ηなのに夢のよう の商品レビュー
高いところでぶら下がり。 Gシリーズ第6弾。 謎解きがない。 前作λが殺害方法と動機まで言及するものだったので驚きました。ミステリではないですね。 引き続き、懐かしい面々がちらほらです。四季およびⅤシリーズ既読の方のほうがやっぱり楽しめるんじゃないでしょうか。 今回...
高いところでぶら下がり。 Gシリーズ第6弾。 謎解きがない。 前作λが殺害方法と動機まで言及するものだったので驚きました。ミステリではないですね。 引き続き、懐かしい面々がちらほらです。四季およびⅤシリーズ既読の方のほうがやっぱり楽しめるんじゃないでしょうか。 今回は萌絵が中心で、いつもの三人は影薄いです笑。萌絵の成長がわかる話。最後は切ないです。 「ああ……」山吹が彼女を見て、まだそんなことを考えていたのか、という慈悲に満ちた笑顔になった。 (こういうとこ、山吹氏好きだなあ笑。)
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「Gシリーズ」の第六弾。 Amazonの紹介文によると 「Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮」 とのことですが(^ ^; 何というか、謎が何一つ解決しない(^ ^; いつものメンバーのストーリーも、 ドラマチックな展開などなく(^ ^; 「膨大な長編の一章を抜き出した」 ...
「Gシリーズ」の第六弾。 Amazonの紹介文によると 「Gシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮」 とのことですが(^ ^; 何というか、謎が何一つ解決しない(^ ^; いつものメンバーのストーリーも、 ドラマチックな展開などなく(^ ^; 「膨大な長編の一章を抜き出した」 ような感じの一冊。言葉は悪いが、 「これで単行本にしてえぇんか!?」 というのが正直な第一印象(^ ^; もちろん、話は面白いし、文は読みやすいし、 そういう意味ではきっちりと森作品。 が、いかんせん「何もなさすぎる」感じ(^ ^; 怪しい探偵の過去がちらりと垣間見えるが、 でもそれも「やっぱりか」程度のサプライズ。 萠絵ちゃんの飼い犬が亡くなったり、 萠絵ちゃんが東京転勤になったりと、 「謎の事件」と関係のないところで さまざまな「転換」がある。 シリーズの前の方の作品や、S&Mシリーズを 読んでない人には何やらわからんやろうなぁ...(^ ^;
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前回では両親の死を受け入れることができ、今回では両親の死の原因を知ることになる萌絵は確実に成長しているのだなぁと感じられました。 新しい登場人物の雨宮は萌絵に対するラブちゃんのような登場人物なのかなと思いつつ、ラブちゃんと金子君は続いていたのだなぁと安心したと言うかなんと言うか。...
前回では両親の死を受け入れることができ、今回では両親の死の原因を知ることになる萌絵は確実に成長しているのだなぁと感じられました。 新しい登場人物の雨宮は萌絵に対するラブちゃんのような登場人物なのかなと思いつつ、ラブちゃんと金子君は続いていたのだなぁと安心したと言うかなんと言うか。国枝先生も結婚生活はまだ健在のようで安心したと言うかなんと言うか。 赤柳探偵の正体もなんとなく絞れてきそうな感じですが、絞る気もあまりないのでいつか明かされればいいなぁと思っています。だいたいあの人かなと思ったりしてますが…。 最後は涙ぐんでしまいました。ああ。 事件の結末、と言うのか一応の結論についてはまぁそうなのかなぁと思ったんですが、鉢巻がどうなったのか妙に気になります…うーん。
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■事件の核心には、あの、天才の姿があるのか!? 地上12メートルの松の枝に首つり死体が!!遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。不可思議な場所での「η」の首つり自殺が相次ぐなか、西之園萌絵は、両親を失った10年前の飛行機事故の原因を知らされる。「φ」「θ」「...
■事件の核心には、あの、天才の姿があるのか!? 地上12メートルの松の枝に首つり死体が!!遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。不可思議な場所での「η」の首つり自殺が相次ぐなか、西之園萌絵は、両親を失った10年前の飛行機事故の原因を知らされる。「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と天才・真賀田四季との関連は証明されるのか?Gシリーズの転換点!!
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S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズと続いてきた大きな流れに一歩深く踏み込む本作。 個人的にはドキドキ、ワクワク(死語)させられたが、イキナリ紅子さん登場してもGシリーズからの読者は理解出来ないよね・・・。 そもそもGシリーズから読み出したファンって、存在するのだろうか...
S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズと続いてきた大きな流れに一歩深く踏み込む本作。 個人的にはドキドキ、ワクワク(死語)させられたが、イキナリ紅子さん登場してもGシリーズからの読者は理解出来ないよね・・・。 そもそもGシリーズから読み出したファンって、存在するのだろうか・・・? いや、いない?? トリックに関しては完全においてけぼり。 「少しは自分で考えてみなさい。」 ということなのでしょう。 繰り返しになっちゃうけど、従来からシリーズを読んでる人のみに向けた作品。 ファン以外には薦められないですね。 ^^; 逆にファンは次作が早く読みたくなっちゃう内容w 自殺に関して深く取り扱っているので、その点は誰でも読めるか? この色んな考察(?)には共感させられたり、「ほぉ!」と思わせられたり。 単なるミステリーでないところは、とっても!良いですねぃ。
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Gシリーズは読んだあとすぐ忘れてしまうなぁ。 1人暮らし始めたばっかなので、ちょっとベランダ怖くなった。
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Gシリーズ第6作。不思議な首吊り場所の謎 読了日:2007.07.15 分 類:長編 ページ:270P 価 格:880円 発行日:2007年1月発行 出版社:講談社ノベルス 評 定:★★★ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 :...
Gシリーズ第6作。不思議な首吊り場所の謎 読了日:2007.07.15 分 類:長編 ページ:270P 価 格:880円 発行日:2007年1月発行 出版社:講談社ノベルス 評 定:★★★ ●作品データ● ---------------------------- 主人公 : 西之園萌絵他 語り口 : 3人称 ジャンル: ミステリ風小説 対 象 : 一般向け 雰囲気 : 小説一般 結 末 : やや消化不良 ブックデザイン:熊谷 博人・釜津典之 カバーデザイン:坂野 公一(welle disign) フォントディレクション:紺野 慎一(凸版印刷) --------------------------- ---【100字紹介】--------------------- 「ηなのに夢のよう」というメッセージが遺される、 不可思議な場所での首吊り自殺が相次ぐ中、 10年前の飛行機事故の真相究明、 真賀田研究所での3人の科学者達の会話など、 シリーズの魅力満載のGシリーズ第6作。 ---------------------------------------- ギリシア文字がタイトルに入る「Gシリーズ」の第6作。 これまでのシリーズを10作でしめてきた著者なので、恐らくこのシリーズも折り返し地点を越えましたね。 そのせいか、このシリーズ外、というか、やっぱり中というか…、微妙なキャラが続々と登場してきました。過去と未来がキャラクタの上に、ちらちらと重なって見えるような。森作品を読み漁っている人にはその人なりの楽しさがまた見えてくるかと思いますが、まあ読んでいなくても別の楽しさを見つけるでしょう。Gシリーズでは珍しく、瀬在丸紅子も登場です。何だか久々に、色々話しています。それ以外のメンバーも…、なかなか興味深いですね。こ…この人はまさか…!?みたいな。 お話は、人気のない神社の木、地上12メートルのところで首吊り死体が発見されるところからスタートします。周りにはハシゴもないし、一体この人物、どうやって登り、何のためにこんなところで?と。その後も、池の真ん中の島の木や、見知らぬ他人のアパートのベランダ…と、次々と不可思議な場所での首吊りが続きます。いつもその傍らには「ηなのに夢のよう」というメッセージが…。これは自殺?それとも他殺?一体、誰が、何の目的で?考えているキャラもいればいないキャラもありつつ。 また別口に浮上してくる、10年前の飛行機事故の原因、それに真賀田四季の名前。ストーリーとは絡まないながらも、何だか怪しげなシーンも出てきました。きっと、シリーズの他の作品への伏線でしょう。 本作では、悲しい別れがあります。 さて、誰との別れ? 何となくしんみりとしたラストです。 --------------------------------- 文章・描写 :★★★★ 展開・結末 :★★★ キャラクタ :★★★ 独 自 性 :★★★ 読 後 感 :★★+ --------------------------------- 菜の花の一押しキャラ…金子 勇二 「死ぬことって、それほど特別なことかしら? そうじゃないわ。本当に、身近なことなんですよ。」 (瀬在丸 紅子)
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Gシリーズ。紅子や四季まで登場し、完全にS&Mシリーズ、Vシリーズの延長線になる。この「ηは・・」は連作の単発ではなく、完結編かどうかは判らないが、前編的位置付けのようです。謎の連続はあっても、動きは鈍くそのまま。 それにしても、Gでは前シリーズのキャラが変わったようで気になる。...
Gシリーズ。紅子や四季まで登場し、完全にS&Mシリーズ、Vシリーズの延長線になる。この「ηは・・」は連作の単発ではなく、完結編かどうかは判らないが、前編的位置付けのようです。謎の連続はあっても、動きは鈍くそのまま。 それにしても、Gでは前シリーズのキャラが変わったようで気になる。特に四季が絡むと、印象に残ってる場面が、もうあれはなしよって感じで・・まぁ、これだけ引っ張られたらラストをどう締めるか楽しみでもあるな~
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Gシリーズをここまで読み進めてきたけれど、このシリーズははっきりした結末を描かない傾向にあると感じました。 トリックはおそらくこうだろう、という示唆はあるものの、結果としてどうだったかという部分にはあまり突っ込んでいかない。 けれども、全シリーズを通した根底にあるつながりを意識し...
Gシリーズをここまで読み進めてきたけれど、このシリーズははっきりした結末を描かない傾向にあると感じました。 トリックはおそらくこうだろう、という示唆はあるものの、結果としてどうだったかという部分にはあまり突っ込んでいかない。 けれども、全シリーズを通した根底にあるつながりを意識して書かれているからこその描写なのだとも考えています。 今作は、とくにその傾向が強く、これまでのシリーズとGシリーズのつながりを明確にしつつある作品でした。 シリーズ作品を順番に読んできたので、なんとかすんなりと入ってきましたが、全体像はまだまだ掴みきれません。 それにしても、赤柳さんの正体がわかりません。過去に出て来ている人なのでしょうか?? 事件のおもしろさだとか、トリックにうならされるということは残念ながらなかったので、その点ではあまり評価は出来ないのですが、 シリーズのターニングポイントとなる作品であり印象深かったこと、そして久しぶりに出てくる面々に楽しませてもらったので、☆4つです。
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S&Mシリーズ、Vシリーズ、女王シリーズ、四季…、+α、その全てがリンクする。 研究者のKの登場。ここでの二人の出会いが、そしてこの会話が、後のあの話へと繋がるのか、とか考えてしまったりして、ドキドキ。本作では、 S.YことHさんも登場するし、S.Vも、そしてさらにはあ...
S&Mシリーズ、Vシリーズ、女王シリーズ、四季…、+α、その全てがリンクする。 研究者のKの登場。ここでの二人の出会いが、そしてこの会話が、後のあの話へと繋がるのか、とか考えてしまったりして、ドキドキ。本作では、 S.YことHさんも登場するし、S.Vも、そしてさらにはあの人物まで登場する。そして、極めつけはあのエピソード。もう本当、涙が出そうなくらいだった。非常に濃い一冊だったと思う(従来シリーズのファンとしては)。果たしてこの一連のシリーズは一体何処に帰結するのだろう。これから先の展開が気になる。女王シリーズ最終話も、今年中に書いて、そして来年には発行するという話だし。色々と楽しみが蓄積されていく。 しかし、上述したことって、今までのシリーズを読み進めている人しか分からないような気が…。この一冊が森博嗣さん入門という方は、一体どのような感想を抱くのだろう。自分としても、もはや一冊一冊で発生する事件よりも、シリーズの最終的な結末のみしか意識が傾いていない気がするし。この評価も、一冊の作品としての評価、というよりは、シリーズ通しての評価になっている。 (2007年2月読了)
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