ウェブ人間論 の商品レビュー
かつて村上龍、坂本龍一が吉本隆明、河合雅雄、浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦、山口昌男と対談した「EV.Caf´e(イーヴィー・カフェ)―超進化論」という本が20年ほど前にあった。この本を知ったときに最初思い出したのがec cafeを読んだときのぶっとんだ感覚が思い出せる本かなーってい...
かつて村上龍、坂本龍一が吉本隆明、河合雅雄、浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦、山口昌男と対談した「EV.Caf´e(イーヴィー・カフェ)―超進化論」という本が20年ほど前にあった。この本を知ったときに最初思い出したのがec cafeを読んだときのぶっとんだ感覚が思い出せる本かなーっていう点。 内容はそこまで飛ぶかんじではなくわりとたんたんと柔らかい感じの本でした。これがバブル全盛の時代と21世紀の違いなんだなあ。本文中でも、平野さんが80年代的知のあり方と21世紀的知のあり方について論考してたけど、ev cafとこの本の違いが端的にあらわしてる。
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2006/12/20 正直、読む価値はなかった。 自分にとってはまったく役にたたない。 自分の知らない情報提供がまったくない。 人間の性質や、どのようにインターネットと関わっていくべきかみたいなことを論じているが、哲学的で実践的ではない。 「ウェブ進化論」は自分のなかで2006年...
2006/12/20 正直、読む価値はなかった。 自分にとってはまったく役にたたない。 自分の知らない情報提供がまったくない。 人間の性質や、どのようにインターネットと関わっていくべきかみたいなことを論じているが、哲学的で実践的ではない。 「ウェブ進化論」は自分のなかで2006年No1の本であったが、その分これは期待はずれ。
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「WEB進化論」の梅田さんと75年生まれの作家・平野さんの対談集。ネット世界にどっぷりつかり、自在に泳ぎまくる梅田さんと、そういう世界になんだかんだで懐疑的で否定的な意見を出してくる平野さんが、超平行線上でガチンコ勝負。初めのうちはどちらかと言えば平野さんよりだったけど、後半は梅...
「WEB進化論」の梅田さんと75年生まれの作家・平野さんの対談集。ネット世界にどっぷりつかり、自在に泳ぎまくる梅田さんと、そういう世界になんだかんだで懐疑的で否定的な意見を出してくる平野さんが、超平行線上でガチンコ勝負。初めのうちはどちらかと言えば平野さんよりだったけど、後半は梅田さんの意見の方が納得できたかなあ・・・。まあ、どっちも少々極端なんですが(^^;ま、この本の趣旨は『どっちに賛同』というよりは、『じゃあ自分はどう思う?』ってのを考えさせることみたいですが。読んでる間中、「自分の頭を使って考えろ」と繰り返し言われていた気がします。印象的だったのは、平野さんは紙の本がなくなることに危惧してるのに、梅田さんは「なくならない」とほぼ断言しているところ。本の価値は文章そのものではない、という意見にはちょっとびっくり。他にも「地方ほどネット革命の恩恵をうけている」「情報は量をあびると質に転化する」などなるほどなと思う言葉も沢山ありました。納得できる部分もあるし、反論したい部分もあるし、確かにそうだけど心情的に納得したくない部分もあったり。超楽観論とあがき系懐疑の狭間で自分の立ち位置を考えてみる。ネットはリアルを越えるのかな。とゆうかネットとリアルを分ける事自体が前近代的になっていっちゃうのかな。
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