憑神 の商品レビュー
映画と併せてぜひ。
時は幕末。主人公は資質はあるが運のない侍。ひょんなことから3人(?)の神様(それも、ロクでもない神様たち)に憑かれることになり……。主人公と神様たちのやりとりの軽妙さ、そしてオチ。上手いなぁ、と唸らせる。
abtm
中盤までは面白かった 貧乏神や疫病神、死神 みんな魅力的でなぜだか憎めない でも、物語の終わりかたが呆気なすぎて、「なんじゃこりゃ?」って不完全燃焼 読み終わってもなんだかモヤモヤです 誰かにあのラストよさを解説してもらいたい…
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そんなに面白くなかったなぁ。 武士の、侍の心意気は伝わってきたけど、もっと違う終わり方があってもいいんじゃないのかなぁと。 神様にそんなに魅力を感じなかったのも気持ちが乗らなかった原因の一つかな。
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貧乏神や厄病神、最後は死神にまで憑かれて、その死神にまで同情されても信念を貫く。彦四郎こそ本当のもののふなのだろう
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
貧乏神・疫病神のあたりまでは、個人的な恨みとか怒りとかで動いていた彦四郎だけど、最後の死神に憑かれてから、まさかあんな壮大な話になるとは…。 武士の誇りが失われていった世の中で、己の信じた武士道を貫き、死神を受け入れて生ききろうとする姿は格好良かった。
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浅田次郎作品、お父さんが大好きなんだけど理由がわかる。時代ものなんだけど小難しくなくて、ドラマチックで、男のロマン的なものがくすぐられるんだろうなと思う。出てくるキャラクターも魅力的だし、感動するところもクスッと笑っちゃうところもあって、充実した読書体験だったなと思える要素が盛り...
浅田次郎作品、お父さんが大好きなんだけど理由がわかる。時代ものなんだけど小難しくなくて、ドラマチックで、男のロマン的なものがくすぐられるんだろうなと思う。出てくるキャラクターも魅力的だし、感動するところもクスッと笑っちゃうところもあって、充実した読書体験だったなと思える要素が盛りだくさん。
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時代にあわせた独特の会話に始めは戸惑ったものの、段々と慣れ、物語に引き込まれていった。 主人公:彦四郎は、運に見放された男であった。神頼みをきっかけに貧乏神・疫病神・死神に取りつかれてしまう。 「神頼みがさらなる不運を招く」驚く程波乱な展開。貧乏神・疫病神・死神の独特な...
時代にあわせた独特の会話に始めは戸惑ったものの、段々と慣れ、物語に引き込まれていった。 主人公:彦四郎は、運に見放された男であった。神頼みをきっかけに貧乏神・疫病神・死神に取りつかれてしまう。 「神頼みがさらなる不運を招く」驚く程波乱な展開。貧乏神・疫病神・死神の独特なキャラクター。面白くてあっという間に読破できた。 災難に遭い続けながら、「何が一番大切なのか」を問いかけながら身の振り方を決めていく彦四郎。その真っすぐな姿勢が好きになった。 死神に時間が欲しいと頼み込む場面が、一番心に残った。「人間は限りある命ゆえに輝かしい。自分にも輝きが欲しい。命に限りのない神に自分の思いをわかってほしい」というメッセージが素敵だと思った。「努力し続けても不遇な人生を、人は認めてくれなくとも、天は見ていた」そう確認でき、最終的な彼の決断には感極まった。 コメディータッチでありながら人の気持ちを細部まで書き上げている作品だと思った。笑いと感動、両方の要素が楽しめた。また、幕末という時代が学べ、時代小説に興味がわいてきた。
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幕末の御徒士を描いた作品。時代劇への興味皆無でも面白く読めた。 意地と痩せ我慢が美しい。 やっぱり、漢はこうじゃなくっちゃね。
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同じ作者でこうも筆遣いが違うものか・・・。 朝田さんには「壬生義士伝」で散々泣かされたけど、今度は愉快な人情話だと途中まで笑みをこぼしながら読み進んでた。 でもやっぱり最後は泣かされちゃった。 彦四郎、天晴れである
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「浅田次郎」の長篇時代小説『憑神』を読みました。 『終わらざる夏』、『残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉』、『王妃の館』、『一路』に続き、「浅田次郎」作品です。 -----story------------- 抱腹絶倒にして感涙必至。 貧乏侍vs.貧乏神!? 幕末時代小説の...
「浅田次郎」の長篇時代小説『憑神』を読みました。 『終わらざる夏』、『残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉』、『王妃の館』、『一路』に続き、「浅田次郎」作品です。 -----story------------- 抱腹絶倒にして感涙必至。 貧乏侍vs.貧乏神!? 幕末時代小説の最高傑作。 時は幕末、処は江戸。 貧乏御家人の「別所彦四郎」は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。 ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。 だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。 傑作時代長篇。 ----------------------- 「新潮社」の月刊小説誌『小説新潮』の2004年(平成16年)9月号から2005年(平成17年)5月号に連載された時代小説… 観たことはないのですが、2007年(平成19年)に「降旗康男監督」により映画化されているようです。 時は幕末… 将軍の影武者を代々務めてきた由緒ある家柄(御徒歩)の次男である「別所彦四郎」は、幼い頃より文武に優れ、秀才の誉れ高く、貧乏旗本の次男の身ながら、その才を見込まれて大身の入婿となったが、婿養子先から離縁され、愛する妻子とは離れ離れとなり、冷たくされつつも兄夫婦と実母の暮らす実家に居候の身となった、、、 「彦四郎」は、半ば失業状態となり、暇を持て余す日々を送っていた… ある日、ひょんな事から見つけた「三巡神社(みめぐりじんじゃ)」というお稲荷様に酔った勢いで祈ったところ、「彦四郎」は「貧乏神」・「疫病神」・「死神」といった災いの神様を呼び寄せてしまうことになる。 次々と不幸の神様たちに取り憑かれてしまった「彦四郎」の運命やいかに!? 窮地に追い込まれた男の選んだ、真実の生きる道とは、、、 「貧乏神」と「疫病神」については、婿養子先だった義父や実兄に宿替えして、何とか不幸から逃れるものの、憑いた人物を死に至らしめる「死神」については、宿替えすることを躊躇する… そして、「彦四郎」は死を意識することで、限りある命が虚しいのではなく、限りある命ゆえに輝かしいのだ ということに気付く。 ユーモア仕立ての物語ですが… 重たいテーマを扱った作品でしたね、、、 幕末の動乱の時代は、価値観が大きく変わり、揺らいでいた時代だと思います… そんな世の中で、武士の本文を通して愚直に生きようとする「彦四郎」に感情移入できたし、自分の信念を持って生きることの大切さ、尊さを感じることのできた作品でしたね。 現代にも通じるテーマですねぇ… 「彦四郎」の義を重んじて、他人に惑わされず、自分の道、決めた道を貫き通そうとする姿は輝いていたし、とても共感できました、、、 このあたりの男の美学的な部分の描き方は、「浅田次郎」の得意とするところですね… 時代小説も面白いなぁ。
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