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三人目の幽霊 の商品レビュー

3.2

31件のお客様レビュー

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2016/09/27

内容(「BOOK」データベースより) 衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。風采は上がらず食べ物に執着しない牧だが、長年の経験で培った観察眼に物を言わせ、しばしば名探偵の横顔を見せるのだ。寄席の騒動や緑の友人が発したS...

内容(「BOOK」データベースより) 衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。風采は上がらず食べ物に執着しない牧だが、長年の経験で培った観察眼に物を言わせ、しばしば名探偵の横顔を見せるのだ。寄席の騒動や緑の友人が発したSOS、山荘の奇天烈も劇的な幕切れはご覧の通り。意表を衝く展開を経て鮮やかに収斂する、妙趣あふれるデビュー連作集。

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2016/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。旅用に文庫本と借りるため、久々に読んでみた。前は2012年にハードカバーで読んでた。これがデビュー作だそうだ。5編の連作短編集。「季刊落語」の間宮緑が語り手、編集長の牧大路が探偵役。ちょっと牧ができ過ぎというか、わかりすぎなんだよな。私の観察力がないだけなんだろうか。落語がらみの話は面白い。寄席に行って、生の落語を聞いたらまた違うんだろうな。シリーズ続編の七度狐、やさしい死神も読み返したくなった。特に七度狐は面白かったような。ちょっと最近読みたい本が続いてるな。いいことだ。

Posted byブクログ

2016/02/13

短編連作。 主人公は女性記者で、季刊誌の噺家雑誌の編集者。 それと、その上司の編集長が、噺家たちのトラブルに巻き込まれて事件を解決して……という話。 死人は出ない。

Posted byブクログ

2013/11/04

落語がからんだミステリーといえば、北村薫「円紫シリーズ」が思い浮かぶが、こちらは落語の中身がストーリーと絡んで「タイガー&ドラゴン」の趣き。 「福家警部補」の倒叙型とは異なり、牧と緑と一緒に犯人を追う。そして意外な犯人と犯行にたどり着く。 面白かった。この作家の他の作品も読んでみ...

落語がからんだミステリーといえば、北村薫「円紫シリーズ」が思い浮かぶが、こちらは落語の中身がストーリーと絡んで「タイガー&ドラゴン」の趣き。 「福家警部補」の倒叙型とは異なり、牧と緑と一緒に犯人を追う。そして意外な犯人と犯行にたどり着く。 面白かった。この作家の他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2012/12/17

落語のカテゴリーでも良いくらい、落語がベースの短編集。落語の季刊誌の編集長が名探偵で、編集部に配属された女性新入社員がワトソン役。 二作目の『不機嫌なソムリエ』、推理物にワインが絡むとどうしても『刑事コロンボ』を思い出してしまうところに、落語の『厩火事』を絡め、恋愛成就らしい粉砂...

落語のカテゴリーでも良いくらい、落語がベースの短編集。落語の季刊誌の編集長が名探偵で、編集部に配属された女性新入社員がワトソン役。 二作目の『不機嫌なソムリエ』、推理物にワインが絡むとどうしても『刑事コロンボ』を思い出してしまうところに、落語の『厩火事』を絡め、恋愛成就らしい粉砂糖をほんのりちりばめ、味はともかく、ちょっと見栄えのするお菓子に仕上げた印象。 特に突出したのもないけど、全体的に食べやすいものでまとめた詰め合わせのような感じ。

Posted byブクログ

2012/11/03

事件の舞台が寄席であったり、師弟関係にまつわる複雑な感情が謎を解くカギになっていたり、はたまた有名な噺そのものが伏線に使われていたりと落語好きにはそれなりに楽しめるフィクションだと思う反面、たとえフィクションにしたってやや寒いかな〜という部分が少なからずありました。ハクション。

Posted byブクログ

2012/02/06

落語専門誌の編集者が、落語界で起きた様々な事件を解決する話。 状況が分かりにくい部分も多いが、全体的には読みやすく、話もまあまあよくまとまっているかな。

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2011/05/24

江戸落語には馴染みが薄いので、感情移入出来なかった。 推理も無駄にややこしい。 続編は読む気にはならないな。

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2011/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 あくまでもフェアに犯人を問う表題作の他、サスペンス色横溢する逃亡劇、日常の謎の種明かしが思わぬ方向へ進む人情話、落語のオマージュといいながら、謎解きを十分楽しめるミステリー短編集になっている。ただ短いからこそというお話も多かった。落語で言うと強情灸かこんにゃく問答か。長い怪談話になった時、どうなるのか。シリーズ物だけに次の本が楽しみ。

Posted byブクログ

2011/01/29

こんな洞察力があって、並外れた推理力を持ち、 落語家さんの人望も厚い上司。 この人に追いつけるんだろうか?と悩んでるけど、 こんな人にはなかなかなれないよ、 なんて違った感想を持ってしまいました。 落語が絡んだミステリー連作、 とはいえ雰囲気がまた違った連作で面白く読みました。 ...

こんな洞察力があって、並外れた推理力を持ち、 落語家さんの人望も厚い上司。 この人に追いつけるんだろうか?と悩んでるけど、 こんな人にはなかなかなれないよ、 なんて違った感想を持ってしまいました。 落語が絡んだミステリー連作、 とはいえ雰囲気がまた違った連作で面白く読みました。 まあ、落語好きなんで、きな臭い事柄や事件は、 あんまりあって欲しく無いなあ、って感想も持っちゃいました。 ただ、最後の解説噺は、 了承済みだから載ってはいるんだろうけど、 本人ではない人があれを書くのはありなのか? と不思議に思いました。

Posted byブクログ