非営利組織の経営 の商品レビュー
最近、NPOという存在にちょっと興味がある。 正規の仕事だけで忙しいのに、なんでそれ以上に働くのか? 社会的な使命感もあるけど、仕事を通じた自己実現というところがあるのかな、と思う。 そこには、「仕事とは何か」「私はなんのために働くか」みたいな問いへの純粋な答えがあるの...
最近、NPOという存在にちょっと興味がある。 正規の仕事だけで忙しいのに、なんでそれ以上に働くのか? 社会的な使命感もあるけど、仕事を通じた自己実現というところがあるのかな、と思う。 そこには、「仕事とは何か」「私はなんのために働くか」みたいな問いへの純粋な答えがあるのではないか、と想像している。 また、無給で働くということは、究極的なミッションにもとづくモティベーションによるマネジメントであるので、普通の会社のマネジメントにも使えるものはあるのではないか、と考えた。 で、読んでどうだったかというと、ドラッカーの他の普通の企業におけるマネジメントと違う所はほとんどない。というか、全く同じだ。 という意味で、あまり新鮮なものはなかったな。 でも、ドラッカーの描く人間って、本当にストイックだよな。感心するけど、そうなふうで、充実した人生だろうけど、楽しいんだろうか、とふと思った。 特に、NPOで働くというのは、自己実現のためであるのなら、そんなにミッションだとか、成果だとか、言われてもなー、と思うのだが。。。。 それでも、ドラッカーが、これからの社会におけるNPOの役割を非常に重視している(ある意味、企業よりも)ことには、共感した。
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「何によって憶えられたいか」という問いかけ P-219 ドラッガーが、13歳の時に宗教の先生から「何によって憶えられたいか」と問いかけられた言葉を、一生を通じて自ら問いかけ続けることになる、とある。 1人1人がそれぞれに与えられた個性があり、それを見極めて磨いていくことが、人が生...
「何によって憶えられたいか」という問いかけ P-219 ドラッガーが、13歳の時に宗教の先生から「何によって憶えられたいか」と問いかけられた言葉を、一生を通じて自ら問いかけ続けることになる、とある。 1人1人がそれぞれに与えられた個性があり、それを見極めて磨いていくことが、人が生きる目的なのでは、と考えた時に、私もまたドラッガーのように、日々、問いかけ続けることが、自らを成長させるためのキーワードになると思われる。
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常にチームのこと組織のことをリーダーは考えるべき そして人の話を聞き、言い訳をせずに、自分よりも仕事を優先させる
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非営利組織だからニッチなマーケットに狙いを定められる。でも営利団体同様、マーケティングとかニーズ調査は誤ってはいかん。 寄付集めについてはあまりにアメリカ的で今の日本社会においては参考にならなかったけど、説得力のあるさすがの名著だった。
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タイトルには「非営利組織」とあるものの、内容については一般的な営利組織においても有用な事が多かったと感じた。 そもそも営利か非営利かということは、人間が行う組織活動の目的ではなく、あくまでも要素の一つに過ぎないということなのだろう。 いわゆる地域団体やNPO、自治体組織等をイメー...
タイトルには「非営利組織」とあるものの、内容については一般的な営利組織においても有用な事が多かったと感じた。 そもそも営利か非営利かということは、人間が行う組織活動の目的ではなく、あくまでも要素の一つに過ぎないということなのだろう。 いわゆる地域団体やNPO、自治体組織等をイメージして読み進めたが、規模の大小は問わず複数の人間が集まって形成される組織というものについて、改めて考えるきっかけとなった。 また個人的ではあるが、私の勤務するインフラ業界は事業形態としてバリューチェーンが長大になるため、その企業にとっての営利活動が見えにくい内部のセクションが多くある。そのようなセクションには、むしろ非営利組織に近いマネジメントが有効になるのだろうとも感じた。その点でも読み進めた価値があった本だと思う。
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おすすめ資料 第38回日本の古寺はNPO?!(2007.8.17) いわゆるNPOの運営について考えてみようとする人にとって、P.F.ドラッカー『非営利組織の経営』は最初に取り上げるべき基本的著作であり「古典」といっていいでしょう。 「最古の非営利組織(NPO)は日本にある...
おすすめ資料 第38回日本の古寺はNPO?!(2007.8.17) いわゆるNPOの運営について考えてみようとする人にとって、P.F.ドラッカー『非営利組織の経営』は最初に取り上げるべき基本的著作であり「古典」といっていいでしょう。 「最古の非営利組織(NPO)は日本にある。日本の寺は自治的だった。もちろん非営利だった。・・・」(2007年版の「日本版へのまえがき」)という刺激的な書き出しで始まるこの著作は、著者の斬新な切り口と、広く深い経営学的蓄積が随所に見られることでNPO経営の入門書を超えた内容をもっています。 この書物は1991年に翻訳出版されていますが(『非営利組織の経営 : 原理と実践』上田惇生, 田代正美訳ダイヤモンド社, 1991)、今回「名著集」の1冊として出版するに当たって新しく採用された訳語も多く、訳者が「あとがき」で書いているように旧版とはまったく違う読後感に驚かれるかもしれません。 旧版、新版とオリジナルエディション(Managing the non-profit organization : practices and principles c1990)を比較して読んでみると「翻訳」の持つ意味の大きさを考える材料にもなりそうです。
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再読です。 何度読んでも、学ぶことがあります。 病院の事例も豊富です。 ミッションの大切さを、あらためて感じました。
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☆「マネジメント」の発明者から教会運営を学ぶ ☆ドラッカーは「現代経営学」や「マネジメント」の発明者として余りに有名です。企業経営者に大きな影響を与え、日本では「もしドラ」でも知られています。そのドラッカーが「非営利組織」の経営を論じた本書は、「非営利組織」である「キリスト教会」...
☆「マネジメント」の発明者から教会運営を学ぶ ☆ドラッカーは「現代経営学」や「マネジメント」の発明者として余りに有名です。企業経営者に大きな影響を与え、日本では「もしドラ」でも知られています。そのドラッカーが「非営利組織」の経営を論じた本書は、「非営利組織」である「キリスト教会」の運営のための必読書の一つと思います。広瀬先生のご推薦本 ------------------------------------------ ドラッカーは「非営利組織は,人を変えたときに役割を果たす」(まえがき)と言う。教会の組織を『非営利組織』に即して捉えると,自らの賜物(強み)を生かしながらかかわるポイントを整理し,絞ることができた。それをもとに行動すると自分の心と教会での交わりが大変充実したものに変化した。教会に対する新たな視点を与えられる一冊(中村結氏) 『牧会相談の実際』あめんどう、2014、第四章心悩む人の理解と支援のためのブックガイドP182-183から引用抜粋 -------------------------------
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非営利組織の経営ノウハウや、組織内でどう振る舞うべきか・どう自らを成長させるべきか等をまとめた本。 非営利組織をNPOと狭く定義せず、ゼミやサークルといった組織に当てはめて読んでみると、より身近な話として捉えられた。 「組織の目的・目標は何か」 「何によって憶えられたいか」 と自...
非営利組織の経営ノウハウや、組織内でどう振る舞うべきか・どう自らを成長させるべきか等をまとめた本。 非営利組織をNPOと狭く定義せず、ゼミやサークルといった組織に当てはめて読んでみると、より身近な話として捉えられた。 「組織の目的・目標は何か」 「何によって憶えられたいか」 と自問し続ける事が良い成果を生むと汲み取れた。又、サブゼミ活動の資料として役立ちそうな内容が多く、特に「資金拠出者に活動参画を求める」という考え方は参考になった。 だが自己開発に関しては『経営者の条件』がより具体的だったので読み返したい。
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「非営利組織とは一人ひとりの人と社会を変える存在である。」組織とそこに働くものの成長を図ってこそ、組織の存在意義がある。
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