モップの魔女は呪文を知ってる の商品レビュー

近藤史恵【著】

2011/06/22

このシリーズ読むとやたらと掃除したくなるのが難点っちゃー難点。面白いんだけど、やっぱりちょっとなんか違うな。と、個人的な思い入れというか、期待とのズレがあったりなかったり。一作目のキリコよりシリーズが進むにつれ、印象が幼くなっていく。いや、不自然なほどいい子なんだよ。でも、出来過ぎでありえへんやろ。と、突っ込みたくなる。キリコの「いい子」に対する人の身勝手さが際立ってちょっと食傷気味。

2011/01/29

連作短編集。といっても一つ一つは独立しているもの。どうもシリーズ物で、これは3作目のようだ。若くてかわいい女の子が清掃業者として、いろんな職場に現れ、事件を解決するというもの。お父さんと不倫相手の看護師がお母さんを代理によるミュンヒハウゼン症候群に仕立てあげようとした話はぞっとした。子どもが傷付くのが分からんのか。人のエゴは恐ろしい。

2010/11/02

日常の謎が主だけど、解決の方法が爽やか。心の中をお掃除してもらったような気がする。短編集。登場人物にとっての謎から更に奥の謎まで解き明かしてくれる「キリコちゃん」がすてき。

2010/09/07

清掃員キリコちゃんシリーズ、第３弾。
気軽に読めて面白かったけれど、第１弾ほどのインパクトはなくなってきたという感じかな。以前の物より、ミステリー要素が増えたもの２つ、キリコちゃんのキャラが印象的な物語が２つの４つの短編集。

病院を舞台にした「第二病棟の魔女」では、キリコちゃんの弱い部分が見えて少しビックリ。

「水の中の悪意」
「愛しの王女様」
「第二病棟の魔女」
「コーヒーを一杯」

2010/07/16

シリーズ第三弾。
キリコに救われて、ついシリーズ一気読み。でも、今回のキリコは完璧じゃなくて、出会った人に救われる場面も。舞台もオフィスだけに留まらず、ジムや病気へ。
自分のオフィスにもキリコがいたら、と考えてしまう。
大介との絡みがなかったのが、残念。

2013/11/10

水の中の悪意
結構こういうマ●チ商法的なのありそうだなあという…。
主人公みたいに誰もいないプールで泳いでみたい!

愛しの王女様
私は動物飼ったことないから結構新鮮だった。
ちょっと哀しいけどいい話。

第二病棟の魔女
悪がきたちの描写にああ子供ってこうだよなあ…と思った。
まさか二段落ちになっているとは。すっかり騙された。
そして大介の祖母ちゃん亡くなったのか…
これから大介とキリコ夫婦がどうなったのかちょっと気になる。

コーヒーを一杯
兄弟って難しいよなあ…と改めて思う話。
妹は自分の姉が詐欺まがいで儲けてることだけでなく、
いい姉なのにそういう商法をしただけで大勢の人になじられているのが
哀しかったんだろうなと思った。
自首する気になってくれて良かった。

2010/05/27

深夜のスポーツクラブでひとり残ったスタッフの行動は―。希少種の猫を入手するため、バイトをかけもちする女子大生が―。小児病棟に配属された新人看護師の前に現れた“魔女”の正体は―?妹を殺害してしまったアクセサリー通販会社社長は進退きわまって―。謎を洗いたてて事件をリフレッシュ!女清掃人探偵掃査中。

2010/05/22

流行のファッションに身を包む女清掃人探偵・キリコが日常の謎を捜査し、全ての事件ををクリーンにする! 深夜のスポーツクラブでひとり残ったスタッフの行動が呼び起こした波紋。女子大生がバイトをかけもちし、やっと入手した希少種の猫が交換された不可解。小児病棟の入院患者である少年少女が噂した魔女騒動。新人看護師が遭遇した魔女の正体とは。はずみから妹を殺害してしまったアクセサリー通販会社の女社長。死体を隠そうとする最中に予期せぬ出来事が——。事件解決のみならず、当事者の心の荷物も軽くする本格ミステリー。

2010/01/25

キリコシリーズ第3弾。
連作短篇集。4作品あります。

面白かったです。
楽しめました。

「第2病棟の魔女」がよかったかな？

2009/12/31

キリコちゃんシリーズ。つくづくこのシリーズ、というか近藤さんの作品は、人間心理部分が深くて好きです。
お気に入りは「愛しの王女様」。○好きにはきますよこれ！　うわー、私もこんな出会いしたいよ！と思ったのでした。もうたまりません。その分どきどきもしてしまうのだけれど……これは良い話です。でもこの謎のメイン部分については知らなかったなあ。そんな事情があっただなんて。
「第二病棟の魔女」も深いですね。「ダンシャク」の意味は分かったので、それで真相は読めたと思いましたが。甘かった～。