水滸伝(五) の商品レビュー
この巻は序盤での極めて重要な事が起こる読み応えのある章だ。 まずは何と言っても二竜山の楊志暗殺。楊志は晁蓋、宋江に次ぐ頭領の資質がある英雄と期待され、済仁美を妻とし楊令を子として幸せに暮らしていた。その楊志暗殺を青蓮寺が画策し、馬桂を使って実行する。150人を動員して攻撃してきた...
この巻は序盤での極めて重要な事が起こる読み応えのある章だ。 まずは何と言っても二竜山の楊志暗殺。楊志は晁蓋、宋江に次ぐ頭領の資質がある英雄と期待され、済仁美を妻とし楊令を子として幸せに暮らしていた。その楊志暗殺を青蓮寺が画策し、馬桂を使って実行する。150人を動員して攻撃してきた王和の軍に対し何と楊志は100人を倒して非業の死を遂げた。それと並行して青蓮寺は二竜山と桃花山を攻撃するが、何とか耐え抜き石秀と周通が戦死する。 次のビッグイベントは女真族に捕らえられ牢獄にいた魯智深を鄧飛が救い出す。魯智深は左腕を失い、その腕を林冲と喰い魯達と名を変える。 旅を続けていた宋江一行は江州で一万の兵に包囲されるが武松、李逵は宋江を守り抜く。宋江救出のために晁蓋自らが兵を率いて出陣するが、中でも味方の想定さえも上回る'豹子頭'林冲の疾風迅雷の活躍が痛快すぎる。
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水滸伝の原作とこの北方謙三先生の水滸伝は、登場人物や時代背景は同じだがかなり違う話になっているらしい。原作はこちらより熱いのだろうか? 順調に見えていた梁山泊側の拡大もここで初めての大きな危機を迎える。前半では宋江の足取りが青蓮寺に掴まれ官軍に包囲される。後半では梁山泊に力を与...
水滸伝の原作とこの北方謙三先生の水滸伝は、登場人物や時代背景は同じだがかなり違う話になっているらしい。原作はこちらより熱いのだろうか? 順調に見えていた梁山泊側の拡大もここで初めての大きな危機を迎える。前半では宋江の足取りが青蓮寺に掴まれ官軍に包囲される。後半では梁山泊に力を与え続けていた楊志とそしてニ竜山と桃華山に官軍が迫る。 合間には北へ向かったきり消息を絶っていた魯智深の行方も。 5巻では楊志が多く描かれるが、北方先生の描写がまた素晴らしい。 P128 楊志が、またやさしかった。男らしく、やさしかった。 難しい言葉はない。なのになぜこんなにもその優しさと男らしさが深く伝わってくるのか。 6巻が楽しみです。
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南にいる宋江一人にまさかの二万の軍勢が襲いかかり、二竜山の楊志には青蓮寺の手が…スリル満点の第5巻、後半は激動の展開。 あらためて、宋江の人柄を考えると、武力もなく口が上手い訳でも無く、ただ強い志と誠実さを持って潜天行道の書を書いただけ、というなんとも頼りない主人公。けれどもこの...
南にいる宋江一人にまさかの二万の軍勢が襲いかかり、二竜山の楊志には青蓮寺の手が…スリル満点の第5巻、後半は激動の展開。 あらためて、宋江の人柄を考えると、武力もなく口が上手い訳でも無く、ただ強い志と誠実さを持って潜天行道の書を書いただけ、というなんとも頼りない主人公。けれどもこの主人公があらゆる人に好かれ慕われるという物語はとても気持ちがいい読書感をもたらしてくれる。口が上手いだけの煽動者が脚光を浴びる現実へのアンチテーゼに思えます。
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追い詰められる宋江、遼で見つかる魯智深。そして梁山泊初の赤札が……! 話が動く第五巻。 冒頭から引き込まれる。宋江の話にハラハラして、魯智深の場面で痛くなり、ラスト……ラストォォォ!読み終わって帯見たら……ウワァァァァ…… 五巻ヤヴァイ。コレマジで転換期では??解説にもあるけ...
追い詰められる宋江、遼で見つかる魯智深。そして梁山泊初の赤札が……! 話が動く第五巻。 冒頭から引き込まれる。宋江の話にハラハラして、魯智深の場面で痛くなり、ラスト……ラストォォォ!読み終わって帯見たら……ウワァァァァ…… 五巻ヤヴァイ。コレマジで転換期では??解説にもあるけど、この巻、北方謙三氏の熱量がすごい。 何言ってもネタバレなんだけど、アタイ楊令が短い剣を佩いているとこで涙腺崩壊した。こんなん……無理……楊令伝まで読む……(気持ち先走りすぎ) 最後に持っていかれてるけど、宋江の場面も面白い→ 宋江が人を惹きつけるのがわかる。あと、林冲かっこよすぎん?ラストもやけど、あの人ほんまかっこよすぎやん?ドラマ版が亀ちゃんなんめちゃくちゃわかる(笑) で、魯智深よ。コレまたすごい。北方時代小説読むと人間すげぇってなる。ほんま、魯智深は慕われてるんよなぁ……わかる。
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戦がはじまった、と考えたけど、宋江と晁蓋のふたりがそろって本当の意味で戦がはじまるのだろう と思ったら、この物語まだまだ序章では…?
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久しぶりに北方水滸伝 ドラマになるって話を聞いたからこ改めて 小説で 子供の頃から知っていた話ではない 北方版の水滸伝 物語が独自の色合いと力を持ち始めるのがすごい 戦の物語でもあるんだよね 生きるか まだまだ生き残るかと思っていたのが ここでとはね 驚かされました 誰が何をではなく 今を何とかするために守る
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宋江は江州軍に取り囲まれ窮地に陥るが致死軍の活躍で脱する。 呉用は北の拠点を求めて旅立ち双頭山に山塞を築く。 女真族の国でとらえられていた魯智深は手首を切って脱出。 二竜山を攻める青蓮寺は楊令の目前で楊志を殺す。
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楊志の最期。 凄絶な戦いは魂を揺さぶる。 その後も折に触れ惜しまれる楊志だが、その人柄が十分に伝わる巻
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いよいよ戦が始まった。そして、こんなに早く主要キャラクターが亡くなるとは思わなかった。あとまだ、14巻あるのに、どうなってしまうんだ! 前半の宋江救出作戦は読んでいてスカッとした!面白い!中盤は魯智深が登場!待っていた!後半は悲しい結末だった。全体を通して林冲の活躍が度々あり、初期メンバーもチラホラ登場して心躍った。 展開は読めない。次巻も期待する。
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南部を旅する宋江の居場所が青蓮寺にバレて攻められるが林冲騎馬隊の活躍もあって官軍を退ける。 北方を旅する魯智深は女真族に囚われるが、乞食に扮した鄧飛が単身で救出。魯智深は自分で左手首を切り落としたため死の淵を彷徨うが、安道全の治療で復活。 寝返った馬桂の手引きで楊志は官軍精鋭150人に包囲されて、100人を斬るも死去。官軍は間髪入れずに二竜山と桃花山を攻めるも梁山泊サイドがこれを退けるところまで。 ---- シンガポールからロンボクに飛ぶフライトの中で読了。
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