回転木馬 の商品レビュー
夫はなぜ失踪してしまったのか、今何をしているのか。夫を探し当て、その理由もはっきりするのだろうか。ミステリー仕立てですんなり読めた。
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10年以上前に失踪した夫を探し続ける下澤唯のお話。 「観覧車」の続編。 裏切られていることがわかっていても、もう1度夫に会って話したい、その気持ちがただ切なかった。 他にもたくさん傷ついている女性たちが出てきて、それもまた切なかった。 そしてラストがよかった、泣いた。
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女探偵下澤唯が失踪した夫を探す連作短編。いろいろな人たちの人生と錯綜しながら真相に迫っていくミステリー。しっかりした個人描写、複雑なそれぞれの人生。いろいろ考えさせるミステリーです。
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2007.9.22読了。こんな風な原因にしちゃったのかあ。最後のご都合主義もしかたないなあ、とか、無理して続編作っちゃったわね的な同情をしてしまいました。中年女の軌跡は上手く描かれているので、一つ一つの短編として読んだ方が良かった。
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「逢いたい。もう一度彼に逢いたい」失踪した夫を追い続ける女探偵・下澤唯の前に、忌まわしい過去の事件が浮かび上がる……。希望と哀しみが交錯する著者渾身の感動ミステリー。作家新井素子さんも推薦!主人公の唯。こんなに莫迦でこんなに哀しい女はいない。夫に失踪され、夫が自分を裏切っているこ...
「逢いたい。もう一度彼に逢いたい」失踪した夫を追い続ける女探偵・下澤唯の前に、忌まわしい過去の事件が浮かび上がる……。希望と哀しみが交錯する著者渾身の感動ミステリー。作家新井素子さんも推薦!主人公の唯。こんなに莫迦でこんなに哀しい女はいない。夫に失踪され、夫が自分を裏切っていることをうすうす予感しながら……十年以上、待つ。待って待って夫の消息の切れ端を掴んだ処で、彼女は言うのだ。帰ってきて欲しいでも、やり直したいでもなく……「逢いたいんです。もう一度」。こんなに莫迦で、こんなに哀しく……こんなに素敵でかっこいい女は、なかなかいるもんじゃない。――作家 新井素子
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07年6月。 「観覧車」の続編だそうで、その観覧車を読んでないのに読んじゃった。 失踪した夫を追い続ける女探偵・下澤唯がようやく真相にたどり着くというお話し。夫が黙って自分の前からいなくなるはずがない、という強い気持ちが貫き通され読み応えがありました。
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結末が見えてるな。。と思いながら読み進めていくと、ちょっと引き込まれそうになるがそれが遠のいたように終わった。ストーリーも平凡過ぎて柴田さんの良さが伝わってこなかったです。
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謎の失踪を遂げた夫・貴之のあとを継ぎ、探偵となった下澤唯。偶然、佐渡に渋川さわ子という関係者がいたことを突き止めるがすでに彼女は死んでいた。切れそうになる夫への細い糸をたぐって、唯は執念の追跡を続ける。2年を経て、さわ子の友人で佐渡から信州・蓼科へ移ったというペンション経営の大谷...
謎の失踪を遂げた夫・貴之のあとを継ぎ、探偵となった下澤唯。偶然、佐渡に渋川さわ子という関係者がいたことを突き止めるがすでに彼女は死んでいた。切れそうになる夫への細い糸をたぐって、唯は執念の追跡を続ける。2年を経て、さわ子の友人で佐渡から信州・蓼科へ移ったというペンション経営の大谷憲作のもとへと向かった。 そこには貴之の目元を残した美少女−小松崎ゆいがまっていた…。 「観覧車」の続編。後半はもう涙をボロボロ流しながら読了。 10年以上も夫を信じて探し続けた唯を思うと胸がぎゅっと締め付けられました。 ただただ、唯の幸せを祈りながら読みました。
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よかったねぇ主人公、ってエンディングが◎。ミステリ的にはあまり意外性があるとは言えないけど、終わりよければ…でも、もう続編はないという事でもあり、それはちと哀しいかな?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再読。 こないだドラマ化されていたのと、偶然「観覧車」を再読した直後だったのでこちらも読み直し。 綺麗にわすれていたけど、ハッピーエンドでよかったよ…。 ・「観覧車」続編で、完結編にあたる。12年もの間、失踪した夫を捜し続ける唯。夫を捜すにあたって出会う女たちの物語も交え、見事な連作です。「良かったねえ!」と言いたくなる様なラストでした。 ・観覧車の次が回転木馬…うまいタイトルだなと思いました。
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