ようちゃんの夜 の商品レビュー

前川梓【著】

2012/04/06

学生時代に読んでたら、きっと共感しなかったと思う。
ようちゃんみたいな人がいなかったから。
今ならアサコの気持ちがちょっと解る。

気になる人。
あの人みたいになりたいのか、あの人になりたいのか。
願望と現実。

その境界線の不透明さが危うい感じです。グレーゾーンっての？
でもこの本はお天気雨ゾーン（？）みたいな感じ。
雨と晴れが混ざった場所に立つ彼女達のお話しです。

今後の作品に期待。

2012/03/27

もう少し文に濃密さがほしいなあと。
最後の終わり方は好き。

解説？にもあったけど映像化したらより素敵な気がします。

2012/02/05

地に足がつかなくて
ふわふわ浮いている感覚

不思議な空気に読んでいる間、
包まれてた気分だった。

2011/09/26

こわくって儚い
こんな友達は、居るはず
自分自身も、きっと、ようちゃんであり、アサコであると思う

2011/07/12

こういうのが受賞しちゃだめでしょう。
女の子のひとりごとぢゃないか。

安っぽいおもちゃの指輪やがらくたを集めてきらきらしてるなんてよろこぶ人たちがいるんだよね、必ず。

でもからっぽ。

私は、ちゃちなイミテーションは、愛せない。

2011/04/07

よしもとばななのようなタイトルと装丁に惹かれ読んでみるも、それとは似ても似つかぬ作品。ようちゃんが変すぎる。ところどころの描写はよいのだけれど。

2011/01/31

中勘助の文体を抽象的にしたような小説。全体的にふわふわしていて私にはあまり合わない。ようちゃんのような子は小学生の頃よくいた。

2011/01/14

ちょっと変わった女の子と、それに惹かれて密かに彼女の真似をする女の子の物語。

最後まで馴染めない文章でした。ふわふわした比喩が多すぎて読むの疲れた…。あと、高校生じゃなくて小学生、って言われた方がまだ説得力があったかも。高校生にしては何か幼いよね…？
ラストのダークな締めが、ちょっと切ない

私も小学生の頃は、この世界はきっと本の中の世界で、きっと空の上に神（読者）がいるんだぜ！神が本を閉じたら、他の神が開いてくれるまでこの世界は停止するんだぜ！て思ってたなあ。てなことを思い出しました＾＾青いわ

2010/06/12

装丁が気に入って
本屋さんで手にした本
装画はヨシエ

自分にはない感覚がどんどんでてきて
よむのが大変だったけど
それが作者の魅力だなぁとおもうところ
こんな表現のしかたほかにだれができるんだろう？
とおもった

ようちゃんの世界を
うらやましくおもうアサコに
すごく共感した

憧れとか嫉妬とか
それによる悲しみとか不安とか
共感してしまった

誰かをみて
自分を不自由におもったり
つまらなくおもったりすることってあるけど
そんな自分でも
ほかのだれにもないものが
あるかもしれない
だれかのあこがれかもしれないよ

最後の終わり方が悲しくなくて
ほんとによかった

2010/03/28

ああ、ハラハラドキドキ！
ってわけじゃない。
けど読んじゃう、なんか読んじゃう。
文字ひとつひとつが美しくて
可愛くて優しい本です(*'`*)
なんか惹かれるフシギ。

誰もが思う心の黒いとこ、白いとこ
その美しさを
ようちゃんは教えてくれます