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聖なる黒夜(下) の商品レビュー

4.5

82件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2010/06/15

なんかすごかった。 周辺シリーズも、というかこっちのが周辺なのかもだけど、読んでみようと思いました。 互いに対する執着は見えてるのに、説明せずに思うように行動するのが良かった。結果自分が辛くても相手のためになればと。 必ずしも報われてはいないし、必ずしもそれがいいことだとも言えな...

なんかすごかった。 周辺シリーズも、というかこっちのが周辺なのかもだけど、読んでみようと思いました。 互いに対する執着は見えてるのに、説明せずに思うように行動するのが良かった。結果自分が辛くても相手のためになればと。 必ずしも報われてはいないし、必ずしもそれがいいことだとも言えないけど。

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2010/05/17

ホテルの一室で殺されたヤクザ 組の幹部で、殺されて当然な男を中心に登場人物は集まってくる 最後まで、この男の亡霊から逃げられない 抗争かと思われたこの殺人は、登場人物たちの過去を暴き、複雑に絡み合ってくる その組の企業舎弟である会社の社長であり、、男の愛人でもあった山内...

ホテルの一室で殺されたヤクザ 組の幹部で、殺されて当然な男を中心に登場人物は集まってくる 最後まで、この男の亡霊から逃げられない 抗争かと思われたこの殺人は、登場人物たちの過去を暴き、複雑に絡み合ってくる その組の企業舎弟である会社の社長であり、、男の愛人でもあった山内 そして、警察の中で、ノンキャリアで警部になった、天才といわれる麻生 この二人のやり取りがけっこう可愛かったりするw 昼ドラ並にドロドロでいびつな愛憎劇を繰り広げているようで、人を心から愛して、だからこそどうしていいか分からず憎んでしまったり、嫉妬に駆られたりする登場人物たち その心の葛藤や、動きが事件をきっかけに露になっていく 上下巻とも、巻末についてるサイドストーリーも良い感じ とりあえず、今週の寝不足に一役買ってくれました

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2010/02/27

柴田よしきさんの本は、 過去に一冊読んだことがあったようなのですが、 あまりにテイストが違いすぎて、 それと気づいきませんでした。 ここ最近の中で、 一番のヒット作です。 何かしら心に傷を負った、 一癖も二癖もある登場人物ばかりが、 かなりドロドロな関係のまま展開していきます...

柴田よしきさんの本は、 過去に一冊読んだことがあったようなのですが、 あまりにテイストが違いすぎて、 それと気づいきませんでした。 ここ最近の中で、 一番のヒット作です。 何かしら心に傷を負った、 一癖も二癖もある登場人物ばかりが、 かなりドロドロな関係のまま展開していきます。 事件の真相究明もさることながら、 登場人物たちの内面描写がたまらなく切なくて、 最初から最後までドキドキしっぱなしでした。 いろんな意味で。 練、可愛いすぎます。 ☆☆☆☆★ 4.5つ

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2010/02/09

及川さんいいキャラでした。とりあえずハッピーエンドでよかったです。途中途中救いようのない状況に感じたので…錬には幸せになってもらいたいと切に思います。そして緑子シリーズを一刻も早く読みたい。シリーズを読んでいなくても十分楽しめる内容でした。

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2010/01/14

RIKOシリーズサブキャラである山内と麻生の物語。ということで、「RIKOシリーズ番外編」であり「キャラもの」というイメージで読み始めたものの、そんなもんじゃ済まないっ! なんとも重厚かつ壮大な物語。あの山内にこういう過去があったとはなあ……意外だったけれど、ますますキャラクター...

RIKOシリーズサブキャラである山内と麻生の物語。ということで、「RIKOシリーズ番外編」であり「キャラもの」というイメージで読み始めたものの、そんなもんじゃ済まないっ! なんとも重厚かつ壮大な物語。あの山内にこういう過去があったとはなあ……意外だったけれど、ますますキャラクターの深みが増した。RIKOシリーズ読み返したい気分。 ミステリとしてももちろんだけれど、それ以外の部分もかなり大きい。どろどろなんだけれど、とても哀しい愛憎劇にやられた~。人それぞれの「愛」のかたちというものに感涙。RIKOシリーズ読んでない人でも読めるし、これはおすすめ。当然、RIKOシリーズをあわせて読んだほうがなお良いんだけれど。というか、RIKOシリーズ読んで面白かったという人は迷わず読むべし! さらに文庫版にはサイドストーリー「歩道」と「ガラスの蝶々」が収録されています。これでぐぐっと世界観が深まりますねえ。特に「ガラスの蝶々」は、「月神の浅き夢」を読んでからの方がなおお勧め。「グラシア」だ~。

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2010/05/02

途中、もう勘弁してくださいと言いたくなるような重厚さでした。読みやすい本とはそれだけで(わたし的に)価値があり、だからこそ伏線の回収が見事。たしかに男性同士の云々が強いけれど、彼らがそういう立場でないならこの物語は成立しないだろうとも感じ。いつであろうと考えなければならないおもい...

途中、もう勘弁してくださいと言いたくなるような重厚さでした。読みやすい本とはそれだけで(わたし的に)価値があり、だからこそ伏線の回収が見事。たしかに男性同士の云々が強いけれど、彼らがそういう立場でないならこの物語は成立しないだろうとも感じ。いつであろうと考えなければならないおもい命題が絡み合い、またそれが他人事じゃないからこそ怖いです。感情とは複雑すぎる。けれどそれが人間。正直、あまりにもひどいと嘆きたくなりましたが、ある意味本人が受け入れてる事態に切なくなりました。 http://beautifulone.jugem.jp/?eid=266

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2009/11/11

ずっしりと読み応えのある作品。 切なくて、重たい。 だけど刑事ものの面白さを知った。 最初は抵抗あるかもしれないけど、少なくとも私は読んで損はしなかったし、久しぶりに小説にどっぷり浸かった気がした。

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2011/08/06

久しぶりの一気読み。とにかく濃厚。事件については巧いことピースをはめ込んでスッキリ解決。主人公・麻生と山内をはじめとするキャラクターについてもうまいこと落ち着かせてて納得度は高い。これほどの長編なのに一気読みさせる魅力は一級品。テイストは異なるが東野圭吾氏の白夜行に匹敵するかもし...

久しぶりの一気読み。とにかく濃厚。事件については巧いことピースをはめ込んでスッキリ解決。主人公・麻生と山内をはじめとするキャラクターについてもうまいこと落ち着かせてて納得度は高い。これほどの長編なのに一気読みさせる魅力は一級品。テイストは異なるが東野圭吾氏の白夜行に匹敵するかもしれない。ただ、私の評価が☆4なのは、どうしても男色の性関係の描写が喉に詰まったから。(自分がノーマルな人間であるという自尊心?が影響しているのか、受け入れられない嫌悪感が・・・)これは難しいところで、この女男関係なしの恋愛や性関係部分を抜いてしまったり遠慮して描かれていたら、この小説の全体の完成度や存在意義のようなものは薄れてしまい普通の小説になってしまうだろう。こういう色の小説だから仕方ないと思うしかないが、映像化も難しいし万人に受け入れられない気がする。そういう意味で宮部みゆきさんの「模倣犯」と正反対。完成度・濃厚さでは勝るとも劣らないだけに、どうしようもないが少し残念。個人的にはRIKOシリーズなどの関連小説はきっとこれから読んでいくと思います。

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2009/10/07

切なすぎて、言葉には出来ません。思いが通じあっても、それは茨の道、しかし一時は2人はその道を選んだので、一瞬の残酷で幸福な時間を、永遠という時間に昇華させてほしいと、ここまで願った本は初めてです。練には、幸せになってほしい。それは、読者全員の思いだと、信じて疑いません。性描写がど...

切なすぎて、言葉には出来ません。思いが通じあっても、それは茨の道、しかし一時は2人はその道を選んだので、一瞬の残酷で幸福な時間を、永遠という時間に昇華させてほしいと、ここまで願った本は初めてです。練には、幸せになってほしい。それは、読者全員の思いだと、信じて疑いません。性描写がどうのこうのだなんて、どうでもいい。ただ、見届けてほしい、2人が選択した、刹那の幸せを。

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2009/10/04

なんというか、終わりは切なくなった。  よかったとも思えるし、もっといい方向にいけなかったのかとも思えるし…  それでもとにかくおもしろかったです。

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