ハイ・コンセプト の商品レビュー
上に行くためには、以下を避ける。 よその国、特に途上国にできること コンピュータやロボットにできること 反復性のあること 今の仕事をこのまま続けていいか、のチェックポイント ・他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか ・コンピュータなら、これをもっとうまく、やれるだろうか ・...
上に行くためには、以下を避ける。 よその国、特に途上国にできること コンピュータやロボットにできること 反復性のあること 今の仕事をこのまま続けていいか、のチェックポイント ・他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか ・コンピュータなら、これをもっとうまく、やれるだろうか ・自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか この先生きのこるために、ハイコンセプト、ハイタッチを身につけなさいってことで、それを身につけるための6つのセンスの話になって、その具体的な内容と、磨き方のHOWまで語ってくれる。 ただ、このHOWがひたすら英語ソースばっかりなので、やる気を削がれた。。 それから、デザインとか、調和とか、共感とか、あんまり出来そうになく、ひたすらに落ち込んだ。凡人には意識高く生きることは出来ないのだよ、、、 -- ハイコンセプトとは 芸術的・感情的な美を創造する能力 パターンやチャンスを見出す能力 相手を満足させる話ができる能力 見たところ関連性のないアイデアを組み合わせて斬新な新しいものを生み出す能力 ハイタッチとは 他人と共感する能力 人間関係の機微を感じとれる能力 自分自身の中に喜びを見出し、他人にもその手助けをしてやれる能力 ありふれた日常生活の向こうに目的と意義を追求できる能力 ハイコンセプト、ハイタッチな感性を身につけるための六つのセンス デザイン 物語 調和 共感 遊び 生きがい
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10年前に出版された中途半端に古い本。 冒頭、「これからはカンニングOKの社会」という言葉にハッとさせられた。たしかに現代はそうなっているかも!そして、おそらく「カンニングOK」には絶対に変えられないであろう、日本の教育現場に絶望を感じる。少なくとも、10年たってもまだ「カンニン...
10年前に出版された中途半端に古い本。 冒頭、「これからはカンニングOKの社会」という言葉にハッとさせられた。たしかに現代はそうなっているかも!そして、おそらく「カンニングOK」には絶対に変えられないであろう、日本の教育現場に絶望を感じる。少なくとも、10年たってもまだ「カンニングOK」ではない。 内容は「これからはデザインの時代だ」「デザインで他社と差別化する」「デザイナーの価値は高くなる一方」的なデザイナーには耳さわりが良い言葉が事例とともに書かれている。で、2017年のいま、読んでみて「ああ、過ぎてしまった時代のことだな。」という印象。 おそらくこの本が出版された時に触発されて、ここに書かれているような「問題解決型のデザイナー」になった人たちは、格差社会の上の方でバリバリ仕事をしてきたのだろう。本当の「問題を解決するためのデザイン」じゃなくて、見た目とか小手先の「デザインという名前の過剰装飾や小変更」を繰り返してきた「デザイナー」も大勢いたであろう。こういった人達が作った「デザイン」の時代は終わりを迎えている。時代は変わって、人生に必要な「もの」はそれほど多くない。「もの」より体験。といわれる現代。「デザイン」で差別化は難しい気がする。これからのデザイナーはどうあるべきか、考えるためにはちょうどよい内容だった。
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読書会に参加するために購入し、読破。書いてある内容はいたってシンプルで当たり前のことだから、非常に内容が入ってきやすい。 でもこれを2005年に出版してるということ自体が凄いことなんだろーなー。
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大きな時代の流れの中で、今起こっている変化はどういったものなのか? 大きな変化?小さな変化?チャンス?リスク? 世の中の何かが変わっていこうとしていて、自分が次第に取り残されていきつつあるという気はしている。 自分自身の目の前のこと、自分のこと、趣味のこと、仕事のこと、日々のこ...
大きな時代の流れの中で、今起こっている変化はどういったものなのか? 大きな変化?小さな変化?チャンス?リスク? 世の中の何かが変わっていこうとしていて、自分が次第に取り残されていきつつあるという気はしている。 自分自身の目の前のこと、自分のこと、趣味のこと、仕事のこと、日々のこと、家族のこと、友人のこと、それだけでも十分に楽しめる日々を送っているからだろう。ゆえに危機感は薄い。そして60歳になった時、時代遅れの人なりに、最期まで乗り切れるんじゃないかという気がしている。 日本。島国であり、独自の文化、言語を持つ。日本人であることが、日本でビジネスができる一番の強みでもある。私が60歳になったとき日本の人口はどれだけのものなんだろう。ふとGoogleで検索をしてみる。1億人はいるようだ。マーケットサイズは問題無し。仕事はあるだろうか?確かにこの点リスクはある。今や街中で働く海外の人を見ない日はない。また海外への外注もそれなりには進んでいる。ただ彼らができる仕事と、私がやりたい仕事の領域は重なってはいない気がする。その点、自分自身の仕事スキルさえある程度磨いておけば十分対応もできるのではないだろうか?この点について英語という成果中のだれもが使える言語を利用している先進諸国と比べると、日本語という独自の言語が守ってくれている気がする。 と、なまぬるい気持ちを持っていたりもする。日本人でよかったーとも思ったりする。それだけで十分に優位性が働く小さな井戸があるからだ。そしてその井戸はそんなに悪くない。井戸をでて、インターナショナルな環境で仕事を持ち生活していくことはエキサイティングであり、過酷だ。本当に食うか食われるかの世界だろう。 そのときはじめて、このハイコンセプトのコンテンツの価値は輝きを増し、危機感を持ち、この6つのセンスを懸命に磨きながら日々を戦っていくことになるのだろう。本を読む心構えが、日本人の自分と、著書が爆発的に売れたアメリカ人で違うという点についてここまで長々と綴ってきた。そういったずれのような違和感を少しだけ持ちながら読んだということだろう。 ただ内容自体は面白い。6つのセンスが活かされた商品やサービスの成功事例をいくつか思いつくことができるし、そういったスキルがある人の顔を思いつくことができる。これについて、もっと学んでよりよく生きてみたいという知的好奇心の動きだしには効く。ではそのスキルをどう学ぶかについては紹介される本、WEBサイト、ワークショップなどへということになる。少しだけでもヒントをくれたら助かるのにね。それでも面白そうなので1ヶ月1スキルくらいでしっかりと学んで意識して挑戦してみようかなとも思っている。 以下は6つのスキルについてのメモ(Ponintと自分として何ができるかについて) ”デザイン” 実用性に加えての有意性という価値観を認め、生み出す、受け入れる。 いいものをたくさん感じる機会を設け、有意性を知る。 “物語” 論理だけではない。物語で人を納得させる。 >よい物語を読む。よい物語を聞く。 >物語の構成を知る。 >コピーの可能性についても考えてみる。 >日々物語る。 >ミニミニ短編小説を書く。 30days ・物語の文章構成についての読書 ・コピーについての読書 ・よい文書についての読書 ・いい小説を読んでみる ・ミニミニ短編小説 “調和” 交響曲を聴いてみる 絵を書く いい例え話をまとめる 30days ・脳の右側で書いてみる ・モーツァルトを学ぶ “共感” 人の心を知る努力をする 表情を読む 話を聞く 30days ・人の表情を読み取れるかについて読書 ・マインドリーディングについて読書 ・EQをテストする。 “遊び心" 笑い、快活さ、ユーモアを学ぶ 出来事をまとめる 30days ・ユーモア。笑いについて。読書 ・1日1回は面白いことを考えてアウトプットする。 “生きがい” 生きがいの本を読書(夜と霧、ダライ・ラマの本) 備忘録 ハイコンセプト>パターンやチャンスを見出す能力。芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力。人を納得させる話をできる能力。ばらばらの概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力 ハイタッチ>他人と共感する能力。人間関係の機敏を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、ごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力など。
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☆これから求められる6つのセンス ・デザイン ・物語 ・全体の調和 ・共感 ・遊び心 ・生きがい ☆これからの成功者と脱落者を分ける3つの自問 ・この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか? ・この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか? ・自分が提供しているものは...
☆これから求められる6つのセンス ・デザイン ・物語 ・全体の調和 ・共感 ・遊び心 ・生きがい ☆これからの成功者と脱落者を分ける3つの自問 ・この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか? ・この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか? ・自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか?
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十数年前に読んだダニエル・ゴールマンの「[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062080486/250-5045663-9647462?v=glance&n=465392:title=EQ―こころの知能指数]」に非常に似た印象を受ける...
十数年前に読んだダニエル・ゴールマンの「[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062080486/250-5045663-9647462?v=glance&n=465392:title=EQ―こころの知能指数]」に非常に似た印象を受ける。内容はしごくまともで私が常日頃思っていることと同じようなことが多く語られていると思った。アメリカはマニファクチャーを日本に持っていかれ、ITをインドに持っていかれた。では次なる拠り所は何か? あらゆる商品は世の中に受け入れられた時点からチープ化しコモディティー化する。もはや機能や値段では勝負できなくなる。最後に残る差別化はデザインのように人間の感情に訴える「質」であり「経験」である。ダニエル・ピンクはそれらを「ハイ・コンセプト」という概念でくくる。これまでの論理中心だった「左脳型」から感性を操る「右脳型」への転換が一つのキーポイントになる。 「ハイ・コンセプト」を磨く具体的方法が模索される。そのためには「6つのセンス」を磨くこと。6つとは… +デザイン +物語 +調和 +共感 +遊び心 +生きがい 結構具体的な事例を盛り込んでいるが、アメリカで何が流行しどんなカラーのメディアがあるのか知らない我々にはいまいちピンと来ない部分が多い。この辺は日本版に作り替えて例を提示してくれないとダメだ。 訳者の大前研一は筋金入りの左脳人間なのではなかったのか思う。勝手な推測だがダニエル・ピンクも同じコンテキストの人のような気がする。そういう人が右脳型への転換を言い出すのにはちょっとうさんくささを感じないわけでもない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
1.よその国、特に途上国にできること 2.コンピュータやロボットにできること 3.反復性のあること を避ける。 第一の波:農工社会。 第二の波:産業社会。 第三の波:情報化社会。 第四の波:コンセプチュアル社会。 コンセプチュアル社会とは、既成概念のとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味付けを与えていくという社会だ。 指導要領があるようなものは、中でも一番先に淘汰されるであろう。 これからの世界で成功を収めるうえでカギを握る要素は変わりつつある。未来をリードするのは、何かを建造できる人や他人と共感できる人、パターン認識に優れた人、そして物事に異議を見いだせる人である。つまり、芸術家や発明家、デザイナー、ストーリーテラー、介護従事者、カウンセラー、そして、総括的に物事を考えられる人である。 仕事上の成功を収められるか、生活に満足を得られるかは「六つのセンス」に大きく左右されるようになる。「六つのセンス」とはデザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがいだ。 新しい時代を動かしていく力は「ハイ・コンセプト」である。アイコンセプトとはパターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力、などだ。 豊かさのおかげで、多くの人の物質的ニーズは過剰なまでに満たされた。それによって美しさや感情面を重視する傾向が強まり、物事の意味への追求に拍車がかかった。 デザイン雑誌を読むと、デザインに対する感覚が鋭くなるし、インスピレーションも得られる。 あなたは石の下に隠された、誰かほかの人が書いた人生の意義を見つけ出すわけじゃない。自分自身の内側から人生に意義を与えることでしか、それを見出すことはできないのだ。(ロバート・ファイアストーン) モノではなく、経験することにお金を使え。 「優れた交響曲」は良い。(ベートーベン「交響曲第9番」、モーツァルト「交響曲第35番(ハフナー)」、マーラー「交響曲第4番ト長調」、チャイコフスキー「祝典序曲(1812年)」、ハイドン「交響曲第94番ト長調(驚愕)」) オススメ本 成功ルールが変わる」 ネクスト・マーケット」C・K・プラハラード(英治出版) 夜と霧 世界でひとつだけの幸せ:ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生 フロー体験:喜びの現象学 このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか? 心はマインド 「やわらかく」生きるために ダライ・ラマ こころの育て方
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1デザインの意義は言葉では表現しきれないアイデアや感情を相手に伝えること よのなかには3種類の人がいる。文化の創造者、消費者、文化など意に介していない人。最初の2種類のどちらかになろう。 生活で最も重要なのは経験である。アイデアの交換が本来の人間のあり方だ。 2 議論より物語。➡...
1デザインの意義は言葉では表現しきれないアイデアや感情を相手に伝えること よのなかには3種類の人がいる。文化の創造者、消費者、文化など意に介していない人。最初の2種類のどちらかになろう。 生活で最も重要なのは経験である。アイデアの交換が本来の人間のあり方だ。 2 議論より物語。➡事実は無料で手に入れられるようになった。 事実を物語にできる力が必要だ。 要約する、感情に訴える いつでも自分の人生を物語として語れるようにしよう!! 他人に共感でき、善意のある人に、患者と人間関係を結ぶための良いスキルが身につく 3つの大事な要素 1境界を自分で超えていく人=マルチな分野を結び付けられる人 2何か発明できる人 3巧みな比喩が作れる人 共感力 生きがい 幸福の要因・・満足のいく仕事に従事すること、ネガティブなことを避けること 結婚、豊かな社会的なネットワークを築くこと、感謝、楽観主義、許すこと 大して重要でないこと・・・お金、高い教育、快適な気候で暮らすこと
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先日聴講させて戴いた渋澤健さんの講演の中で挙げられていた本。15年前に書かれた本だが、今でも十分に通用する内容。大事なのは、デザイン、物語、共感、調和、遊び、生きがい。
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2015.10.31 左脳重視から左脳+右脳の時代へ。デザイン、物語、共感、調和、遊びなどが大切な時代。エリートの概念や優秀の概念が変わるのでは?pcや代替わりの効かない能力が求められる時代にどう生きるか? とても参考になる。
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