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構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌 の商品レビュー

4.2

33件のお客様レビュー

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2009/10/04

 意外と的確に手を打っていたんだなと言うのが最初の感想。そして、ローゼン麻生と塩爺が意外と老獪な政治観だと言うことがわかります。

Posted byブクログ

2009/10/04

当事者の証言だから自分が正しいとしか言わないのは当然だが、不良債権や郵政民営化といったやるといったことをやり遂げたことは確か。そこから逆算して読み直すと、当時のメディアの情報がいかに歪んでいたかに思い至り、これではまともな判断などやりようがないと暗澹たる思いがする。自分の間違いを...

当事者の証言だから自分が正しいとしか言わないのは当然だが、不良債権や郵政民営化といったやるといったことをやり遂げたことは確か。そこから逆算して読み直すと、当時のメディアの情報がいかに歪んでいたかに思い至り、これではまともな判断などやりようがないと暗澹たる思いがする。自分の間違いを認めないことにかけては、官僚以上ではないか。

Posted byブクログ

2009/10/04

<07/1/16読了>小泉改革のうち著者が直接携わった不良債権処理を始めとする金融改革、郵政民営化、経済財政諮問会議の活性化の3つの改革を描いています。そのどれもが面白いですが、特に迫力のあるのは、やはり小泉総理のライフワークであった郵政民営化です◆抵抗勢力や官僚との争いは、現に...

<07/1/16読了>小泉改革のうち著者が直接携わった不良債権処理を始めとする金融改革、郵政民営化、経済財政諮問会議の活性化の3つの改革を描いています。そのどれもが面白いですが、特に迫力のあるのは、やはり小泉総理のライフワークであった郵政民営化です◆抵抗勢力や官僚との争いは、現にそれを体験した人だけに迫力にあふれており、手に汗を握る面白さ。そんな中で学者出身の竹中さんが意外にしたたかなのに驚かされます◆私が最も感心したのが「戦略は細部に宿る」作戦。通常政治家は基本的な方針を定めたら、法案や具体的な施策作りは官僚に任せてしまいますが、そこに官僚が「骨抜き」をするチャンスが生まれます◆竹中さんは法案や具体的な施策作りも官僚任せにせず自分とそのブレーンでやってしまいます。どころか、官僚の常套手段の「骨抜き」作戦を逆手に取り、妥協したフリをして答申案や法案にこっそりと重要な条項を盛り込んでしまう「骨抜き」ならぬ「骨入れ」をするしたたかさを見せます◆脂汗を額に浮かべながら抵抗勢力や野党、マスコミの執拗な攻撃に耐える竹中さんの様子をテレビで見ながら、私は「竹中さん大丈夫だろうか」とハラハラして見ていたのですが、その陰でこのようなしたたかさがあったとは知りませんでした。

Posted byブクログ