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二十四時間 の商品レビュー

2.9

20件のお客様レビュー

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2011/07/08

さらっと読めました。 乃南 アサさんの本はわりと読んでるけど、私小説?は初めてでしょ。 ヒトトナリがわかったよーな気がしました。

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2010/09/23

内容(「BOOK」データベースより) 幼なじみの“よっちゃん”は、会う度に違った。私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。でもその内面はいつも温かで…(「二十四時」)。子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた。方向感覚を失って、“遠く”という“悲しく寂しい場所”に迷い込んで...

内容(「BOOK」データベースより) 幼なじみの“よっちゃん”は、会う度に違った。私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。でもその内面はいつも温かで…(「二十四時」)。子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた。方向感覚を失って、“遠く”という“悲しく寂しい場所”に迷い込んでしまった(「十七時」)。人生のそれぞれの風景を鮮やかに切り取った、私小説の味わいを残す、切なく懐かしい二十四の記憶。

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2010/09/07

13時,17時,21時,10時の話では子供の頃の気持ちが甦り、 8時のオオカミ犬の話は「あのオオカミ犬だ!」と嬉しくなり、 2時のアパートの隣人の話では1人暮らしをした時の思い出が甦り、 1時,0時の話にはドキッとさせられ、 15時のネコの話には微笑ましいものがありました。 1話...

13時,17時,21時,10時の話では子供の頃の気持ちが甦り、 8時のオオカミ犬の話は「あのオオカミ犬だ!」と嬉しくなり、 2時のアパートの隣人の話では1人暮らしをした時の思い出が甦り、 1時,0時の話にはドキッとさせられ、 15時のネコの話には微笑ましいものがありました。 1話が短いので、少しずつ読むのにはちょうど良かったです。 私の人生もこんなふうに時間で描けたら面白いな~と思ったり。 でも面白い話なんてないんですけどね(苦笑)

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2010/05/16

一人の人生のなかで、 ランダムな24時間を、年齢が違った時間での出来事が 短編になっている かわった小説。 年齢を超えた1時間っていうのは、 そのとき、そのときで、過ごし方や感じ方が、まるで違うことは 当たり前なんだけど、そういう見方で読むとおもしろい。 ただ、あまり深さはな...

一人の人生のなかで、 ランダムな24時間を、年齢が違った時間での出来事が 短編になっている かわった小説。 年齢を超えた1時間っていうのは、 そのとき、そのときで、過ごし方や感じ方が、まるで違うことは 当たり前なんだけど、そういう見方で読むとおもしろい。 ただ、あまり深さはないので 軽く読むのに良いかも。

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2009/10/22

0時から24時までをアトランダムにその時間その時間を乃南アサの観点で綴っている作品。 たとえば最初の『23時』 足を踏み込んだおかまバーがたまたま20年前に訪れたことがある同じバーであったことから、当時の思い出がよみがえる。 門限が23時ととても厳しい家で、門限に遅れ何度も言い...

0時から24時までをアトランダムにその時間その時間を乃南アサの観点で綴っている作品。 たとえば最初の『23時』 足を踏み込んだおかまバーがたまたま20年前に訪れたことがある同じバーであったことから、当時の思い出がよみがえる。 門限が23時ととても厳しい家で、門限に遅れ何度も言い訳を考えこと、たまたま乗ったタクシーの運転手が門限ギリギリを救ってくれたことなどなど・・・ その時間の思い出が子どもの頃のことだったり、高校生の頃のことだったり、OL時代のことだったりと、短い章立てですぐに読んでしまえた。

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2009/11/06

◆あらすじ◆ 幼なじみの"よっちゃん"は、会う度に違った。 私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。 でもその内面はいつも温かで……(「二十二時」)。 子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた、 方向感覚を失って、"遠く"という&qu...

◆あらすじ◆ 幼なじみの"よっちゃん"は、会う度に違った。 私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。 でもその内面はいつも温かで……(「二十二時」)。 子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた、 方向感覚を失って、"遠く"という"悲しく寂しい場所"に迷い込んでしまった(「十七時」) 人生のそれぞれの風景を鮮やかに切り取った、私小説の味わいを残す、切なく懐かしい二十四の記憶。

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2009/10/04

一日の24時間 それぞれの時間にもつ思い出を描いている ふっと心が軽くなるような 懐かしいようなそんな作品

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2009/10/04

なんだ、エッセイか。24時間をバラバラにして、印象的な時刻に対するエピソードを連ねてるのが新鮮。年齢と思い出が交錯して存在するのは、リアルに人の脳の中を旅している様。

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2009/10/04

初めての作家、というのに連続して挑戦してるんだけど、 最近、それは正解続き。 乃南アサ。 ミステリ作家、っていうイメージが強いけど、 これはエッセイのような、小説のような、そんな物語。 1日の中にあるそれぞれの時間にまつわる思い出とか、 小さなエピソードとか、そこから発展...

初めての作家、というのに連続して挑戦してるんだけど、 最近、それは正解続き。 乃南アサ。 ミステリ作家、っていうイメージが強いけど、 これはエッセイのような、小説のような、そんな物語。 1日の中にあるそれぞれの時間にまつわる思い出とか、 小さなエピソードとか、そこから発展する話とかを 少しずつ、少しずつ、ていねいに書いていってる。 話ひとつを1回しか読まないなんてもったいない、と思って 何度も何度も読み返してしまって、 薄い本なのに読了までに1週間近くかかった。 なんだか、泣きたくなるような、ノスタルジックな感じがして。 門限とかつて出会った人たちについての話、「二十三時」 知らない土地に足を踏み入れたときの感覚を描いた「十八時」 雪の中で迷子になった幼い頃の風景が書かれた「十七時」   ・   ・   ・ とにかくすべてが愛しい感じ。 ただ何気なく過ごしているように思える毎日の生活だけど、 ていねいに見ていけば、きっと珠玉の時間があるんだよね、 わたしにも。

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2009/10/04

幼なじみの”よっちゃん”は、会う度に違った。私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。でもその内面はいつも温かで……(「二十二時」)。子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた。方向感覚を失って、”遠く”という”悲しく寂しい場所”に迷い込んでしまった(「十七時」)。人生のそれぞ...

幼なじみの”よっちゃん”は、会う度に違った。私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。でもその内面はいつも温かで……(「二十二時」)。子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた。方向感覚を失って、”遠く”という”悲しく寂しい場所”に迷い込んでしまった(「十七時」)。人生のそれぞれの風景を鮮やかに切り取った、私小説の味わいを残す、切なく懐かしい二十四の記憶。

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