モップの魔女は呪文を知ってる の商品レビュー
シリーズ3作目にして最後(なのかな?)の作品。 モップを持ったお掃除探偵のキリコ嬢の活躍が なんとなく前2作と比べるとやや、トーンダウンしてる 印象があります。 事件の関係者達の抱える悩みや日常の苦悩を、 彼女の行動と言葉が、少し軽くなるお手伝いを しているようなストーリーが多い...
シリーズ3作目にして最後(なのかな?)の作品。 モップを持ったお掃除探偵のキリコ嬢の活躍が なんとなく前2作と比べるとやや、トーンダウンしてる 印象があります。 事件の関係者達の抱える悩みや日常の苦悩を、 彼女の行動と言葉が、少し軽くなるお手伝いを しているようなストーリーが多いから...かな? 今作では「愛しの王女様」がお気に入り。 個人的にはこのシリーズでは大介とキリコの ストーリーが好きだったから... 今回は大介の出番なくて、少し残念。
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キリコシリーズ第3弾。 4つの事件を清掃作業員の仕事を通じて解決しちゃうお話。 2話目の『愛しの王女様』はとても切ない話。わが身を削っても一目ぼれした猫を飼うために頑張ってバイトに勤しむ女子大生が健気だった。きれいごとで終わらないのも良かった。 3話目の『第二病棟の魔女』は...
キリコシリーズ第3弾。 4つの事件を清掃作業員の仕事を通じて解決しちゃうお話。 2話目の『愛しの王女様』はとても切ない話。わが身を削っても一目ぼれした猫を飼うために頑張ってバイトに勤しむ女子大生が健気だった。きれいごとで終わらないのも良かった。 3話目の『第二病棟の魔女』はミステリとしての側面より人間ドラマとしての印象が強い話だと思った。 キリコも泣いたり後悔したりする普通の女の子なんだということが描かれている。 そして最近よくある代理ミュンヒハウゼン症候群絡みのオチかと思いきや・・? ミステリとしてもちょっとしたどんでん返しも楽しめて満足度は高い。
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これもまた短編です。 掃除先の話なので、やはり人が死ぬこともなく…と思いきや 今回初めて人が死んでいます。 まさか、もしや…と思って読み進めてしまったのは これまで死人がでなかったから…ですね。 とはいえ、死人がでたのはひとつだけで 残りの話はいつものように職場の謎を解くだけ。...
これもまた短編です。 掃除先の話なので、やはり人が死ぬこともなく…と思いきや 今回初めて人が死んでいます。 まさか、もしや…と思って読み進めてしまったのは これまで死人がでなかったから…ですね。 とはいえ、死人がでたのはひとつだけで 残りの話はいつものように職場の謎を解くだけ。 そんな裏が…と納得するものから、驚きの話まで。 病院の話がちょっと〜でした。 こんな人が本当に実在したら…張り倒したくなる事は確かです。
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2、3話目が人気のようですが、 私は1話目が面白かったと思います。 (なんだか終わり方がかわいらしかったので) でも、ご主人とのお話がなかったのが寂しかった。 キリコちゃん単品のでも好きですが、 ご主人との関係も好きなので、次は是非☆
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キリコシリーズ3作目。大好きなシリーズ。今回も良かった。 好きなのは「第二病棟の魔女」と「愛しの王女様」 早く続編が読みたい☆ 2008.4.29
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時間つぶし程度に軽く読もうと手に取った一冊。 予想以上に面白くて、時間つぶしどころか出かける時間をずらしてまで読みふけってしまった。 中では「愛しの王女様」が一番。 生き物を飼うと決めた以上、こういう心意気じゃないと。
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キリコちゃんシリーズ第三弾。読んでいて思ったけど、『サクリファイス』の近藤さんよりもこっちの近藤さんの方がいかにも「らしく」て、生き生きと伸び伸びと書かれてる気がする。日常の謎系のミステリではあるものの、出逢う人たちに自分が抱える悩みと向き合える勇気をくれ、そしてほんのちょっぴ...
キリコちゃんシリーズ第三弾。読んでいて思ったけど、『サクリファイス』の近藤さんよりもこっちの近藤さんの方がいかにも「らしく」て、生き生きと伸び伸びと書かれてる気がする。日常の謎系のミステリではあるものの、出逢う人たちに自分が抱える悩みと向き合える勇気をくれ、そしてほんのちょっぴり幸せにしてくれるキリコちゃんは、まるで白い魔女みたいだ(はぁと)。 猫と犬との違いはあれど「愛しの王女さま」は近藤さんしか書けないお話だと思う。「第二病棟の魔女」も良かった。近すぎるゆえに見えないものはあるし、勝手な先入観がひっくり返される驚きもある。 うんざりするような悪意は、確かに存在する。だけどキリコちゃんの何気ない真摯なアドバイスによって、登場人物らが身構えるために必要以上に込めていた力がすっと抜けて身軽になる様子に、こちらまで救われた気分になる。言葉の一つ一つが、ものすんごく心に沁みる。 キリコちゃんが万能の存在ではなく、人一倍柔らかい心を持ち、時に戸惑い傷つきひっそりと涙をこぼす女の子と描かれるのもいいなあ。ものすんごく共感できる。キリコちゃん、だーい好き!掃除スタイルは相変わらず、奇抜だけど(汗)。 シリーズ1冊目から、ちゃーんと時間は流れているんですねえ。あの人が……!!更なる続編、希望!!
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キリコシリーズ3作目。色んな職業を垣間見れるのも楽しいです。今回はキリコ本人の話がなかったのが少し残念でした。ラストの『コーヒーを一杯』はタイトルに反して、事件としては大きいですね…。
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真夜中の掃除業者キリコちゃんの3作目。大好きなシリーズなので、こうやって書き続けられているのは嬉しいです。1作目と違っていろんな場所に短期契約で行くので、登場する舞台が多様なのも面白い。彼女の格好の描写を読むのも楽しみ。彼女自身の身の上についてのネタバレもあるので、読むなら絶対に...
真夜中の掃除業者キリコちゃんの3作目。大好きなシリーズなので、こうやって書き続けられているのは嬉しいです。1作目と違っていろんな場所に短期契約で行くので、登場する舞台が多様なのも面白い。彼女の格好の描写を読むのも楽しみ。彼女自身の身の上についてのネタバレもあるので、読むなら絶対に『天使はモップを持って』→『モップの精は深夜に現れる』→『モップの魔女は呪文を知ってる』という出版順に読むのをオススメします。
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●銀河一プリティキュートでミラクルなオシャレ魔女☆深夜清掃員キリコちゃんシリーズの第3作目の本作。 「ぷっ×ま」開始と同時に読み始め、光一王子の「牛丼ひとすじさんびゃっくねんん!」の手前5分あたりで読了しましたとさ。 やっぱりノベルズ短編集は、読むのに時間かからないなあ。(´Д`...
●銀河一プリティキュートでミラクルなオシャレ魔女☆深夜清掃員キリコちゃんシリーズの第3作目の本作。 「ぷっ×ま」開始と同時に読み始め、光一王子の「牛丼ひとすじさんびゃっくねんん!」の手前5分あたりで読了しましたとさ。 やっぱりノベルズ短編集は、読むのに時間かからないなあ。(´Д`) 四篇を収録。 ●もちろん、各短編とも読みやすく面白いお話なのは言うまでもございません。 なにより、作者が登場人物に向ける眼差しがやさしいよ・・・。・゚・(ノД`)・゚・ 重松清や宮部みゆきを読む時にもよく感じる事ですが、この作者の場合は、もうちょっと若いと言うか、痛い感じが多め。 これは、今回キリコちゃんに出会う人たちが、おおむね20代だってことにも関係してるのかもしれませんな。 彼らが抱える不安や悩みは、普通に生活していれば、誰でも遭遇しそうですね。ってそんなこたないか。 いやしかし、やっぱり微妙にわかる気も。トホホ・・・。 ●なお、ジャンルは“日常の謎”ミステリですので念のため。 平日の夜にさっくり読める、軽い小説をお求めの方にお勧めで賞。 うっかり登場人物の悩みとシンクロしてしまい、眠れなくなったらすんませんで賞。←そんなこと、あるか・・・?
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