夜は短し歩けよ乙女 の商品レビュー
楽しい本
軽快・軽妙・摩訶不思議。でも学園モノ。とにかく「超・キュート!」な一冊。緋鯉をしょってずんずん歩く黒髪の乙女(このキャラがまた秀逸)、必死で偶然を装いながら彼女を追いかける先輩。いや~、楽しい本です。
abtm
いわゆる厨二のころに出会った本。小難しいようで親しみやすい文体も世界観もどストライクで、何度読んだかわかりません。 妙な世界の中を練り歩く乙女も妙な人なのですが、不思議な魅力があり、自分もこんな女性になりたいと憧れました。(親には止められました。)
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昔の文豪のような言い回しの中に、現代の風俗や商品名がミックスされていて、新鮮。最初のうちはなかなか慣れなくて、なんだか不安な気持ちになったが、途中から宮崎アニメの世界とオーバーラップさせたら、途端に世界観に馴染めた。そして読後感は「面白い…でいいのかな?」
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2024.07.10〜2024.07.12 独特の文体でテンポよく読み進められた。各章ごとに、出てくる登場人物が少しずつ重なり合うのが面白い。それ、お前だったのか!が繰り返される。 個人的には内容より文章構成が面白かったという印象。
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乙女とそれに惹かれる若者、それぞれが語るが、どちらの話か少しわかりにくい。 それに、京都の飲み屋の乱痴気騒ぎのような物語の進み方には、読み進めるのが辛かった。 森見登美彦さん独特の文体は私には合わず、途中離脱。。ごめんなさい。
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森見さんの文章のリズムに最後までなかなか慣れなくて、内容が全くと言っていいほど頭に入ってきませんでした。 リズムに慣れれば面白い作品だと思います。 それでもまた森見登美彦さん作品チャレンジしよう思います。
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面白い。 京都を舞台にした大学生たちの青春、恋にちょっと変な話に大忙し。 特筆すべきは独特な文体だが、これが頭の中にスルスルと入ってくる。走り終えた後のような爽やかさと祭りの後のような切なさが胸に残った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
男は大学のサークルの後輩である黒髪の乙女に恋をした。なるべく彼女と接点を持とうと奮闘する男の恋の行方はー。 ちょっとひねくれた先輩ととっても素直な後輩、正反対のようで似ているところもあり、お似合いだと思いました。頑張る先輩が微笑ましく、空回りながらも一生懸命な姿は応援したくなります。結構な腑抜けな先輩だったので、物語の今後の方が心配にもなってしまいましたが、後輩の乙女の鈍さと真っ直ぐさで、うまくやっていけるのだろうと想像してしまいました。読後感がよく、ほっこり温かい気持ちになりました。おもしろかったです。
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中村さんの絵に惹かれて手にとったけど、文体が今まで見たことがないぐらい個性的でぐんぐん読み進められたし、読了後はこの世界観にしばらく浸ってた。 ストーリーも文体も全部がわたし的にドストライクで森見さんに出会ってからはずっと一番好きな作家さん。
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京大生が巡るコミカルな恋の物語り。季節行事で好きな乙女のために奮闘する主人公。クスッと笑える失敗を繰り返す主人公と純粋で鈍感な乙女のすれ違いがとても面白かったです。恋に奥手な理系男子の姿は昔の私を見ているようで共感しました。
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