密室に向かって撃て! の商品レビュー
さくらとスルメオーが可愛かった。 烏賊川市シリーズの中では一番面白かったかも。トリックもストーリーも。
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それぞれのキャラが立って、とても楽しい。 砂川・志木の刑事コンビが可笑しい。 ニューキャラ・十乗寺十三とさくらもいい感じだ。 今回の種証しは、結構好みだった。
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烏賊川シリーズ第2弾。一旦嵌ると次々に読みたくなるのは本当に不思議ですね。 烏賊川市でまたもや一波乱。 市警の失態で行方知れずとなったひとつの拳銃が、ホームレスの射殺事件と名門一家の屋敷における謎の殺人事件を引き起こしてしまう。 情けない理由から金銭的に困窮していた我らが名探偵...
烏賊川シリーズ第2弾。一旦嵌ると次々に読みたくなるのは本当に不思議ですね。 烏賊川市でまたもや一波乱。 市警の失態で行方知れずとなったひとつの拳銃が、ホームレスの射殺事件と名門一家の屋敷における謎の殺人事件を引き起こしてしまう。 情けない理由から金銭的に困窮していた我らが名探偵鵜飼は、前作の名脇役二宮朱美に背中を押されて、弟子である(?)戸村と共に事件の真相究明に乗り出すことになった。 相変わらずのコミカルな展開と、負けず劣らず洗練された伏線がわくわくを誘う「お笑い本格ミステリー」。 まさかの二宮さんレギュラー投入で、いい意味で話に主観的なツッコミが入り、引き締まったような気がします。 前作よりも鵜飼探偵の活躍が顕著になることで、なんとなくシリーズの流れが確立されてきました。 あくまで日常的な弛緩した雰囲気の中でミステリーの伏線はきちんと張られており、読み応えがあるのが素晴らしいです。 解説にもありましたが、一冊・二冊…と読めば読むほど魅力を感じる作品だと思います。
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20151122 20121127 中山章二。馬ノ背海岸。松金正蔵、金蔵。十乗寺さくら、サクラスルメオー、十乗寺十三。佐野、友子さん。鳥ノ岬、離れ、飛魚亭。十乗寺十一、道子。鵜飼探偵事務所のビルのオーナー、朱美。さくらの花嫁候補の調査。神崎隆二、市会議員神崎隆太郎の次男。升村光...
20151122 20121127 中山章二。馬ノ背海岸。松金正蔵、金蔵。十乗寺さくら、サクラスルメオー、十乗寺十三。佐野、友子さん。鳥ノ岬、離れ、飛魚亭。十乗寺十一、道子。鵜飼探偵事務所のビルのオーナー、朱美。さくらの花嫁候補の調査。神崎隆二、市会議員神崎隆太郎の次男。升村光二郎、居酒屋チェーンの次男。田野上秀樹、経済学部教授田野上秀彦の三男。鵜飼撃たれる、佐野撃たれる、神崎死亡、升村飛魚亭で寝ていた。衆人監視の密室。佐野、左腕弱い。神崎の左胸と自分の左腕重ね撃ち。肉と金蔵で実験。十年前、神崎が佐野を刺す
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面白いな! トリックが良い! キャラクターも良い! 「お笑い本格ミステリー」とは上手く言ったものだ。 確かにこれは癖になる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
烏賊川市シリーズ二作目。 おなじみの刑事コンビ。砂川警部と志木刑事の二人がとある事件の容疑者を追い詰めるところから物語りは始まります。 犯人を追い詰めて逃げ場はないという状況になると、拳銃作成で警察に捕まると勘違い(実はたわいもない暴力事件だったのです)した犯人は拳銃を取り出し、志木刑事を撃ち、自らは4階より飛び降りてしまいます。 慌ててかけつけた二人のもとには、悲しい姿になった犯人だけ。 拳銃の影も形もみあたりません。一体、拳銃はどこに?? その事件より、二週間後。銃で撃たれたある遺体が発見されます。海岸付近にいたために、顔はトンビに食べられ誰かも分からない状態。しかし、服装からホームレスではないかと検討がつけられ、前作で登場した金蔵氏という結論にいたります。 そして、このとき探偵と流平は仲違いし、流平は探偵に置き去りにされます。そこでやけくそになって叫んでいた所へ十乗寺家の面々と知り合います。ここから、新たな事件との出会いが始まります。 孫娘さくらの三人の婚約者の素行調査を鵜飼探偵に依頼した、十乗寺十三氏。鵜飼探偵が報告書を持っていった矢先に起こった発砲事件。一体、犯人は誰なのか…? ふんだんに笑いを取り入れながら、その中でもヒントとなる行動はしっかりと入れられてます。 何度も同じフレーズの小ネタもあり、もう一度読みたいと思わせるクセの有るキャラクターたち。 何気に冴えわたる鵜飼探偵の推理。物語の根幹を現しているのは、前作に続き再登場の二宮朱美の「天才なのか人災なのか、いかしているのかいかがわしいのか分からない」という言葉です。
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東川 篤哉 『密室に向かって撃て!』 (2002年10月・光文社カッパ・ノベルス / 2007年6月・光文社文庫) 烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ...
東川 篤哉 『密室に向かって撃て!』 (2002年10月・光文社カッパ・ノベルス / 2007年6月・光文社文庫) 烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。 花婿候補三人の調査を行っていた《名探偵》鵜飼は、弟子の流平とともに、密室殺人の謎に挑む。 ふんだんのギャグに織り込まれた周到な伏線。「お笑い本格ミステリー」の最高峰! そんなこんなで、烏賊川市シリーズ第2弾。 なんせ本命はあくまで第3弾の『完全犯罪に猫は何匹必要か?』であるから、こんなところで 躓いているわけにはいかない。 ホップステップジャンプといきたいものだ。 が、「ユーモアミステリ」の「ユーモア」の部分にいささか力が入りすぎの印象が強かった。 確かに東川さん独特の脱力系の笑いのセンスは健在で、もはや完成の域に入っているのではないか。 問題は「ミステリ」の部分である。 前作は真相のトホホ度は高かったけれど、その論理的整合性は読んでいて気持ち良さを感じた。 で、今回はどうかと言うと、あまり見るべきところがなかった、というのが正直な感想である。 そもそも、肉が処分されずにあの場所に捨てられているのが不思議だったし、トリックにしても、成功したのが不思議なくらいのお粗末な・・・。 鵜飼による謎の解明に警察が納得しているのも、もひとつ現実的でなかった。 このあたりの話は、この空気の中だから許されるという類のものなのだろうか。 たった3行で自白、物証、言質その他を終わらせるあたりが、東川さんらしいと言えばそれまでだけれど。 とまぁここまで書いておいて言うのも何だが、やはり東川さんは好みである(笑)。 前作よりも★の数がアップしているのも、そのユーモア部分の成長ぶりに満点の評価をしたから。 脱力させつつ本格の味つけをするのは非常に難しいと思われるのに、目指すところはしっかりそこに向かっている、というのがまた良いではないか。 実はもうすっかりファンになっているのだが、今後をあたたかく見守りたい作家である。 80点(100点満点)。
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「交換殺人には向かない夜」の主要登場人物の初出がこの本なのに、これをまだ読んでいなかったことに気づいてあわてて読みました。 トリック自体は「交換殺人」ほど派手ではありませんが、謎解きへの持って行き方がうまく、意外性は十分でした。ギャグはかなりおもしろいと思います。
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親しみやすいキャラが常連として出てくるので、楽しい。 殺人ミステリーだけど、病的な要素が一切ないので軽く気持ちよく読めます。 なぞなぞを解くみたいなミステリーです。
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『密室の鍵貸します』に続く、烏賊川市シリーズ。 前作より動機もトリックも分かりやすかった。 でも台詞ばっかりだから小説というより脚本って感じがします。 入り込んでしまえばスルスル読めるけど、常にハイテンションなところがちょっと疲れる。
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