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回転木馬 の商品レビュー

3.6

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2016/08/28

失踪した夫貴之の残した探偵事務所を引き継ぎ、夫の帰りを待ち続ける唯。 「観覧車」と言う前作のつづきとのことでしたが、単体でも楽しめると知り、今回手に取りました。 徐々に貴之に近づきつつ、その間に出会う人達が皆、それぞれに不幸な体験を持つと言う展開。 忙しくしていた時期で、時間は掛...

失踪した夫貴之の残した探偵事務所を引き継ぎ、夫の帰りを待ち続ける唯。 「観覧車」と言う前作のつづきとのことでしたが、単体でも楽しめると知り、今回手に取りました。 徐々に貴之に近づきつつ、その間に出会う人達が皆、それぞれに不幸な体験を持つと言う展開。 忙しくしていた時期で、時間は掛かりましたが、飽きずに読ませてもらいました。 こうなると、前作も是非、と言う気になります。近いうちに読んでみようと思いました。

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2013/11/24

死ぬこととは違う。絶対に違う。だから意識を失いたかった。 信じてはくれないだろうけれど、死にたいわけではなかった。 自殺しようとしたのではない。そんなことは自分が一番よく知っている。

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2013/09/17

観覧車から続くシリーズ上下巻の下巻という感じ この回転木馬だけでも読めるようにはなっているというが、やはり観覧車から読んだほうがいい、唯の夫、貴之失踪の謎が明かされていく。 途中から唯が行動を共にする、言美の苦しみは自分に置き換えて考えてもループするだけで答えはでないが、言美の苦...

観覧車から続くシリーズ上下巻の下巻という感じ この回転木馬だけでも読めるようにはなっているというが、やはり観覧車から読んだほうがいい、唯の夫、貴之失踪の謎が明かされていく。 途中から唯が行動を共にする、言美の苦しみは自分に置き換えて考えてもループするだけで答えはでないが、言美の苦しみを感じた鶸矢が語る考えは共感できた。 悲しみと切なさが物語全体を覆っているけれども最後はああいう終わり方でよかった。

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2013/07/29

そこそこ面白かったです。 あまりインパクトのあるストーリーではなかったのですが、 きれいな終わり方だったので、後味もよかったです。 柴田よしきさんの作品は初めてだったので、他の作品も読んでみたいと思いました。

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2013/03/04

「観覧車」の続編。 探偵として事件を解決する「観覧車」と異なり、失踪した夫を探す長編。 失踪してから12年の歳月が流れ、ただ 逢いたいという思いから夫を追い求める主人公。 登場人物の誰もが哀しい過去を持つ、やるせなさが残る話でした。 (図書館)

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2013/02/19

観覧車の続編。観覧車は唯の仕事を中心に話が進んで行ったが、こちらは唯が夫を探す話が中心で。 善良で幸せな夫婦だった唯と貴之に、こんな不幸が訪れるなんて、人間生きていたら何が起こるか分からないなあ。 最後の貴之の一言で、唯の長い間の辛さが救われたに違いない。ほっとする終わり方だっ...

観覧車の続編。観覧車は唯の仕事を中心に話が進んで行ったが、こちらは唯が夫を探す話が中心で。 善良で幸せな夫婦だった唯と貴之に、こんな不幸が訪れるなんて、人間生きていたら何が起こるか分からないなあ。 最後の貴之の一言で、唯の長い間の辛さが救われたに違いない。ほっとする終わり方だった。

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2012/07/18

星評価では、3.5~4の間です。 途中まで、おもしろくて一気に読みました。 評価が3にしてるのは、どうしても最後にえ?っていう感じが残ってしまったから、です。 さわやかないい結末なんですけど、それってどうなん?と思う自分が居て、少し下がってしまいました。 が、この作品も生のき...

星評価では、3.5~4の間です。 途中まで、おもしろくて一気に読みました。 評価が3にしてるのは、どうしても最後にえ?っていう感じが残ってしまったから、です。 さわやかないい結末なんですけど、それってどうなん?と思う自分が居て、少し下がってしまいました。 が、この作品も生のきらめきとか一瞬の輝きとか哀しさとか、うまく書かれていると思いました。

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2012/02/27

人を愛する。人を信じるって難しいと思う。 愛情には水を与え続けることが必要というように、一方通行ではいつか枯らしてしまうことが多いような気がする。 人の生命、幸せ、生きるということ、いろいろと考えさせられ、読み終わると胸がいっぱいになった。

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2011/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

7/27津市安濃図書館。 8/20再読 「観覧車」の続編 両著で07/22放映のTV金曜プレステージ「私立探偵・下澤唯」の原作。

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2011/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪内容覚書≫ 「観覧車」の続編。 下澤唯が、失踪した夫のために、調査事務所を続け、 自らが私立探偵となって12年。 調査を続けながら、さまざまな女性と出逢い、 共感し、悩み、戸惑い、傷つきながらも、 一歩ずつ貴之に近づいていく。 果たして、唯は貴之を見つけられるのか。 そして、見つけたあと、唯はどうするのか。 ≪感想≫ 失踪理由が、ベタ過ぎて、逆に思いつかなかった。 ある意味、新鮮、なの、かも…。 途中で、「はいか○さんが通る」をふと思い出した。 結局、貴之が偽りの人生を貫いたことで、誰が幸せになったのか。 残念なことに、誰も幸せに見えない。 それが大変切ない。 すべて「ゆい」のため。 誰もがそういう態度だが、娘の「ゆい」は、賢そうだったので、 父や母の苦悩を感じないとは思えない。 最後、「ゆい」に何を伝えたのか、どういう身の振り方を取ったのか、 わからずじまいなのも気持ち悪い。 「ゆい」のために、何もかもねじまげてきたのだから、 そこは書いて欲しかった気がする。 共感はできないものの、女の生き方として、 こういうのもありか、という視点で読むのは面白い。 私は、こうは生きたくないな、と考えさせてくれた点でも貴重な一冊。 あと、今回、私の好きな多美子さんが活躍してなくて、 とても残念。 多美子さん主人公で、作品書いてほしい。

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