校に通うだけの知識を持った少年なのだから何とかしようと思ってもおかしくなかったのに。 最後に思いついたのが父親を殺すこと、そして結局放火事件を父親のいない日に起こして母の弟、妹を殺してしまうなんて。少年の心の動きが全く分からない。著者が最後に言っていた広汎性発達障害が少年の不可解の行動の原因のすべてなのか?幼い頃の実の母との別れ、父親からの暴力による学習指導が少年を歪ませたのではないのか?この本を読んだ限りでは判別することはできない。
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