二十四時間 の商品レビュー
24時間の各時間にまつわる作者の体験を綴ったエッセイな感じ。子どもの頃の記憶や勤め人時代の思い出、作家になってからの体験など超短編が24編。 ある人物の24時間の物語かと思っていたらエッセイ集だった。 24時間ごとの短編というのは面白い発想だと思ったが、とくに記憶に残るエピソー...
24時間の各時間にまつわる作者の体験を綴ったエッセイな感じ。子どもの頃の記憶や勤め人時代の思い出、作家になってからの体験など超短編が24編。 ある人物の24時間の物語かと思っていたらエッセイ集だった。 24時間ごとの短編というのは面白い発想だと思ったが、とくに記憶に残るエピソードもなく、読んでも読まなくてもどっちでも良かったなという感じ。そもそもエッセイが好きじゃないからかもしれないけど。
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(2013.7.15 再読)一時間ごと、その時間にまつわるエッセイというのか私小説というのか、そういうものが綴られた本です。 興味深いものもあれば、退屈な話もあったり。
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この人の、いつもの日常の中の非日常な感じが好きなのと同時にゾッとする。自分の周りで起きても不思議じゃないから。
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私小説ってあんまり好きじゃないですねえ・・・ 0時から23時までうまく話を作ってるのには感心しました。
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乃南アサさんのエッセイ。 今まで読んだ作品からイメージしていたのとは違って、心もとなく頼りなく、でも好奇心旺盛ですとーんと自分の世界にはまりこんでしまい、そしてまたふわふわと漂うような。まるで江國香織さんのエッセイを読んでいるような気分になった。 おふたりの作品は全然ちがうのに、...
乃南アサさんのエッセイ。 今まで読んだ作品からイメージしていたのとは違って、心もとなく頼りなく、でも好奇心旺盛ですとーんと自分の世界にはまりこんでしまい、そしてまたふわふわと漂うような。まるで江國香織さんのエッセイを読んでいるような気分になった。 おふたりの作品は全然ちがうのに、根っこにある「不安だけれどおっかなびっくり動いてみてしまう」というパーソナりティがとても似ているように感じられて不思議。
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乃南さんの体験を物語にした私小説。 全て時間の題名がつけられていておもしろい。 また、中には乃南さんの色々な作品の基になっていると伺わせるものもあり、楽しめた。 2012.11.29
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短編集のようなエッセイのような、、、さすがに丸ごと事実ではないようだから私小説というのが一番かな。 乃南さん自身の経歴に沿った小話の数々から彼女のこれまでの歩みが浮かび上がってきます。 相当な数の作品を発表している彼女、その原動力には愛猫そっくすの病弱な性質も一役買っているのね...
短編集のようなエッセイのような、、、さすがに丸ごと事実ではないようだから私小説というのが一番かな。 乃南さん自身の経歴に沿った小話の数々から彼女のこれまでの歩みが浮かび上がってきます。 相当な数の作品を発表している彼女、その原動力には愛猫そっくすの病弱な性質も一役買っているのね。 愛犬くまにまつわるエピソードが重なっていて、彼女の彼らに向けた愛情の深さが伝わってきました。 乃南作品では「しゃぼん玉」が最高傑作という感想は不変だけど、細切れの記憶をそれぞれ時間ごとに書き分けるというのは案外難しいことなんじゃないだろうか。
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前からこの人の小説を読みたいと思っていて、とりあえず短編から入ろうかなと思って買ったもの。 主人公はそれぞれ違うのかと思ってたけど、読み進めていくうちに同じ人と気付いた。 小説というよりエッセイを読んでる感じだった。 割とこの人の書く事に共感できた。 さらりと読める感じ。 この...
前からこの人の小説を読みたいと思っていて、とりあえず短編から入ろうかなと思って買ったもの。 主人公はそれぞれ違うのかと思ってたけど、読み進めていくうちに同じ人と気付いた。 小説というよりエッセイを読んでる感じだった。 割とこの人の書く事に共感できた。 さらりと読める感じ。 この人の他の短編や長編も読みたいと思った。
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懲りずに短編集。私小説っぽい短編が時間になぞらえて24話入っている。 しょうもないと思いながらも、中にはハッとするような部分がある。ずる休みの思い出から人生のずる休みへ、そしてその間に時間が消えてしまうという認識、予備校生活を楽しみながらも大学の校歌をうたう夢追い若者を憐れ...
懲りずに短編集。私小説っぽい短編が時間になぞらえて24話入っている。 しょうもないと思いながらも、中にはハッとするような部分がある。ずる休みの思い出から人生のずる休みへ、そしてその間に時間が消えてしまうという認識、予備校生活を楽しみながらも大学の校歌をうたう夢追い若者を憐れむ気持ち、車窓から見える洗濯物に別の人生を感じる瞬間(これって平行宇宙の感じだなぁ)、同僚の風呂の入り方で感じる見えない人格等・・・。 本当につまらないんだけれど、再読するために持っておこうかなって思うような作品。しかし、特別ではない。もう2,3読んでみようかな。 ちなみに、おふろの話では、同僚が石鹸をそのまま地肌にこすりつけるとある。湯でぬらさずにというのは大げさだが、私も石鹸を直接地肌につけるタイプである。タオルで泡立てることはあまりしない。 これってそんなにおかしいのかな。手だって顔だってそうすると思うけれど。ふろは一人で入る。だから、その日常性の部分は他人の目には触れない。でも正しいと思っていたことが崩壊するときって楽しいだろうな。 ふろの話に限らず、予備校生の歌う姿で自分はこいつらとは違うと認識するあたりも含め、ちょっとしたことで気づく自分の内面を語っている短編が多く、それはとっても面白いと感じた。意味もなく旅先でスーパーに入って疑似地元民を楽しむという話もあるが、それって私と似ているなと感じた。こういう意味では面白い短編だったかな。
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