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日本人の死に時 の商品レビュー

4.1

31件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2023/11/20

高齢の母がコロナに罹って入院し、医師から万が一の時に延命治療を望むかと聞かれた。3年前に脳梗塞を患い、左手足が不自由ではあるが、週3回のリハビリには通っているし、ヘルパーさんの助けを借りながらも1人暮らしができていた。「私は100歳まで生きる」と日頃から話す母だったので、母と万が...

高齢の母がコロナに罹って入院し、医師から万が一の時に延命治療を望むかと聞かれた。3年前に脳梗塞を患い、左手足が不自由ではあるが、週3回のリハビリには通っているし、ヘルパーさんの助けを借りながらも1人暮らしができていた。「私は100歳まで生きる」と日頃から話す母だったので、母と万が一のことなど話したこともない。とはいえ、いずれ確実にその日は訪れる。 老い、その先の死についてさまざまな事例を示してくれた。死に時を自分で決めて、悔いのないように生きるという考え方は参考にしたい。

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2023/05/05

この手の本は初めて手に取る。知識ゼロ状態で読むには、ちょうどいい本だった。 ・死生観は、これまでは先に持つことで今を一生懸命生きれるという使い方だったが、本当の言葉そのままに「どのように死ぬか」という視点でも押さえておくべきだなと思った。いわゆる終活。 ・なるべく長く生きたいと...

この手の本は初めて手に取る。知識ゼロ状態で読むには、ちょうどいい本だった。 ・死生観は、これまでは先に持つことで今を一生懸命生きれるという使い方だったが、本当の言葉そのままに「どのように死ぬか」という視点でも押さえておくべきだなと思った。いわゆる終活。 ・なるべく長く生きたいと思っていたが、健康寿命を長くしたい、ということなんだな、と自己理解が高まった。ある意味甘かったなあ。 --- ・長寿は反対、天寿なら良い。健康寿命までを人生と捉えてそれまでにやりたいことはやっておけ、それ以降は抗わず死んでいけ。という論。 ・なぜならただ生き延びるだけの生き方は、本当に悲惨だから。精神的、体力的、社会的に、辛いよ。という見地から。看取りをやってきた医者からの提言。

Posted byブクログ

2019/03/23

同感。最近はなかなか簡単に死ねない。 医者は病気を治療することに一生懸命になりすぎて「死」に対しては考えられてこなかった。 PPKがいかに難しいことか思い知らされる。 本人の意思ではなく周りの自己満足で無駄な引き伸ばしをされるほど辛いものはない。 末期になるまで症状がなく手遅れで...

同感。最近はなかなか簡単に死ねない。 医者は病気を治療することに一生懸命になりすぎて「死」に対しては考えられてこなかった。 PPKがいかに難しいことか思い知らされる。 本人の意思ではなく周りの自己満足で無駄な引き伸ばしをされるほど辛いものはない。 末期になるまで症状がなく手遅れでパッと逝きたい。

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2016/09/08

久しぶりの久坂部羊さんです。2003年「廃用身」でデビューされたお医者さん。衝撃でした!今回は「日本人の死に時」(そんなに長生きしたいですか)2007.1発行です。タイトルは過激ですが、いつもながらの歯に衣着せぬ書き方に誠実さと読者(患者)への思いやりを感じます!いきなり、初体験...

久しぶりの久坂部羊さんです。2003年「廃用身」でデビューされたお医者さん。衝撃でした!今回は「日本人の死に時」(そんなに長生きしたいですか)2007.1発行です。タイトルは過激ですが、いつもながらの歯に衣着せぬ書き方に誠実さと読者(患者)への思いやりを感じます!いきなり、初体験の長生きは苦しいらしい から始まります(^-^)老眼、ハゲ、白髪、しわ、シミ、入れ歯、口が臭い、耳が遠い、腰が曲がる、もの忘れはまだ序の口、排泄機能の低下、筋力の低下(何もできなくなる)、不眠(眠るにも体力がいる)等と。(続)

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2016/07/28

私が読みたい死生観の本ってこういうことじゃないんだよなあ。ある意味当たり前のことだ。 久坂部先生に関しては、大変注目したい。

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2014/11/01

著者の久坂部氏は、作家でありながら在宅医療を専門としています。 在宅医療をやっていると必ずしも長寿がバラ色だけの世界ではないとことを実感するようです。 診察に行った先の老人たちが時に「早く死にたい」「長生きしてつらいばかり」と訴えます。 死ねないことの苦しみです。 よい人生だった...

著者の久坂部氏は、作家でありながら在宅医療を専門としています。 在宅医療をやっていると必ずしも長寿がバラ色だけの世界ではないとことを実感するようです。 診察に行った先の老人たちが時に「早く死にたい」「長生きしてつらいばかり」と訴えます。 死ねないことの苦しみです。 よい人生だったといって感謝して終われるようにしたいものです。 長寿が重要なのではないのです。 重要なのは、どんな人生をおくったかなのでしょう。 http://ameblo.jp/nancli/entry-11944917258.html

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2014/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「アンチエイジング」のサプリメントは業者が言う程効かない。むしろ、効果が無いと思ったほうが良い。たとえば、膝や肘の関節痛に用いられるグルコミサンというサプリメントもほとんど効かない。理由は、口から食べたものが都合良く間接に集まってくれる科学的根拠が証明されていない。アメリカの研究機関で調査が行なわれ「効果なし」の結果が出ている。

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2014/01/05

医者は消極的にでも安楽死に手を染めることができない、というのはどうかなと思う。入院してしまうと自然死できなくなるなんて。

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2013/07/10

私はそんなに生きたくないです。 だから書いてある内容には大賛成で、 その時が来たら無理に延命する必要はないと思っている。 こういう本って基本的に 「生きられる限り何をしても生きる」って思っている人は 手に取らないんじゃないかね。 そもそも、寝たきりになっても管がい...

私はそんなに生きたくないです。 だから書いてある内容には大賛成で、 その時が来たら無理に延命する必要はないと思っている。 こういう本って基本的に 「生きられる限り何をしても生きる」って思っている人は 手に取らないんじゃないかね。 そもそも、寝たきりになっても管がいっぱいつけられても できる限り生きるっていう“問題”を作り出すのは 無理して生きる必要がないと思う人間の意識であって・・・ 難しいね。で片付けちゃいけないけど、 とりあえず、難しいね。ということでまとめます。

Posted byブクログ

2013/06/28

いろいろと考えさせられる著作だった。 延命治療が必ずしも本人のためになっていないどころか、逆に本人を苦しめることになっているとは。 身内の死はもちろん、自分の死に時を真剣に考えなきゃいけないと思った。

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