リクルートのDNA の商品レビュー
リクルートの精神がぎっしりつまっている本 かと思って読んでみれば大間違い 要は創業者の体験談であり、苦労話であり、成功談である その中でところどころ「リクルートのDNA」的なものが読み取れるわけだが、この本の題名としては不適切に思われる ただ、本書の要点とはまったく異な...
リクルートの精神がぎっしりつまっている本 かと思って読んでみれば大間違い 要は創業者の体験談であり、苦労話であり、成功談である その中でところどころ「リクルートのDNA」的なものが読み取れるわけだが、この本の題名としては不適切に思われる ただ、本書の要点とはまったく異なるが、 1.リクルートという会社について知りたい 2.企業したい と思っている人間にとっては益があるかもしれない 筆者自身について、 本書の前半でも自覚している通り、他社の言葉を引用する癖がある ドラッカーを始め、数々の企業家の言葉が散在しており、 また、本書の多くが他社との会話をベースに構成されている もう少し筆者自身の言葉で語ってもらえるともう少し、興味もわいたのだが、、、
Posted by
実際のこの本読むとリクルートという企業の凄さの本質が理解できる。このような社風の企業で働くことは立派な財産。
Posted by
★わずかな違いに妙味★この後に前著「かもめが翔んだ日」を読んだら、リクルートを創立してからの話はほぼそのままだった。いくら新書とはいえちょっとひどい。 面白いのは、前著とわずかに異なる部分。労働組合と揉めたくだりはごっそり抜けている。後継の河野社長が2003年に安比高原スキー場...
★わずかな違いに妙味★この後に前著「かもめが翔んだ日」を読んだら、リクルートを創立してからの話はほぼそのままだった。いくら新書とはいえちょっとひどい。 面白いのは、前著とわずかに異なる部分。労働組合と揉めたくだりはごっそり抜けている。後継の河野社長が2003年に安比高原スキー場を売却したときも、前著(03年)は「事実上のトップだった高塚副社長が突如として解任され、280億円の売却損を出し加森観光に売却された。業績は赤字だったがその額は年数億円である。なぜそのような展開になったのか? 今後が気がかりである」と否定的だったが、07年の本書では「スキー場は1990年の145万人をピークに03年には69万人しか訪れていない。将来を見て河野社長が加森観光に売却した。スキー場を建設した愛着と私自身が客室を打った59人の所有者への責任から、私がトップであれば売却はできなかった。建設にも分譲にもまったくかかわらなかった河野社長だからできた。リクルートのことを考えれば良いことだった」と一変している。時間がたって落ち着いたのだろう。
Posted by
起業したくなる本。創業者の話はとてもおもしろい。江副さんは森ビルの森稔さんなど多くの経営者と若い時代を生きてきたんだなぁと、スケールの大きさを感じてしまった。
Posted by
本屋で平積みにされているのをぱらっと立ち読みすると「私の想像ではもしもソフトバンクが金融危機に陥れば、KDDIが孫君からソフトバンクモバイルを買収してシェアを上げ、NTTドコモを追撃すると思われる」と書いてあるのが目に入ったので思わず購入しました。リクルートについても興味がありま...
本屋で平積みにされているのをぱらっと立ち読みすると「私の想像ではもしもソフトバンクが金融危機に陥れば、KDDIが孫君からソフトバンクモバイルを買収してシェアを上げ、NTTドコモを追撃すると思われる」と書いてあるのが目に入ったので思わず購入しました。リクルートについても興味がありましたし。 内容は江副氏のサクセスストーリーの断片を並べたもの。素材はいいのですが、個人的にはもう少し経営哲学的なところがうまく前面に出てきてもよかったと思います。たぶんドラッカーに心酔していることは分かるのですが。 登場人物が全てフルネームで出てきていますが、本の中にも出てきていますが、人の名前を覚えるのは得意だったんでしょう。とても大切なことです(が、自分はとても苦手です)。 しかし、時間も経っているので、例の事件の話にもう少し踏み込んでいて欲しいところでした。
Posted by
リクルートという会社の社風がちょっと分かったのと、企業内での発想の自由さなんかは良く伝わってくるんだけど、何だか印象に薄いんだよなあと。成功者だからといって、価値観が完全に正しい訳ではない。成功したからといって、その過去が正しい実績とは限らない。「運」も常にあるんだと思う。
Posted by
リクルートの創業エピソード、今に至るまでのあれこれ。後半はどんどんスケールがでかく。特に失敗とその分析については、読みごたえありました。
Posted by
今や人材輩出企業として名高いリクルート。そのリクルートの創業者である江副浩正氏が同社について語っていく中で、企業家精神の本質に迫っていく。その内容は同社の企業風土や創業からのあゆみ、そして失敗事例にまで及んでいる。さらに松下幸之助や本田宗一郎といった伝説的起業家からユニクロの柳井...
今や人材輩出企業として名高いリクルート。そのリクルートの創業者である江副浩正氏が同社について語っていく中で、企業家精神の本質に迫っていく。その内容は同社の企業風土や創業からのあゆみ、そして失敗事例にまで及んでいる。さらに松下幸之助や本田宗一郎といった伝説的起業家からユニクロの柳井正やソフトバンクの孫正義といった勢いのある最近の経営者まで多くの名起業家との交流についても公開しており、非常に贅沢な内容だ。やや自画自賛気味だが、、、 江副浩正というとまず真っ先に思い浮かぶのはリクルート事件で逮捕された人ってこと。確か自分が中学か高校くらいの頃の事件だったかと思うが、ニュースで連日報道されていたのを覚えている。この政財官界をも巻き込んだ巨大な汚職事件は、最終的には竹下内閣総辞職にまで及んだらしい。 この事件とバブル崩壊のダブルパンチでリクルートは壊滅的状況に陥り、一時ダイエーグループ傘下にて建て直しを計る。そして1兆4000億という膨大な借金を自力返済したのだが、本書を読めばこの脅威的な回復も不思議ではないと思ってしまう。
Posted by
在学中に始めた東大新聞から株式会社リクルートを創業した江副浩正氏が、リクルートの歴史及び自らの経験をもとにした起業家精神をつづったもの。 前半1〜3章は、創業者にとってベンチャー企業が成功するにはどうしたら良いのか?起業家精神をいかに継続させるのか?に触れる。 後半は4...
在学中に始めた東大新聞から株式会社リクルートを創業した江副浩正氏が、リクルートの歴史及び自らの経験をもとにした起業家精神をつづったもの。 前半1〜3章は、創業者にとってベンチャー企業が成功するにはどうしたら良いのか?起業家精神をいかに継続させるのか?に触れる。 後半は4〜8章は、リクルートの創業から江副氏が引退する辺りまでの経緯を述べている。 特に印象に残るのは、 ・「ベンチャー企業が突然低迷するのも、案外この“理想のベクトル”が一つではなくなったことがある」(16p) ・「トップに自分の名前と能力を知られ、期待されていると社員が感じれば、おのずと仕事へのモラール(やる気)は高まる」(19p) ・自ら機会を作り出し、機会によって自らを変えよ(21p) という3つである。前半3章を読むためだけでもこの本を買う価値ある。ベンチャー企業に興味がある方はご一読をば。
Posted by
経営史としても面白い。 松下等各企業トップの話などもあり、比較できる。 いい話しかないのが難点。
Posted by