きみのためのバラ の商品レビュー
翻訳した感じの文章がキザに思えて受け付けなかった。だからか、感情移入しきれなかったし、共感できる物語は1つもなかった。 ただそれぞれの物語の舞台となっている土地の空気、においはすごく感じられた。舞台が海外というのは小説読んでて楽しい。
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『きみのためのバラ』読了。 高校生の頃以来の再読でした。 まるで世界旅行をしている気分になった。こんな話だったっけってあんまり覚えていなかったっていうのもあるけど、秘境の地で人々の生活や人生が交差していくなかでいろんな発見や出来事がある。 国境を超えても人間の本質は変わらないんだ...
『きみのためのバラ』読了。 高校生の頃以来の再読でした。 まるで世界旅行をしている気分になった。こんな話だったっけってあんまり覚えていなかったっていうのもあるけど、秘境の地で人々の生活や人生が交差していくなかでいろんな発見や出来事がある。 国境を超えても人間の本質は変わらないんだな。 短編集だったんだけど、一番良かったのが「20マイル四方で唯一のコーヒー豆」だった。 なんだろう、拠り所みたいな場所で昔の記憶を思い出した少年。少しずつそうして大人になっていく過程みたいなものを感じた。 世界に行ってみたいな。 まだ行ったことがない。きっと、広いんでしょうね… 以前読んだときは「連夜」という幽霊?が体に乗り移って楽しいことをするという話が面白かったって記録に書いていたけど。 なんとなくその話だけは覚えていてやっぱり印象は強かった。 沖縄が舞台だったんだけど。 2020.1.23(2回目)
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一話ずつの物語がそれぞれの旅。 どの国かはたまた何をしているのか全く違う。 “人生の広場”がすごく好きで、 “きみのためのバラ”の終わりが美しい!
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なんでこの本を読もうと思ったのか、サッパリ思い出せない。 内容も悪くはないけど、好みの感じではないし。 表題作もサッパリだわ笑
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沖縄、バリ島、フィンランドにミュンヘン・・・ 世界の色々な土地に旅をする人たちがいる。 旅ではなくても、旅するように生きている人たちがいる。 私の人生では今までもそしてこれからも きっとそんなたくさんの街に出かけることも 出会った人たちと、おしゃれな会話を交わすこともないと思う。...
沖縄、バリ島、フィンランドにミュンヘン・・・ 世界の色々な土地に旅をする人たちがいる。 旅ではなくても、旅するように生きている人たちがいる。 私の人生では今までもそしてこれからも きっとそんなたくさんの街に出かけることも 出会った人たちと、おしゃれな会話を交わすこともないと思う。 だけど、だからこそこの本の素晴らしさがわかる。 物語の中で私は確かに、行ったことのないその場所の空気や匂いや寄る辺ない淋しさまでも しっかりと感じていたのだから。
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8この話。 どれも面白かった。 「ひどい一日」を送った男が、その話をしたくて、食堂で女性と話す。が、彼女はそれ以上の「ひどい一日」を抱えていて、結局彼は聞くだけになってしまう。(都市生活) バリで現地の男性と結婚することになった私の友人が、結婚前にいったん日本に帰っ...
8この話。 どれも面白かった。 「ひどい一日」を送った男が、その話をしたくて、食堂で女性と話す。が、彼女はそれ以上の「ひどい一日」を抱えていて、結局彼は聞くだけになってしまう。(都市生活) バリで現地の男性と結婚することになった私の友人が、結婚前にいったん日本に帰っている間に男性は死んでしまう。これは、『花を運ぶ妹』の外伝。(レギャンの花嫁) 沖縄の病院でアルバイトをしていたとき、年上の女性の医師にさそわれ、10日間のセックス生活をする。それは何だったのか。(連夜) 街の有力者の娘と結婚したがうまくいかず、結局殺してしまう。逃げたところで、彼は争いを鎮める「マントラ」を知る。(レシタションのはじまり) ロシア人の女性と結婚し、娘も生まれたが離婚。半年に一回その娘と会う。が、彼女はだんだん日本語がわからなくなってくる。私はその二人と会って、日本人どうしだが、自分たちも同じだと思う。(ヘルシンキ) 無職になった時、おばの遺産が入って、中年の男性が半年パリに住む。パリは彼に何かを与えた。(人生の広場) 父親の暴力が原因で、中学校のときから、家族の前で英語しか話せなくなった彼が、カメラマンの助手としてカナダにやって来る。そこの宿の女主人が、コーヒー豆をこぼした。それを拾いながら、彼は忘れていたある出来事を思い出していた。(20マイル四方で唯一のコーヒー豆) ドイツの汽車の中で、身を守るために、客車の中を苦労して移動した彼は、若いころメキシコで会った少女のことを思い出していた。彼は一本のバラを渡すために同じように客車を移動していたのだ。(きみのためのバラ) どれも現実的で、しかも寓話的。長さもちょうど良い。
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初めての池澤夏樹。いい短編集に出会ったことが無かったから、中々いい。とても上手い。上質な翻訳物を読んでいる無国籍な雰囲気がある。
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人恋しさを刺激する短編集。娯楽性は低い。 静かに風景を思い浮かべたり、人物に共感を覚えたり、いつもより高尚な読書をした気分。 表題作「きみのためのバラ 」と「都市生活」がいいなと思いました。
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世界の片隅でひっそりと起こる出会いと別れを描いた八つの物語。どの話も日常に起こりうるようなささやかさと切なさときらめきを持っていて、とても好きでした。いろんな国を訪れたい好奇心が湧き、苦手な英語を勉強しはじめました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集。 帰国するための飛行機に乗り遅れ、入ったレストランにいた女との短い出会いと別れ。 妻を殺してしまい、義父の復讐から逃げた先で出会った、逃げる人と呼ばれる人々。 彼らのまじないのような言葉を口にすると、欲がおさえられ、争いごとがなくなった。 なんか、あんまり、び、みょう、だった(死 どういう人なのかいまいちわからないからかもしれないけど。 表紙はいいよね。でも、味、を見つけられなかった)^o^(
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